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最近お気に入りの大菩薩エリア
上日川峠ヒルクライムに行ってきました。

アクセスはとても良いですね。アプローチは大月から笹子峠を越えれば良いので、近いです。
何気に大月〜笹子峠って、道も気持ち良いのでドライブにもうってつけ。
本当はバイクで超えたいですが、笹子峠は危ないですね。


甲斐大和からヒルクライムスタート。
上日川峠まで20kmで1100m登ります。ヒルクライムレースにうってつけなルートですね。

しかもスタートの甲斐大和も標高が600mt近くあるので、都内よりも3度以上涼しいです。（都内は千葉よりも2度以上高いので、実際は5度以上は低い）
この時期にバイクに乗るならうってつけなのですが、この通り、それでもヤバイ暑さです。


涼しさを手に入れる代わりに、なんでこんなに苦しい思いをしないといけないのか？が今回のテーマでした。
暑い中に、だらだらと走る方が楽なのではないか？
そう思わなくもありません。
ではなぜこんなところにきて、こんなに苦しい思いをしないといけないのか？さっぱりわかりません。

のっけから17%くらいの上りが続き、それも上り一辺倒。。。
私は何をしに来たのかさっぱりわからなくなり、自分を維持するのがやっとの状態。

しかし、峠に近づくとこの通り美しいブナの森と高地特有の森の香り。
広河原とか、上高地とか、あの香りです。最高ですね。


今日も大菩薩に登るハイカーでごった返しています。
びしょ濡れなジャージだと寒くて仕方ないですね。ここは登山家の世界。私みたいにバイクで来た人ももちろん、車でなんとなく来た人も困惑する場所です。
痛い視線を感じながら、早々に下山です。


下山したら、先日の大菩薩登山で気になっていたお寺、景徳院を散策します。
武田終焉の地として有名な甲斐大和でしたが、まさにここがその終焉の地みたいですね。

案内板を見て、なんてことだ。。。と感情に浸っていましたが、
北条夫人の辞世の句を目にします。

「黒髪の乱れたる世ぞ果てしなき 思いに消ゆる露の玉の緒」

いや、だめだこれ。なんだこれ１９歳の女の子ですよ？
深く考えるとその場に泣き崩れそう。なんなんだよ。なんて酷い。
家康許すまじ、家康許すまじ、ってか家康も応えていたからこのお寺建てたのかな？


山門に武田の家紋がありますね。

当時に思いを馳せますね。

ここのところの暑さは異常です。
もうお盆なのに、いやお盆だから暑いんすかね。
走る所なのか、強度なのかを考える必要があり、また、今の状況から関東から出るのもだめ。
ということでガチ蜜の都民の森へ行ってきました。

しかし、途中で暑さに捕まり、３倍も出ませんでして。。。
仕事が忙しく乗る時間が設けられません。
仕方のないことですが、今まで仕事が忙しいという方は本当はどうだか？という目線で見ていましたが、今はわかります。


それにしても、この暑さのなか外に出るのは考え物です。
危ない。素直にそう思います。
みなさま、気をつけてください。


午前を標高の高い奥多摩で過ごし、午後は自宅のクーラー。

早くも冬が恋しいです。

夏休みは先日キャンプで行った際に気に入った西伊豆の海岸線を走りに行ってきました。
と言っても、伊豆とはそれ自体が山で、下田から沼津までの獲得標高が4700mもあると言う情報がありました。
車で通った際も、こりゃ山しかない、と思ったのですが、さてどうなるやらです。

さらに私が走りたかった西伊豆は千葉みたいに電車がありません。
一番最寄りは修善寺か、沼津か、下田です。
何かあったら、そのまま風葬です。

考えに考え抜いて月ケ瀬を拠点にする125kmのルートを設定しました。

今回もマシンは785RS。というのも675はディレーラートラブルでインナーローが使えなくなってしまったので、その代わりです。正直レーシングマシンで公道はしるのか。。と思わなくないですが。

さて伊豆は自転車を呼び込んでいるみたいで、道には自転車の通行ラインがペイントされていますし、各所にラックが設置されています。
どう考えても、上級者向けの土地柄なのです。その話は後ほど。


もう行きましょう！
肌の色が透けて見える高機能ジャージで暑さにどれだけ対応できるか。



土肥までの峠で既に出来上がり感満載です。
暑さと獲得標高に怖気付きヤバないか？



土肥金山！
いつか観光でも来てみたい。
院内銀山を研究してきたものとして鉱山はとても気になります。

でこの辺りから空腹感が、
朝早かったのでシャリバテに落ちる前に積極的にたべます。
西伊豆は補給が厳しいと思って、食べ物を大量に詰めてきたのですが、その甲斐あって900kcalくらい食べてしまいには空腹感が治りました。



