クルマもバイクも大好きだけど、飲み会も大好き。
本来、この日は「たまにはおいでよ福井へ」のイベントに、いつものメンバーで参加予定だったのだがコロナの大騒ぎで中止へ・・・・・。
ホテルや何かも予約入れていたのにキャンセル、初の県外「飲むの会」楽しみにしてたんだけどなぁ・・・・・・。
と言う訳で、当日はいつもの基地にて、いつもの飲み会。
連休中日なので午前中にいつものメンバーは集合。
たまにはお昼ご飯くらい外で食べようって話になって、私とカモさんが「鶏唐でビールが飲みたい。」とっ主張したため比較的近所の中華料理屋さんへ・・・・。
洒落た内装の「上海茶楼」さん。
もちろん、昼ご飯から生ビール。
中華風の鶏唐と、ピータンに肉団子甘酢掛け、四川風麻婆豆腐に各種点心のセット、こいつらを冷たいビールで流し込む・・・・・、旨いに決まってる。
特に昼間のビールは格別である。
汚い画像だけどごちそうさまでした(笑)
そして、基地に帰ってからはウイスキー。
もうねぇ、酔っぱらう気満々(笑)
・・・・・ここからはちょっと気取って昔風に。
南蛮渡来のギヤマンにこれまた舶来の洋酒、ウヰスキーなるモノを静かに注ぎ入れる。
光り輝くギヤマンは欧羅巴は仏蘭西国のバカラ村で作られた逸品と聞く。
それに静かに注ぎ入れる洋酒は酒精40度と口に含めば舌がピリピリと刺激を受け痛みすら感じる、グイと飲み下せば喉が焼き付く様に熱くなるが、その後口中から鼻腔に掛けて得も言われぬ美しい香りが広がる。
日本の酒とは根本から違う。
これが欧羅巴の酒か・・・・・。
このギヤマンは1764年にルイ15世がバカラ村にガラス工場を許可した事から始まったとされる・・・・・・。
その技法はクリスタルガラスと呼ばれ、未だ王室や貴族が繁栄していた頃の時代なので、当時としては大変高価で希少な商品であったのだろう。
やっぱこの文体、面倒くさいなぁ・・・・・、いつも通りにしよっと。
・・・・・・と言う訳で、久し振りにそんなグラスでウイスキーを飲みたくなった。
思えば30代の頃、自分が頑張った時とか、良い事があった時、自分に対するご褒美として少しづつ買い足していった、たかだかガラスのコップの癖に高価ではある。
普段はストレートかトワイスアップの場合、ウイスキー専用のテイスティンググラスで頂くのだが本日はこのショットグラスで飲る。
私の一番好きなデザイン、タリランドのシリーズにあるショットグラス。
コレ、底の部分が分厚くて重たくて、飲み口が薄く口当たりが心地良い。
手にすると底の部分がどっしりと重くて掌の中のバランスが大変良い。
似た様なデザインでアルクールと言う代表的なグラスも有るけどコチラのタリランドの方が繊細な感じがして好き。
よく飲みに出掛けていた時分は数軒の行き付けのラウンジにグラスを預けボトルキープならぬグラスキープをしていた。
お店の人が洗う際、何度かグラスを割られ、以降グラスキープは止めた。
以前の事務所の時は偶にこの手のグラスを取り出しては使っていたのだが、今の基地に移ってからは今回が初めての使用となる。
久し振りに手にするこのグラスは手に馴染み心地良い。
今日の使用の為に昨日食器洗い乾燥機で洗浄している。
ガラス器は手洗いよりは食洗器で洗うのが良い。
食洗器の方が絶対にガラスが綺麗に洗えるし、クスミも出ず輝きが違う、破損の心配もない。
ちなみに・・・・、普段使っているテイスティンググラスはこう云うヤツ。
ウイスキーの香りが閉じこもり易い形状のシングルモルトグラス。
最初の一杯は飲みやすいウイスキーが良い。
セレクトしたのはグレンフィデックの30年物。
味はもちろんの事、コレは香りを愉しむウイスキーだ。
ショットグラスに僅かに注いだだけでその香りが辺りに広がる。
ホント、美しい香りが凝縮された様な液体である。
このウイスキーは「濃縮された香りを飲む」と云うのが正しい愉しみ方なのだろうと思う。
お酒の飲めないアネゴとYS閣下をほっぽいてカモさんと二人でウイスキーを頂く。
アネゴからは何故か「表彰状」と副賞のウイスキーが送られた。
たった1カ月の勤続表彰・・・・・(笑)
途中退社した身としては素直に喜べないけどウイスキーは嬉しい(笑)
春らしく快晴の青空。
とうぜん焚火がしたい。
そしてウイスキーはスコッチからバーボンへと移る。
今回はヘンリーマッケンナ・・・・・、以前はもう少し高かったのに最近安くなってお買い得。
焚火を眺めながらバーボンのロック、すぐ横で全塗装したばかりのカモさんのロードスターから爆音でミュージックが流れる。
オープンなので多少の距離が有ってもよく聞こえる。
日が当たると寒くも無く、マサに春の陽気。
炎の熱とアルコールの代謝で凄っごく心地良い。
キャンピングチェアーに腰掛けているとうたた寝しそうに気持ち良い・・・・。
ああ・・・・・良い土曜日だ。
私の場合、仕事からの解放感が更に心地良さに拍車を掛ける。
小腹が空き、少し日が陰ってからは室内に戻りお摘まみを作る。
エシャロットと洒落た名称が付いているが・・・・、ホントは「早や取れラッキョウの生」にコチュジャンとマヨネーズ、少量の醤油を合わせたソースで頂く。
この時期にしか食べれない珍味? だ。
シャキシャキの食感と新鮮な旨味と多少の辛み、人により好き嫌いは有ると思うけど旨い。
エシャロットを摘まみ乍ら次はアヒージョを作る。
牡蠣とホタルイカのアヒージョ。
スキレットは小振りのモノしか持っていないのでフライパンで・・・・。
具材を食べ終わったら、残ったオリーブオイルにカニ味噌を溶き入れて、一口大にカットしたフランスパンのトーストを浸して食べる。
濃厚な味覚のソースとカリッと焼いたパンが美味しい。
・・・・・、でも、この辺りから眠気が・・・・・・。
途中「ぬこぱんち」さんが来られ、私の記憶が途切れる頃に「くにたん」さんが来られたようだ・・・・・・。
毎度の事ながら人様をお招きするホストとしては最低の因幡屋・・・・反省はしないけど。
これが因幡屋クオリティ。
・・・・・そして、来月。
今度こそ、ホントに県外へと出張する「飲むの会イン奈良」開催予定。
奈良の「八咫烏」さんの処にお邪魔する予定。
吉野の桜・・・・・、開花時期に間に合えば嬉しいんだけど(笑)