地元、磐田の「しっぺい太郎伝説」
見付の「はだか祭」の元になったという
霊犬の活躍する物語。
簡単に言うと、霊犬が人間と共に化け物(狒々)を退治する話。
この、しっぺい太郎が長野県駒ケ根から連れてこられたことから、
(駒ケ根では、
早太郎という名前になっています)
磐田市と駒ケ根市は姉妹都市になっています。
で、この「犬」が人間の味方になって化け物をやっつける。
という話は、意外に多いのです。
能登では
「しゅけん伝説」というのがあります。
ここでは、猿神をやっつけます。
また丹波では
「鎮平犬伝説」があります。
ここの化け物は、三眼の大狸でした。
山形のは
「スッペ太郎 伝説」です。
なんか名前が似てますね。 霊犬は、三河から来たと。
岡山も似ています
「すっぺい太郎伝説」
こっちも似ていますw やはり、猿神をやっつけます。
もうひとつ宮城では
「竹箆太郎伝説」ですね。
近江から連れられて来て、化け物の猿を退治をします。
これらの伝説に共通しているのは、
「犬」が遠くから連れてこられて化け物退治をします。
そして、化け物の多くは「猿」です。
化け物は、人身御供を求め、犬は人間の味方です。
つまり、化け物(猿)は、人身御供を求め(富を奪う)
霊犬(犬)は、人間の味方となって、それを退治する。
それはそのまま、農作物を荒らす「サル」とそれを防ぐ人間の味方の「イヌ」という形です。
おそらくそれが、元々の原型なのでしょう。
そしてこの「犬VS猿」という物語は、有名なお話の原型にもなっているのです。
もっともそのお話では、猿は見方側に参加していて、やっつけられるのは「鬼」
そうです「桃太郎」のお話に変化していったのです。
Posted at 2016/01/16 00:41:39 | |
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静岡の伝説 | 日記