前回は、午前中にメルボルン水族館へ行ったくだりでした。
さて、お昼も近くなりましたので、VLADOS CHARCOAL GRIL(ステーキハウス)へとトラムで向かいます。
このお店は、各ガイド本に「メルボルンへ行ったならばこのお店は外せない!」とあり、家族会議でもこのお店が選ばれた経緯によります。
このお店は中心街から少し外れているために、トラムの有料区間に該当します。まずは日本でいうところのスイカ(電子マネー)の購入から始まります。自販機での購入が可能ですが翌日の行動も踏まえて、購入すると一人当たり約2000円の出費となりました。(これは予定外)
そして到着したのが、こんな雰囲気の場所です。
トラムの停留所から歩くこと数分でお店に着きました。
どうやら、老舗の雰囲気かと思ったら、創業54年とのことでした。
この中がうかがい知れない木製のドアにちょっとビビリ気味でドアを開けます。
中は、長テーブルにイスが並んでおり、平日の昼間だというのに既にお酒が入り盛り上がっているご年配の集団で満席でした。
「3人なんですが、どうでしょう?」と尋ねると、2階にどうぞとのジェスチャー。
2階に上がると、うって変わってレストランの雰囲気で、いかにも外国のお宅に招かれたような居心地の良い雰囲気に私達家族だけで占有です。
ここで家内が突然切り出します!
「言い忘れたけど、ここは1コースのみを提供しているお店なので、選択肢は無いわよっ!」
間髪いれずに、若だんな風のお兄さんが、ボトルに入った水を持ってきてくれ、直ぐに去って行きました。どうやら、日本で言う「おまかせ」のようです。
まあ、ステーキを食べに来たんだし。ところで、豪州の水って飲んで良いんだっけ?と飲んでみると、程よく冷えてとても美味しいじゃないですか。
ちなみに街ではミネラルウォーターは500mllで4ドル(約320円)、コーラ類は2.5ドル(約200円)という逆転現象が起きており、何となくジュースばかり飲んでいたので、水の美味しさが染み渡りました。
そうこうしているうちに、アミューズとして出てきたのは一口サイズ(おちょこ程度)のクラムチャウダーです。
そして、ハウスメード ビーフアンドポークソーセージとサラダ
「ねえ、これ20cmくらいあるよ。」といいながら、段々と「これメイン料理でも十分だよね。」と弱気になってきます。そう、サラダも写真では判りにくいですが調理用のボールサイズです。
しばらくすると、階段を上る音が。タスマニア産のサーモンなんか良いよね~なんて話していたら、テーブルに置かれたのは、
ミックスド ミート セレクションなるもの。この写真はあっけにとられていて半分くらい食べてから撮影しています。説明によると、フィレ、レバー、ポーク、ハンバーグの盛り合わせだそうです。
この時、私は騙された感はあるけど、これがいわゆるステーキなのだと思いました。いや、思いたかったのです。確かにフィレは柔らかく、レバーは特有の臭みが無くとても美味しいし、と言いながらも、そろそろ家族も次は何が出てくるか想像できなくなっていました。
皆で、善意では無い肉の譲り合いをしながら、何とか完食!
すると、見計らったかのように階段を上る音が。
若だんなが、肉塊を持ってきて、これがフィレ、サーロインと説明していきますが、ここで既に満腹状態です。平静を装って「フィレをレアで。」と言うと、「エクセレント!」と言われて去っていきました。
そして登場したのは、こちら!
お店の写真を借りると、遜色なしです。20cmくらいあるお皿にこの大きさ!この高さ!
感動ものですが、さてどこまでいけるかという事だけが頭をよぎります。
確かに美味しい!日本で提供されているオージービーフとは全く別物といって良いでしょう。
シンプルに塩・胡椒だけで味付けをして、添え物もないのは肉に対する自信の表れだと敬意を表したいと思います。ただ、お腹がいっぱいで。
私は何とか完食したものの、家族はノックアウト!
様子を見に来た若だんなが、嬉しそうにドギーバッグ(持ち帰り用の簡易な入れ物)と袋を渡してくれます。
家族で反省会をしていると、またもや若旦那が登場です。「デザートだよ。」と置かれたのは、アイスクリームとイチゴのパフェ。さすが、スイーツは別腹といったものです。季節が逆のイチゴはとても新鮮で甘くリフレッシュできました。そして、コーヒーか紅茶での締めです。
そして、お勘定。
豪州では他店も含め、クレジットカードを見せると、サービス料(チップ)はあなたが決めて書いてくださいというルールなので、料理代金+チップがクレジットカードの引落し金額になります。
考えてみれば、サラダ以外肉しか食べていないことに気付き、肉まみれの昼食はお開きとなりました。
この4時間後には、シーフードのお店を予約しているので、それまでの観光予定は全てキャンセルして、家族3人思い思いの場所へと腹ごなしに散っていったのでした。
<帰国後、HPでみたメニューです>
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2018/12/07 11:26:57