突然ですが。
注文住宅って、自分の好みに建てる訳です。
だから、基本は満足な点ばかりであって、不満点は無いはず。
既製品とオーダーメードの違いですね。
しかし打ち合わせの項目があまりにも多い。
またウチの場合は仕事の都合、ついでに言えば商品は違えど多少営業をしてた経験上、土日に打ち合わせを入れては、営業さんが新しい仕事を取れないだろうと気を遣い、平日夜に多く打ち合わせを入れてました。
従って、打ち合わせに疲れるんです。
初期なら間取りやコンセントの位置、後の方では外壁やらキッチンだの風呂だの、そういう所は熱心にやるんですが、細かい(とその時は思った)部分って、ないがしろにしちゃうんですよ。
基本的に不満が無いだけに、そういう所が後々かなり目立ちます。
もし家を建てようって人が居たら(小耳に挟んだもので)、参考にしてもらえたらと思い、まとめてみました。
(ここからが長いです)
①玄関の庇が小さい。
玄関ドアの幅と同じくらいしか無いのですが、これって・・・
雨の日にとっても不便。
ドアを開閉する際に、庇の外へ出なきゃいけないんです。
②ガレージの開口部に庇が無い。
まぁこれも雨の日ですね。
ついでに照明でも付けたら、なんと言うかこう無表情な感じにはならなかったかなと思います。
③何故か傾斜天井を多用。
まぁ別に構わないんですが、何故なのかが分からない。
全体に屋根を高くするとか、屋根の角度を緩やかにすれば良いのに?と思いますが、、、
照明用コンセントを付けるに当たり「傾斜天井用を付ける必要が有り、割高になります」
いや、別に傾斜してくれって頼んでないけど・・・
で、後で見たら普通のコンセントが付いてるし(笑)
④磨りガラス+カーテン又は遮光ブラインド。
打ち合わせ不足でした。
好みかもしれませんけど、磨りガラスであればレース+遮光のカーテンは要らない。付けるなら素ガラスで良い。だってどちらも外から見えなくする為でしょ?
和室も、夜勤の時は昼間寝るからとさんざん苦心して、雰囲気に合った遮光ブラインドを付けたつもりが、よく考えてみれば雨戸と障子が一番自然。
⑤やたらと多用、横開き窓。
まぁデザイン的な側面が大きいんでしょうね。でもこの窓だと、網戸が内側なんですよ。
開けるときはともかく、閉める時に虫が居ると大変。
普通の窓でも良かった。
⑥ベランダを一体型に。
先に言うと、こういうタイプにしておけば良かったなと。
ウチは一体型でさらに、床材が貼ってあります。
問題は排水経路。この上にも蓋がされてるんです。
これが一体だと日が当たらないもんだから、苔は生えるは、たぶん蓋を取ったらいろんなものが棲息してるでしょうね・・・
又、一階の日当たりにも関係してくるので何とも言えませんが、奥行が無さすぎて実用的ではない。
日当たりという意味では、2階南側を全面ベランダにしたのはかなり失敗でしたね。。。
一部にして奥行を取った方が良かったです。
⑦リビングが暗い。
⑥にも絡みますけど、
実家に行くと、晴れた日の昼間は冬でも明るく、ポカポカ。照明はもちろん暖房も夜使うもの・・・まぁ南側に家が無いってのも大きいですが。
対してウチはずっとヒーター、照明入れっぱなし。
痛感します。
2階にLDKって案もあったんですがね~。
⑧ドアからの採光が無い。
これは、デザイナーさんにこういうのが流行りだ、とか何とか言われた覚えが有ります。
防犯上の問題も有るかもしれませんが、格子無しのガラス窓が何処かしら有る以上はそれを言っても・・・
とりあえず玄関、廊下が暗いです。
⑥オートクロージャーが壊れる
横にスライドするドアを使ってるんですが、バリアフリーで、下にレールが無いんです。
子供が居た場合に、挟んでも痛くないように出来ており、これは良かったんですが、勝手に閉まる機構(オートクロージャー)、引き渡し後の定期点検時に、閉める方向には力を加えないようにと言われました・・・
しかし小さい子供は開けたり閉めたり、しますからね~・・・
3年で全て壊れました。
⑦犬走が無い。
基礎から外側の、コンクリの床部分の事です。
これは暫く気付かなかったんです。
なーんかやけに、基礎や外壁に泥が跳ねるなぁ、普通こんなだったかな?と。
まぁ子供の頃、親戚宅でここに転落し、頭を強打した覚えがあるので、無きゃ無いでも良いんですけど。
当然有るもの、と思ってましたので全く確認しませんでした。
折角の大きい窓ですが、高くてこのままでは出入りできません。
そういう訳で注文住宅だから基本は満足なはずですか、特に良かったなと思う点。
一階トイレをフローリングに。
世の中で一番嫌いなもの、クッションフロアと言っても過言ではない。(よく脱衣場やトイレの床に使われてるやつ)
子供の頃、家は古すぎてそんな物無かったんですよ。しかし通ってた幼稚園が当時、全面この床でして。
雨の日にペタペタして、強烈に気持ち悪かったのが今でも印象に残ってます。
まぁ結局脱衣場はクッションフロアにしましたけどね。
1階トイレは玄関から同じフローリングにしました。
これは気に入ってます。
(好みの問題ですね)
2階は大理石(調)の床材を使いました。人大じゃないです。
初日に携帯を落としたら、凹んでしまいました・・・
これに絡んで、フローリングといえば無垢か合成材か、というのが分かれ目かと思います。
これは個人的には、どっちもどっちですかね。
実家はほぼ全部無垢で、ワックス掛けが手間でしたね~
(最近はしてるのかどうか・・・)
で、ウチは営業さんに
「メンテ大変ですよ~」
「傷が目立ちますよ~」
と言われ合成材にしました。
割とここも言われるがままというか、あまり無垢という選択肢は示されなかったようにも思いますが、、、
ウチで使ってる合成材は、表面が「傷がつきにくく、木っぽい塗装」です。
水に強いのはかなりのメリットです。
トイレもこれを標準にしちゃえば良いのに。
しかしあくまで塗装なので、こすれば傷は付きます。物を落とすと、不自然に凹んだり、下地が出たり。
正直、微妙ですね。
これに限らず、「本物の質感を追求」した物って、新品の時はそうでも、劣化の仕方まで追求してないので、後でおかしい事になってくるような気がします。
とりあえず、思い浮かんだ事を並べてみました。
きちっと勉強した人には、この程度は釈迦に説法かな?
まぁ参考にして頂けたらと思います。