1月に粉砕したフロントリップですが、ようやく修復完了しました!
最初はガラスマットとポリエステル樹脂で部分的に点付けのようにくっつけていきました。
元々のラインの見本にと、自分で撮っていた写真を印刷して補修の参考にしました。3方向からチェック。
硬化したら取り外してみてラインのチェック。そしてまたFRPでくっつける。その繰り返しです。
考えていたよりもボロボロでなかなか作業がはかどりません。
点付けを繰り返して、ようやく片手で持ってもグラグラしないぐらいまでになりました。
ラインやネジレなど入念にチェック。
何回 付け外し&FRP補修したか分かりませんがかなりの回数を繰り返し作業です。
また車両に取り付けてチェック。
右側がバンパーやフェンダーに対して少し外側に張り出しています。
ここまでくっつけてきたのでどうしようか悩みましたが、あとから気になるとイヤなのでやり直すことに。。。
入念にラインを見ながら作業を進めたつもりですが元々の寸法よりも長くくっつけてしまった感じです。
カットして少し短くしてから再度くっつけました。
ラインは決まったので、次は裏面の補強とダクト部分の復元です。
写真を参考にしたりしながらなくなっている部分を想像で形状を復元していきました。
ダクト部分の復元と同時に、上と下が分離した部分の裏面の補強も。
硬化したらひっくり返して表側の修正も。
できるだけパテを使わなくても良いように、FRPが盛りぎみになるように仕上げていきました。
FRPが硬化したら面を出すためにペーパーでならしていきました。電動工具の力を借りました。
このリョービのサンダー(兼ポリッシャー)は大活躍でした。全部 手で(人力で)やるのは絶対無理ですね。。
掃除機にくっつけて粉塵を吸いこませながら研削できるのでガレージ内でも普通に使えてすごく便利です。
何度か「FRP盛りをしては研削」を繰り返してようやく「形」になりました。
少しずつ作業したので、ここまで約1ヶ月かかりました。
ある程度ペーパーで慣らしていますがまだまだ面が出ていないのでパテでもう少し綺麗にしようと思います。
以前ネットでFRP補修セットを買った時に付属していたタルク粉(?)というものを使ってみました。
ポリ樹脂とまぜて使うとパテのようになる感じです。
あちこち塗って(盛って)いきました。リップ先端部分は形がまだうまくキマっていないので多めに盛りました。削りながら形を仕上げていこうと思います。
硬化したらペーパーでひたすら研削&研磨。今度は手作業で行っています。
何度もデザインを確認しながら繰り返し削りました。
今度はポリパテで表面をならしていきました。
できるだけ薄く塗ったつもりですが難しい。。
硬化したら耐水ペーパーで地道に研磨していきました。
ここまで仕上げたのでいっきに塗装に入りたいところですが、FRP補修とパテと元々の赤い塗装で「まだら模様」になっておりちゃんとラインが出ているのかどうかがよく分かりません。
プラサフを吹けば確認できそうですがなかなかスプレーガンで塗装をする時間がない。段取りに時間がかかるので。
缶スプレーのラッカープラサフならすぐにでも塗れそうだけど、塗装に使うロックペイントの塗料(プロタッチ)の下地には使えないみたい。( 溶剤でチヂミをおこしたりするらしいです)。
でも唯一ロックペイントの一液型プラサフなら使えるみたいで、ぺいんとわーくすさんで缶スプレータイプにした商品のラインナップがあったのでそれを使って塗りました。
ガレージの外でささっと塗装。
細かいラインのチェック。プラサフを塗るとデコボコやラインなどがよく分かりますね。
このあとあちこち削って、またパテを塗ってまた削ってもう一度プラサフ(缶スプレー)を塗りました。 そしてペーパーで表面をきれいにしました。
多少のデコボコはありますが、私個人的には無問題。 綺麗に(?)なりました。
これで形状の修復は完了です! 2ヶ月ぐらいかかりましたがあとは色を塗るだけ。
新たに購入したチャージスピード製のフロントリップもプラサフ塗装して塗装準備完了です。
2つのフロントリップの比較。上がチャージスピードで、下がエアロマジックです。
並べて置いたらよく分かりますが、チャージスピード製はダクト部分の面積がかなり大きいです。
塗装ですが、以前ぺいんとわーくすさんで買ったやつを今回も使います。
・プレソルで脱脂
・ベース塗料(ブレイズレッド)はプロタッチ
・シンナーは気温に合わせて速乾型と標準型を混ぜて使用
です。
スプレーガンでの塗装は綺麗に仕上がるのは良いのですが、段取りに手間がかかります。
まず塗装する場所の確保と養生。ガンや溶剤、塗料等の準備。そして塗装そのものの時間。塗装後のガンの洗浄や片付けなどなど。
これらのこと(時間)が私にとってはすごく問題で、「休日を使って作業」とかいうのがなかなかできません。せめて半日でも、、と思いますが難しい。。
なので破損修理も夜間に少しずつ進めてきたわけですが、塗装も夜にできないか??と考えました。
最近は夜でも気温が上がってきて10度を超える日もあります。
桜の開花も迫ってきているし、FCにリップを付けた状態で写真を撮りたい。
そういう理由もあり、夜の塗装ができるように準備しました。
倉庫の一角を養生して、コンプレッサーや塗料や道具一式を事前に運びました。
そして屋内でも塗装できるように大型の扇風機(工場扇)を外に向けて設置。
窓をあけた状態で工場扇を回して塗装します。
塗装のミストは多少は床面に落ちますが、かなりの部分を工場扇が外へ排出してくれます。
またこの時期(春先)はまだ虫が出ないので窓を開けていても大丈夫。
その風景はこんな感じです。
コンプレッサからフィルタレギュレータにつないでスプレーガンへ。
まずはブレイズレッドを塗装。1液型なのでシンナーで希釈してガンで吹くだけです。
捨て吹き(?)を含めて4度塗りぐらいしました。ダクト部分のような細い穴が塗るのが難しいですね。。
1時間もすれば次はトップコートの塗装です。
ロックペイントの「ハイパークリヤーS」。 硬化剤が3対1の比率のやつです。
クリヤーは3度塗りぐらいしました。
こちらはエアロマジック製のリップ。
そしてこっちはチャージスピード製のリップ。
翌日、硬化後に並べて写真を撮りました。
所々ホコリが付いていたりしますが全然OK。
せっかく直したので、愛着のあるエアロマジック製のリップを取り付けました。
2ヶ月ちょい作業にかかりましたが、直って良かったです(^^)
フロントリップスポイラーの破損修理の詳細レポは
本家ホムペにUPしています。
・その1 破損状況
・その2 FRP補修
・その3 パテ補修
・その4 チャージスピード製フロントリップ
・その5 塗装
これでやっと桜との写真を撮ることができました!
ライトアップされた桜の下で
フロントから
リヤから
少し引いて
サイドから
チェイ号の写真も撮りました。お昼にチャチャっと撮影。
フロントから
斜めから
斜め後ろ
リヤから
近づいて
そしてFCも。これといって変わり映えしませんが。。
桜のトンネル
少し引いて
バックショット
桜並木
右斜め前から
直したばかりのリップ。パッと見、違和感はなさそうなので良かったです。
以上です。