ボヘミアン・ラプソディー

　先日、映画「ボヘミアンラプソディー」観てきました。

　なにせ私は、高校時代一番聞き込んだのがクイーンなので、青春の振り返りというか総決算というか再演というか、そんな感じで行って参りました。

　全体のストーリーは、リアルタイムで知っている世代からすると、全体のストーリーは、それなりに予測がつくものでした。

　ですから、私にとっての見所は、どちらかと言うと、自分の知らない名曲誕生の裏話や、映画館ならではの大画面と音響の方でしたね。

　でも、ボヘミアン・ラプソディーのピアノ・パート、以前から演奏していて、映画をきっかけにまた最近始めてみたのですが、映画を観た後だと、かなり印象が異なってきました。

　以前は良くも悪くも絵空事のロックオペラに思えていたものが、観賞後は、フレディの人生というのは、まさに「ボヘミアン・ラプソディー」(流れ者の狂詩曲)そのものだな、と。

　アフリカで生まれインドで育った青年が否応なく渡英し、なおかつ性的マイノリティという宿命を背負う。その苛烈さを考えると、「僕は若くして自分の人生を台無しにしてしまった。」「どちらにに風が吹こうが、なるようになるさ」という歌詞が、本当に胸にしみこみます。

　因みに、バラードパートのピアノ、左手を右手と交差させるフレディの仕草が格好良いので、私もこれをきっかけに交差させるスタイルに変えてみました。以前は、右手で高い音を弾いていたのですが、「なりきりポーズ」としては、左右交差の方が見栄えしますね(^_^;)。