昨今、車の走行距離=極端に少なくなる傾向。
ましてや、旧車。
だからブレーキライニングなんて、
ほとんど交換しない。
久々~のライニング交換作業。
リビルトの際、ライニングをドラムの摩耗に合わせ
外径を削ってもらう。コレで安心・・・と言うと
そうでもない。
50ねん近く経ってるし、当時もん品質のアルフィンドラム。
数10キロ走って、ライニングの当たりを合わせなきゃ、
そうじゃなくても、プアーな、S600のブレーキ制動力。
たとえ後輪でも、気分はかなりビビリ気味な作業事案。
当たり面積の不足はS600の
制動力とブレーキペタルのフィーリングを直撃。
「効かない」って史実ながら、本来の状態の何割以下の車両も。
ドラムとライニングだけの関係だと、
ライニング径が小さいケースと大きいケースが混在する場合も。
理屈じゃ、あり得ないけれど、現実にはある。
大きな盲点。「バックパネル」のひずみとズレ。
半世紀。 その間、いろんなコト?発生。
ライニングはバックパネルに沿って動くから当然の結果。
ドラムも、個々のバックパネルの変形に合わせて、摩耗。
ライニング交換時は、垂直な当たりだけじゃなく、
その影響で、ライニングの取付傾きも影響大。
整備業者だから、稼業だから、「片効きの矯正」も含め
一応、コレくらいなら、怖くないだろ。…って「当たり調整」後、納車。
「少し意識して(効かない事↓)しばらく走れば、改善していきます。」
コンプライアンス? 言い訳?・・・添えて。
最も旧車らしい? 人間的な?? 対応・・・
危険は伴うけれど・・・(大発汗)
当たりが悪い、効かないブレーキをそのまま、なだめながら(笑)使用。
径差、ズレ、傾き、当たり具合・・・何もかも、巻き込んで?
「走っていくコト」で、全て、「実情に馴染んでいく現実」
昔の車、昔の人間は、ソレが似合う・・・とも?想う。
なんでもかんでも、初めから、
結果を、キツ~く、求められる、求める、って
違うんじゃね。 今でも。
・・・クソ爺々~だ。
Posted at 2019/12/18 09:25:40 | |
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