こんにちは。
お久しぶりです。
不思議なもので、ついこの間まで、息苦しく感じていた自粛生活も、それが「当たり前」のように感じるようになってきました。
今月に入り、我が家に新しいクルマがやってきました。
N-WGN Lターボ 4WD です。
四姉妹の子育ても、下の娘の小学校入学によりだいぶラクになって、病弱な私に代わり、万が一の時、容易く妻に会社を引き継げるよう準備をしてきました。ようやく稼げるようになってきたため、妻用の営業車として購入しました。
アクティの乗り継ぎ、N-VAN、そして義理両親へのフィット…と、すっかり「ホンダ信者」になってしまった私。かつて「日産党」だった頃の自分を思い出します。
N-WGNに乗って驚くのは最近の軽自動車の進歩の著しさです。
クルーズコントロールまで備わって、かつての高級車並みです。
では…楽しいか?…と聞かれると、「YES!」と答えられない。
機能や性能が格段に向上した分、自分で走らせる「愉しみ」は無くなってしまったと感じます。
それでも妻は、Q3やヴェルファイアをそっちのけにし、久しぶりの小さなクルマをとても喜んで重用しています。
時を同じくして、私の元へ来てちょうど1年となった560SELを初車検にディーラーへ出しました。前オーナーが新車時からずっと丁寧なメンテをしてくださっていたおかげで、これといった重整備もなく、2日で戻って来ました。
560が整備工場から戻ってきた際、
先にオーダーを入れたGクラスの情報がもたらされました。
装備や内装色などをオーダー選択したため、半年先の11月納車とされていましたが、それよりも私の元へ届くのが早まりそうです。
2ドアオープンの280SL、セダンの560、チョイ乗り用のスマート、そしてクロカンのGクラス…とベンツラインナップはひとまずこれで満足で、この顔ぶれと永く付き合っていこうと思っております。
そして、旅立ち。
フィットと入れ替えで義理父から託された17クラウン。
今週末に新しいオーナーさんの元へ。
半年間、1万2千キロほど乗りました。
最後の直6クラウンは、そのエンジン特性だけでなく、しなやかだけど踏ん張る足回り、造り込みの丁寧さなど本当に良いクルマで、気がつくとクラウンばかり乗り出している自分がいました。
けれど、難点は、その安楽さから、本当にクルマに対する興味が薄れていく…といったことでしょうか。「これでいいや」とクルマにどんどん無関心になっていくのがわかりました。
外国車ばかりを嗜好してきた私。
そして、かつては「アンチクラウン」で「セドグロ党」だった私。
クラウンを指名買いして乗り継ぐ方がかつては多かったことに納得。本当にバランスがとれた良いクルマだったというのが総括です。
次のオーナーさんは同じ県内で、引き取り後、ディーラーであるトヨタ店で名変をするべく、予約を取ってあるそうです。大切にしていただけそうな予感がしております。
そして、430グロリア。
一時期、熱が入り、Y30、Y31、そして430と3世代のセドグロを所有してきましたが、いよいよ最後まで残った430も来春の車検前までに手放す決意を固めました。
その理由は色々あります。
まず、セダンは560SELの1台に絞ろうと思ったこと。これは、現行Sの乗り換えをやめGクラスにしたこと、今回の17クラウンを手放す理由にも当てはまります。今の自分にはセダンは1台あれば充分だと思ったからです。
そして、40年前のクルマにしては、低走行で、ずっと地下車庫保管だったこともあり、内外装ともに抜群の状態で、容易く乗り出すことを躊躇ってしまうがために、ほとんど車庫の肥やしになっていることです。5年前に手に入れてから私が乗った距離はわずか1,000キロほどです。
新車から今まで、この430は、眠っている時間が長かったことが、記録簿の履歴から想像できます。
走ることがクルマの「使命」ですので、そういう意味では悲運なクルマだと感じます。
かといって、もとよりケチな私は、この430をこの先どんどん乗り出して距離を伸ばしていくことはできそうにありません。
「旧車は手放したら最後。また欲しいと思っても同じクルマは手に入らないよ」…よくそうたしなめられますが、それは充分わかっているつもりです。
Y30も31も、手放した後全く後悔しなかった…と言えば嘘になります。けれど、両車とも、次のオーナーさんが可愛がってくださっていて、幸せに感じております。
430も私が手に入れた頃に比べ、市場に出るタマ数も減り、かつ程度の良い個体が本当に少なくなっています。私が今考えている売却価格も決して安い金額ではありませんが、このクルマの価値をわかっていただけて、ずっと愛していただけるオーナーさんに引き継げたらと思っております。
そして、Gクラスを手に入れるため、また新しい223型がデビューしさらなる値下がりの前に、ちょうど一年前に手放したS550プラグインハイブリッドロング。このクルマもオークションにて売却しましたが、これが縁となり次のオーナーさんととても仲良くなれて、時折LINEにて、かつての愛車の近況を教えてくださいます。
長距離走行が多い使い方のオーナーさんらしく、1年足らずで10万キロを達成されたようです。
私が新車で下ろして手放すまでの約5年間の走行距離が4万5千キロでしたので、私が付き合った距離数を軽々と超えてしまったようです^_^
大きなトラブルもなく、私が紹介させていただいた地元のヤナセで定期メンテをしっかりやられているようで、このクルマも本当に可愛がってもらってるようで嬉しいです。
本当はもっと息長く…手に入れたクルマを愛してあげるべきなのかもしれません。
けれど、人の一生は意外と短く、その限られた時間の中で、多くのクルマに触れてみたいという思いが強いのです。
セダンは560の一択…と述べたばかりですが、Y32のセドグロかシーマ、そして永遠の憧れポルシェライン500Eはいずれは手にしたい。
めぐりあったクルマたちにとって、私は一瞬の「通過点」。
私の元にある時は精一杯可愛がってあげ、それが次のオーナーさんに引き継がれていく…。
思いは繋がっていく…そう確信し、それで良いのだと。
あとどのくらい自らハンドルを握れるのかわかりませんが、もう少しだけ、クルマ道楽を続けていくつもりです。
相変わらずまとまらない文章ですみません💦
また書かせていただきます。
(最近、田村正和さんの訃報に触れて、この曲を思い出しました。「Alfie」…かつて田村さんが主演だったドラマの主題歌です。歌の中ではおそらく人名なのだと思いますが、「信頼、確信」という意味をもつ「Alfie」。クルマを通じ、色々な方たちとめぐりあい、信頼関係を築けたら良いなぁと感じております。)