好天が続くという予報だったので、前日の夕張岳に引き続き、本日も山登りです。目指す山域は前週の日曜日と同じく十勝連峰。今回は十勝岳温泉スタート&ゴールです。
朝3時に起床。セブンイレブンでおにぎりを買って(おにぎり100円の日でした。ラッキー!)朝6時前に十勝岳温泉に到着。すでに駐車場はほぼ満杯で、駐車スペースを確保するのも一苦労。
こんな状況なのに周りの迷惑を顧みず、駐車スペース一台分にテントを張ったままのパーティーがいました(さっさと撤収しろよ!)。男女混成の中高年パーティーのようでしたが、パーティーのメンバーの誰もが空気を読めないのでしょうかね。それに駐車場はキャンプ禁止なのでは?
マナーやルールを守れない(判らない)登山者を見ると憤りを感じます。
登山届けに記入し、安政火口までは遊歩道歩き。活火山ですが自己責任ということで、今回もメットや防具等は持参しませんでした。万が一の時には命を守ってくれるのでしょうが、かさばるし重いのでやはりめんどうくさい。
カミホロと富良野岳の分岐点付近は雪上歩行。ところどころに残った雪渓は火照った身体を冷やしてくれます。
分岐点から富良野岳方面にむかってボチボチ歩いていきます。
それにしても杖(正しくはトレッキングポールって呼ぶのかな?)をついて歩いている登山者の何と多いことか!そして登山道は杖の先でつついて出来た小さな穴ぼこだらけ。私たちのように杖をつかずに歩いている登山者は少数派です。登山靴は履いてなくても杖はついているっていう登山者(←オイオイ)も見かけました。もはや杖は夏山登山の標準装備?
バランス感覚が衰えた高齢者とか膝・腰を痛めている登山者にとって、杖は楽に登る・下るための魔法のツールなのでしょうが、健康な若者が最初から杖に頼っていると、登山でのバランス感覚や歩行技術が養われません。最初から楽ばかりしていると、いつまでたっても成長しませんよ。
それに、岩や木を手でつかんで登る・下る方が安全な場合とか、藪こぎを強いられる道等では、両手に何も持っていないという状態の方が重要で、杖はかえって邪魔。杖を正しく安全に使うためには、ルートの状況に応じて使う・使わないの判断が的確にできるよう経験を積むこと、使わない場合の杖に頼らない歩き方をマスターすることが必要と思います。
エゾノコザクラ
稜線に出て右方向に進めば富良野岳に行けるのですが、あまりにも登山者が多いし、2年前の秋に登っているので今回はパス。左折してカミホロ方向へ。
まずは三峰山を目指します。富良野岳方面と比べると登山者が少ないのでホッとします。途中、数人のトレイルランナーに抜かされました。北海道の高山にも出没しているのですね。まあ、十勝連峰はアクセスがいいし危険なところもなく歩きやすいので、今日みたいに終日好天が予想されていれば、見かけても不思議ではありませんね。
コメツツジ
ウズラバハクサンチドリ。葉っぱの模様がウズラの卵の模様に似てますね。
カミホロ着。ここでお昼ご飯。3年前の9月、「美瑛センチュリーライド」という自転車イベントに出場した翌日に夫婦でここに登った時はとても寒く、おまけに濃いガスのためあたりの様子をほとんど確認できなかったのですが、今日は遮るものがありません。「なるほど、山頂はこんな風になってたのか!」って感じです。
休憩後、カミホロから十勝岳温泉に戻るつもりでいましたが、カミホロ山頂から十勝岳を眺めていたら登りたくなってきました。天気も持ちそうなので十勝岳を往復することに。途中、ヘルメットをかぶって歩くツアー登山のパーティーとすれ違いました。
カミホロからははるか彼方に見えていたのですが、意外とあっけなく十勝岳にとうちゃこ。風を避けて岩陰で休憩。
近くにいたツアーのガイドさんが「カミホロカメットク」を「カミホロ・カメットク」と、ホロとカメの間で切って話をしていました。私はこれまで「カミ・ホロカメットク」とカミとホロの間で切っていたのですが、どちらが正しいのかな?
雄大な景色に後ろ髪を引かれつつ下山。カミホロはピークを通らず巻くことに。避難小屋に隣接した天場は、付近にお花畑が広がり遠くにトムラウシが望めるという抜群のロケーション。雪渓から冷たい水が得られるし、トイレも小屋のが使えるし。機会があったらここで天張ってみたいです。
ナキウサ団地の中を通ります。声はすれども姿は見えず。
チングルマ
14時30分に十勝岳温泉に下山。終始展望が良く、爽やかな風が吹いていたので、前日の夕張岳登山よりも体力的・精神的に楽でした。ルート上のお花畑も、夕張岳に勝るとも劣らない規模と感じましたね(固有種は少ないのでしょうが)。
下山後はメロン直売所で1/2カット冷え冷え完熟メロンを食べたり、「フラノマルシェ」を覗いてみたり(すごい混雑!)、プチ富良野観光を楽しんでから「ハイランドふらの」でひとっ風呂浴びて帰宅しました。
ここのところ登山者が多いメジャー?な山ばかり続けて登って、少し煩わしく感じる場面もあったので、今後しばらくは、人が少ない静かな山を(涼しければ自転車も)楽しみたいと思う。
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登山 | 日記
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2015/07/16 21:00:46