何でもそうですが、自分が気に入る、自分が満足できるかが一番大切。
趣味の「模型の世界」に20年ぶりに出戻って、最初は「右も左も分からない」状態なので、まずは模型雑誌等のhow to通りに作った。
でも、完成したモノが自分の求めてる見栄えじゃなかったので、自分の求める仕上がりになる様に、色々考えて試して試行錯誤するように。
「模型界の常識、セオリー」だろうが関係無い😉
「綺麗に精密にリアルに美しく格好良く」作るのが自分のポリシーだから。
大体、取説の指定色で塗ると、全然リアルじゃない😎
例えば
取説には銃器は「ガンメタル」で塗れと。
それで塗るとメチャクチャ「オモチャ」チックな仕上がりに😅
全然リアルじゃない。
銃器って 素材が高張力鋼で、確かに「鉄」系ではあるが、ご存じの通り、鉄系金属はそのままだと直ぐに錆びるので、防錆として表面処理を行う。
銃器の場合は「リン酸塩処理」と言って、鉄とリン酸塩の化合物を素材表面に作る。
あの銃器の見た目の「青黒さ」がリン酸塩処理膜。
一般的には「パーカーライジング」と言われる。
※大ベストセラーの「機関銃の代名詞」的なM2機関銃の実物の写真
なので、メタリック塗料で塗るのではなく
黒+ジャーマングレー+クリアーで半ツヤに塗って、黒系で墨入れしてから、エッジ部分を5Bの鉛筆で擦ると、リアルに仕上がる😉
(因みに、墨入れに「黒」を使うとリアルに見えないので、「そのモノの色+黒」で行う。墨入れって要は「影」なのでね。真っ黒な影が出来る程の深さは無い筈なので😉)
※タミヤ 1/35 M1A2 SEP TUSK II(米陸軍現用主力戦車)のM2機銃、M240機銃もこの方法で塗装してます。
※フィギュアのデジタル迷彩は実物の写真を見ながら雰囲気で塗装してます😉
※「M1A2 SEP TUSK II in Iraq」ヴィネット
イギリスで刊行されているタミヤ・モデル・マガジン・インターナショナル誌 216号の表紙、メイン記事に掲載
https://miki-s.hatenadiary.org/entry/20140219/p1
何故かミリタリー模型の塗装は「つや消し」塗料で塗るのがセオリーの様になってる😅
つや消し塗料皮膜の表面は、ガサガサしてるので「つやが出ない」
でも、接写して写真を撮ると、その塗料の「粒立ち」まで写るので、全然リアルじゃない😅
いかにも「プラモデルです」という感じ😉
モノの「リアルさ」って「色、質感、ツヤ」で決まる。
なので、自分はサフも基本塗装も、塗料にクリアーを足して、半ツヤ〜ツヤ有りで塗っていって、最後の最後にツヤの調整で「自家製ツヤ消しクリアー」を吹く。
こうすると塗膜が粒立ちせず、硬質感が出るし、接写で写真を撮っても塗膜の粒子は見えない😉
結果、スケール感を消す事が出来る。
※タスカ 1/35 M4A1シャーマン戦車
適度なツヤと緻密な塗膜で、硬質感と重量感を出して、スケール感も消してます。
※仮設橋に乗り上げた瞬間を切り取ってます。
※こういうポーズのフィギュアのキットは無いので「無いモノは自分で作る😉」という事で全てのフィギュアはセミスクラッチ
ヘッドはレジン製ガレージキットから。
※オレンジ色の部分がエポキシパテで造形した部分😉
銃のスリングはコピー用紙から。瞬間接着剤を染み込ませてコシを出してます
こういう事を常に考えて、試して、自分の思惑通りの仕上がりになった時は、凄く嬉しいんだよね😎
自分が飽きずに、ずっと眺めていられる作品にしたいから😉
Posted at 2023/02/15 18:09:05 | |
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