ですけど、今度は暑さとの戦いです。
海岸線とはいえ、登りと、登りしか存在しないので、体に熱を持ちます。



そんな時は無理せずに耐えるだけです。
さぞ涼しげに見える岬も、わたしには意識失う手前のただの山。
強いて言えば、この停車駅の次は結婚。前の駅は土肥温泉。土肥で何があったのでしょうか？取り返しのつかない事態ですかね？？


景色の良い場所を見つけても、余裕はなく今生きてるのがやっと。

この苦しみは下田まで続きました。
下田に差し掛かると、ようやく登りから解放されました。

ら、


トンネルの中で穴をフロントで踏んでしまい、リム撃ちパンクとハンドルがシャクられてしましました。
ホイールとバイク、タイヤには問題ありません。
さくっとチューブ交換して再び走り始めます。



本当の地獄はこの後でした。
体にはもう一切れのスタミナも残っていません。
私に残っているのはバイクに積んだ熱湯くらい。
それでこれが見えてきたんです。



自転車で通るのは初めてです。
千葉にもループ橋はありますが、それとはスケールが違います。怖いですね。



命辛々天城トンネルまで登りました。
もう本当に何にも残っていません。足なんて1mmもありません。
おまけにシャクられたハンドルのおかげでブラケットが遠くて、腰が痛いのなんの。



使用済み感満載でなんとか戻ってこれました。
136kmで獲得標高は2400mでした。

感想としては、人にこのルートを勧めるか？と聞かれたら、進めません。
トンネルが多く、さらにそれは千葉と違って登りです。交通渋滞を引き起こし、さらに速度差の違いから追突事故の原因になりかねません。
また、山道だからか、車特に高級外車とかは抜くのに相当慎重であったと見えました。
それは私達にとっても多大なストレスになります。

つまり危なくて気持ちよく走れる道ではありません。
オフシーズンに出来上がった体で来た方が良いですね。

と言って私はまた、秋にリトライしたいと思っています。

最近の感染者数には戦々恐々とするばかりです。
梅雨も明けそうだし、と他県に行きたいところですが、しばらくやめておきます。

春に千倉へキャンプに来たときに、とても気に入ったルートがあったので、それを回ろうと思いました。

ですが、現地についてバイクを出すと。。。


ギアが変わりません。Di2のインジケータもこの通り沈黙。要は電池がありません。
とみうらまで来て、走り出し数mでこれ。
軽くパニックになりますが、そんなときは般若心経的の教え、空です。こんなこと空なんです。
もはや通電していないと行けない理由など無いのです。そんなものははなからありません。何を期待していたのですか？



バッテリーよ、君は無だ。
それは入るべき器があって、それに対しての結果でしかない。全ては空だよ。ないと行けないと言う概念から、存在しないんだよ。

そうバイクに言い聞かせた。
さあ、行こうか？

と言っても、この四苦八苦を滅する思考はなかなか成立しません。
走り出しはこの苦集滅動がテーマでした。
ここから先は悟りの世界になるので、やめておきましょうか？



千倉からの登りに備えて、とにかく踏まないで館山まで来ましたが、なんとかなるもんですね。
洲埼灯台は観光客を受け入れていませんでした。



固定ギアでなんとか千倉までたどり着き、ここから峠を越える登りが始まります。
ひまわりがツールドフランスを連想させますね。

全ては空と自分に言い聞かせるライドでしたが、斜度が空になるのか？はわかりません。
もしかしたら、斜度を越えるその行為が意味がないと言う事なのかもしれません。
大乗仏教なので、辛い修行は勘弁してほしいのですが。。。




あの、それ無理なんですけど。ギアがないんです。
止まる、ペダル動かない、
辛い修行反対、いくら山形の人間とか言ってもわたし羽黒山系では無いので、即身仏なれません。

と、なんとか峠を越します。



固定で登るコツを掴むとなんとか止まりそうでも登れました。力をかけない事ですね。これはこれで悟りを開いたかもしれません。


帰り道、凄まじくカッコイイツィンゴゴルディー二とランデブーさせて戴きました。
エスコートして頂き、コンビニで談笑させて頂きました。楽しい時間ありがとうございました。