みなさんこんにちは
モナミさんがオートバイで楽しい思い出を創出されているのに触発され、当方も思い出をつづって見たいと思います。
もう26年ほど前のことです。
兄が居りまして金沢に下宿をしているので、いい観光地なもんだからいっちょ行って見るかとなりました。
そのとき乗っていたオートバイは、兄からお下がりでもらったXL125Sでした。
(写真のはフロントフェンダーがオフ車らしく高い位置についていますが、本当のXL125Sは普通のバイクのようにタイヤに近いところについています。)
朝4時ごろ出発して、125ccですから高速には乗れず下道をひたすら走りました。
280km程度の距離ですが、16時ごろに到着したんじゃないかと思います。
その頃の道路は、まだまだ8号線も今の旧道がメインな時代でバイパスも少なかった頃です。
越前海岸は今ある道路を作っている最中で、まだ舗装されていませんでした。
今みたいに下道をだらだらと走る楽しみなんて余裕がなく、前途多難なイメージのツーリングでした。
やっと兄の下宿にたどり着き2~3日の居候をさせてもらいました。
滞在中のことですが、一応オフ車だったのでオフロードを走りに行きました。
目的地は犀川の上流のオフロードでした。
道がオフになってすぐに針金を踏んでしまいパンクしました。
オフを楽しむ前に終わってしまった・・・
かろうじてパンクを修理する技量は持ち合わせていたのですが、道具を一式兄の下宿に置いたまま気軽に出かけたもんだからとりあえず人家のあるところまで押すことになりました。
パンクしたオートバイを押したことがある人は判ると思いますが、重いです。
パンクした125ccのオートバイはパンクしていない750ccのオートバイを押すよりもはるかに思いのです。
パンクした後輪は左右に振れますし、乗って何とか移動するなんてできるようなもんじゃなかった。
道は悪いし大変な思いをして人里まで降りてきました。
大汗かきました。
後から思うとそれほどの距離ではなかったようです。
でも当の本人にとっては最悪の状況でした。
バスの終着点でもあるその場所には、犀川農協という農協件雑貨店のような建物があって、その向かいには犀川農協理髪部なる散髪屋があるところでした。
バスの出発時間まで待ち、オートバイを置き去りにしてバスで下宿まで戻り、道具を持ってまたオートバイのところまで戻りました。
その場でタイヤを外し、チューブを引きずり出して修理していたら、爆走から戻ってきた地元のやんちゃな人がやってきて話しかけてきました。
紫色のズボンにリーゼントだったと思います。
二人で話をしながらパンクを修理しました。
その後の記憶は曖昧で、帰るときの道のりなどは全く記憶にありません。
パンクを修理した記憶だけはしっかり残っています。
少ない小遣いで行った、若かりし頃のツーリングの思い出でした。
XL125Sの燃費は45km/Lで、
それ以上もそれ以下もなかなか変動しないオートバイでした。
非力で、目立たずその頃にはDT200とか派手なオフ車が流行で、ぱっとしない自分のオートバイには今ひとつな感覚でしたが、今となってはいいオートバイでした。
また乗りたいオートバイです。
次回、いつになるかは知りませんが、覆面パトカーをぶち抜いてしまった話を・・・
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おもひで | 日記
Posted at
2009/09/10 22:39:26