先月報告した山道でのトラブル発生! 立ち往生
急傾斜のため、大回りして傾斜の緩い右手側からアプローチしたところ、トラクション抜けてタイヤ空転、落ち葉+雨露でものすごい滑る場所だった
ため、クルマがずり落ちかかったためにブレーキ。
そうしたら、ステップワゴンが再発進できなくなって大変な目に遭ったって
話なんだけど、先日末に受けた陸事でのユーザー車検で原因を
理解できました。
テスターにトルコンCVT仕様の一部の車両において、
「テスタ上より車両が発進できない」という事象が発生しています。
ご注意くださいみたいなことが書いてあったんです。
そういえば、ステップワゴンはトルコンCVT
長崎県自動車整備振興会の記事を下記に転載しましたが、
トルコンCVT車はタイヤとCVTの変速機構(プーリー/ベルト)が
機械的につながっているため、急に止まるとハイギアからの動きとなり
脱出できなくなるとのこと。なるほど、これが原因だね。
ただ、雪道でもそうだけど、坂道でスリップしたら立ち往生しちゃうね。
これから考えてみると、デリカD:5は凄い!
ガソリン車はCVT
電気仕掛けのブレーキLSDって言うのかな?
あれのおかげで、こういうトラブルが少なくなるよね。
こんな状態でも前に進むしね。
以下転載
長崎県自動車整備振興会
http://www.boo.or.jp/boo-ki/shinkoukai/osirase/cvt-speedtest.html
トルコンCVT仕様の一部の車両において、検査ラインでの スピードメーターテスタによる検査終了後に、
「テスタ上より車両が発進できない」という事象が発生しています。
運輸支局等へ持込みされる場合、当該事象が発生し検査ライン上で
立ち往生することが想定されますので、以下の留意点をご確認ください。
1.原 因
スピードメーターテスタでの検査終了後、急ブレーキにてタイヤ回転を
急停止させたため、CVTの変速がHiレシオ状態のまま保持され、
発進時の駆動力が不足し、検査ラインの段差等が乗り越えられない。
【参 考】
CVTは機構上連続的にしか変速できず、トルコンCVT車はタイヤとCVTの
変速機構(プーリー/ベルト)が機械的につながっているため、
タイヤの回転が止まるとその時点での変速レシオで保持されますが、
ゆっくりと減速させることでCVTはLo側レシオへ変速し、
次回発進時に通常の発進駆動力が発揮できます。
2.留意点
スピードメーターテスタ使用時は駆動系へのダメージ軽減も併せて、
急ブレーキによるタイヤ回転の急激な停止を避け、
40km/hの場合は3秒程度の時間をかけてゆっくりとタイヤを停止させる
必要があります。
3.発生した場合の対処
エンジンが始動(シフトレンジはD)している状態でタイヤを駆動させる
ことで走行が可能になります。
① エンジンが始動(シフトレンジはD)状態で車両を押してタイヤを
駆動させる。
② 可能であれば再度スピードメーターテスタでタイヤを駆動させ
ゆっくりと停止する。
【参 考】
(1) 日整連 「技術情報2月号」
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Posted at
2023/11/12 08:11:07