こんばんわ
2018 F1 日本GP DAY2
非常に・・・ひじょぉに・・・良いレースを見ました。
予選ですが、生であのドラマを見ることができたことは
一生の思い出になるでしょうね。
では最初にトロロッソのレースプログラムについてお話します。
FP3
12-13時で始まったFP3は時折日差しがさしますが
一気に雨に変わりまた上がりを繰り返す、気象の変動が激しいセッションでした。
トロロッソはガスリーとハートレーともにピットアウトを行います。
ハートレーは順調にラップを重ねていました。
しかし、数週したところで西側コース側に激しい雨が来ました。
各車ピットインして状況を見ながらの流れですすみ、
雨が上がったタイミングで再び走行を始めますが、
ガスリーのペースが上がりません。
目立ったタイム更新はなく、ガスリー最下位でセッションを終了してしまいました。
昨日の燃料系統トラブルとは違った、エンジンの調整の問題だったようですが
なかなかファンとしては肝を冷やし、やな予感しかしないFP3でした。
一方で案外「キてるな」って感じたのはハートレーでした。
公式予選
直前まで降雨があり、ドキドキが止まらない公式予選。
ここでは深いドラマがありました。
まさに「天をも味方につけた」とはこのことかと感じましたね。
Q1
ガスリー、ハートレー共にぎりぎりではありましたがQ2へ進出します。
ガスリーは予選の天才なのであまり心配してませんでした。
ハートレーも僕はファンであるくせに普段のFPを見るにあんまり期待してないことも
正直あった。しかし、今回はFP1の結果を見つつ、FP2→FP3と
タイムの向上が顕著で今回は不思議と不安はありませんでした。
序盤でザウバーが赤旗出したのはちょいとヒヤッとしましたが・・・
Q2
両者とも1分29秒後半代へ自己ベストを更新してきました。
ハートレーはガスリーに肉薄のタイムでした。
タイム更新後、最初のドラマが起こります。
突然、西側コースで激しい雨が降り出しました。
その波は、そのまま東まで到達し、Q2序盤でしっかりタイムと向き合った
ドライバーだけが通過するという結果に。
さらにドラマが起こります。
レッドブルのリカルドがまさかのピットアウトできずにセッション終了。
15位という結果によりまさかの久々ダブルQ3進出です。
Q3
最初に動いたのはなぜかフェラーリでした。
そのときは雨が上がっていて、メインストレートは目に見えて乾いていた部分も
みえたのですが、フェラーリの2台はどうしてかインターを装着して
わずか12分というセッションの中でチェック走行というギャンブルに・・・
ま、速攻で戻ってドライタイヤに戻してましたが
これがすでにドラマでした。
実は今年の鈴鹿のFPでは、ベッテルが怪しげなスピンを何度か繰り返していました。
ほかにもコースオフする車はいましたが、やたらスクリーンで目立っていたのは
ベッテル。そんなベッテルはやっぱりブレーキバランスに苦しんでいたようで
ヘアピン付近でスピンを喫します。
その一方、同時期にトロロッソの2台は1回目のタイム更新をします。
ハートレーが僅差でガスリーを上回り、コントロールラインを通過した直後、
再び大粒の雨が降り始めたのです。
ベッテルは結局、タイム更新ができず、最初のチェック走行さえなければ
もしかしたらポジションは違ったかもしれなかったのです。
そしてこの雨はかなり大雨になりました。
セッション終了待ったなし・・・
やはり、鈴鹿はトロロッソホンダの味方でしょうか?
タイミングの良すぎる天気の成り行きに感動すら覚えました。
結果
最終的にはハートレーは3列目、ガスリーは4列目スタートと
割と混乱に巻き込まれにくいポジションを確保したと思います。
厳しい言い方をすれば、オールドライコンディションであれば
予選はガスリーが10番手前後、ハートレーは13-4番手くらいのスタート
だったかもしれません。
でももしオールドライだったとして、これがウエットだったら?
って話になると違いましたよね?
タラレバの話など勝負の世界では言い訳にすぎません。
ドライだろうがウエットだろうがタイムを出したドライバーの腕と
適切なタイミングでピットアウトさせたチームの作戦勝ちなのです。
これも実力という物差しで測れることだと思います。
これは僕がハートレーファンだからってわけではなく、
純粋にですが、正直彼は「常に運に恵まれない」ドライバーだと感じてました。
(
何かにつけてクラッシュしたり時に不可抗力だったりと一度お祓いでも行けばいいのにって)
予選のタイムは今日で言えばガスリーをわずかに上回りましたし、
それ以外の前のレースでも、結果こそ結びつかず、メディアには
クビだクビだとこき下ろされますが、タイムは時にガスリーと0.01しか違わないことも
しばしばあったのです。
2018年のF1は1/1000で順位ががらりと変わる大混戦レースですから、
ぱっと見の順位だけでは振るってないように見えてしまうのです。
今日は良くも悪くもやっと「運」を味方につけたハートレーかなと感じました。
僕は結構真剣に感じるのですが、「運も実力のうち」とはよく言ったものです。
そして、ガスリーという生粋のフォーミュラードライバーがファーストドライバーとして
ペアを組んでいることも比較されることでハートレーは徐々に力をつけつつ
あるのだと思いますね。
来年もハートレーにはトロロッソで走ってもらいたいです。
明日の決勝・・・
なぜだかいつもテレビで見てるときよりも悪い予感はしません。
むしろ良い雰囲気に包まれています。
なんでもそうですが、すべてがうまくいくときというのそういう空気なのです。
不思議ですね。
明日、過剰な期待はしませんが、
3年間ポンコツとこき下ろされたホンダと
実況のたびに「まぁミナルディですしね・・・」って揶揄されるトロロッソにとって
すべてが良い結末を迎えられることを祈っています。
「努力」は僕の経験上「報われるもの」ですからね・・・
ではここからは会場の模様をお伝えします。
みえるかなー?これ、マクラーレンなのですが、
予選始まる前にみんなで部活みたいなことしてました。
軽い短距離走をみんなでしたり、画像のようにキャッチボールをして体をほぐすという・・・
身体をできる限り軽快にする施策でしょうね。
ホンダレーシングブースではなんと「RA618H」が展示されてました。
あと今回のコラボ腕時計のコンセプトマシンRA301も
ホンダコレクションホールブースでは
いつもの展示ですね。ホンダファンは見飽きた可能性もあります。
隣のトロロッソブースはいい感じで
盛り上がりがありました。
んで、ハートレー(?)と記念撮影をし、
ガスリー(?)とも記念撮影して
公式予選終了直後の会場は
予選でこの人だかりです。
決勝はもぅダメっす。きっと。予想できる。
そしてほんとのToroRossoのドライバーのトークを間近で聞いて
明日の決勝が良いトロロッソホンダにとって、実のあるものでありますように・・・
と願掛けしつつ、子供に怪しまれるハートレー(?)で締めくくります。
DAY2もお疲れ様でした!