みなさん。お久しぶりです!
久しぶりに更新です!仕事が忙しくて、かつ車ネタがあんまり作れず、
って勢いでダラダラ来たところで、ようやく書きたくなるネタができました。
今回はこちら・・・
HPI製 フロアバー for N-ONE
です!タイトルにあるように今回は準備編です。
ざっくり外観見ながら取り付け準備していきましょう!
まずは本体裏面がこちら・・・
このフロアバーはN-ONEに限定しなければCUSCOなど様々なメーカーから各車用にリリースされていると思います。
いわゆるトランクロッドやピラーバーのように、車室内に設置するタイプの
補強バーですね。これらの究極形態がロールケージだと思います。
ただし、HPIさんのは補強に加えてもう一つ、サーキット走行を考える方にはうれしい機能が付いています。
それが、レーシングハーネスの腰ベルト(股も可能)用アンカーポイントが設けられている点です。
通常、ここをクリアするためには車両の穴あけが必要です。場合によっては不要な車両もありますが、あまり車両本体に傷をつけずにクリアしたい人の打開策はシートレール共締めのL字アンカーなどを媒介にする方法です。
この方法は手軽ですが、ぶっちゃけ危険だと僕は思っています。まずJAF公式戦はおそらく車両規定でNGです。あと、そもそも、衝撃が加わった時に力が直接作用する部分がシートレールフロアボルトになるのでシートレールの特異な破損もしくはL字フック自体の強度がそれほど担保できないため、衝撃時に破損する可能性が大きいと僕は考えます。
じゃあこのフロアバーならいいのか?と言われれば、こちらも媒介にするのはシートレールフロアボルトです。ただ、力が加わるのは、それを考慮したプレートに締めこまれた、アイボルトから始まります。。力の作用には多段階の過程があるため、L字アンカーよりも力の伝わり方的な耐衝撃性では担保できると思います。
ちなみにJAF公式戦ではフロアバーを媒介としたハーネスの固定はNGです。ただし、規定に基づいた固定方法であるならばフロアバーもOKな場合があると思います。(オープンカーとかの人は特に)
話がそれましたが、まず仕込みをしていきます。
まずは送られてきた商品についているアイボルト各種の増し締めです。ここ、横に2本並んでいる股ベルト用アイボルトはソケットはいらないのでうまくしてください。腰に来る残りのアイボルトはソケットが入りますが・・・
多分18mmソケットですんで、ちょっと特殊です。
続いて車両側の施工に移ります。
前提ですが、純正のシートベルトアンカーボルトをアイボルトへ変更します。この時に、後ほど掲載しますが、レーシングハーネスを取り付けて、座席に取りまわした際、ハーネスが引っ張られる方向に対して垂直になるようにアイボルトの方向を考えてトルクをかけるように取り付けないと、安全性に関わります。
実際には、うまくその方向に向いたところでいい具合にトルクがかかればいいのですが、そうもいかないこともあるのでワッシャーを併用するなりなんなりで対応するといいと思います。
まずは運転席側後部座席のドア側純正シートベルトアンカーをアイボルトへ変更します。
こちらのアイボルト方向は車の進行方向に向かって、左傾きでトルクがかかるようにしています。後述の画像で理由を述べます。
続いて、後部座席中央のシートベルトキャッチの運転席側のボルトをアイボルトへ変更します。
こちらのアイボルト方向は車の進行方向に向かって、右傾きでトルクがかかるようにしています。
ここでなんですが、まず、シートベルトキャッチに使用されている純正ボルトには抜け止めワッシャーが付いているので、緩めたところですんなり外れません!
できれば両方緩めたところで、一度ベースを取り外す方がいいと思います。
また、この車、ボルトの着座位置が奥まっています。HPIさんのサイトにある情報では、ロングアイボルトにカラーをかませて、着座位置を上げているようなので、僕もこれで対応しました。ちなみに、HPIさんからは諸般の事情でアイボルトは販売できるが、カラーはできないとのことですので、市販品で対応しました。
ちなみに僕はバイク用品メーカーPoshさんの20mmタイプカラーを首下48mmのアイボルトに使用して、アイボルト自体のネジ掛かり代を28mm確保することにしました。純正のボルトが23-4mmくらいなのでちょっと長いくらいです。
尚、元からついてる抜け止めワッシャーも、ほんとは新品交換推奨ですが、今回は再使用しました。
カラー情報:Posh ユニバーサルカラーセット M12-20t 外径25.6mm
トルクですが、アンカー周りのトルクは結構大きく、40Nm前後くらいが多いです。アイボルトについては角度の問題もありますので、着座したところから、柄の長いレンチで締めこむとそれなりのトルクで締まります。ほんとは片口タイプのソケットに換装したトルクレンチで締め上げがベストです。通常の六角で締められる部分はしっかりトルクレンチで管理しましょう。
肩ベルト取り付け完成図
先ほどのアイボルトの傾きについてですが、レーシングハーネスは衝撃時に、胸部の拘束を確実に確保できる事を前提として、クロスレイアウトを取ります。この時にどちらの方向へ引っ張り荷重がかかるのか考えてアイボルトを締めこんでいます。
肩ベルトまでの仕込み完了です!
Posted at 2020/10/24 07:51:43 | |
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