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ハッチバックの小型車に目覚めた最初のクルマ - ファミリア
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らむ
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マツダ / ファミリア
1500ターボ XG-R (1987年) -
- レビュー日:2020年8月6日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 4
- 満足している点
-
1.5リッター小型ハッチナックFF車としてキビキビと走り、日常生活の相棒としてコストパフォーマンスの良い性能・機能でした。ボディースタイルにも先代のBD型にくらべ丸みを帯び、とても可愛らしく思えました。スカイラインGTに比べれば価格帯もかなり安めで、サンルーフを付けたりメーカー推奨のオプションを片っ端から付けてもまだ安いくらい。それでもターボエンジンだったので発進加速性能は決して侮れないほどで、スカイラインGTターボと変わらない加速感がありました。
このクルマ開発に際してパイオニアとカーオーディオについて共同開発を行い、すべてBFファミリア専用のカーコンポーネントをオプション設定したことも特徴があります。その音質はしかも当時は珍しかったCDデッキまで用意されていたのは自慢でした。8スピーカーにサブウーファーの組み合わせで、パイオニアの技術者が実際のファミリアの室内音響特性を測定してイコライザー設定をしたとのことです、当然音質も格段の良さで、おそらく今でも通用する高音質だったと思います。さらにサスペンションのダンパー可変減衰比といった新機能はギミックとしては実用性はともかく面白いと思いました。 - 不満な点
- スカイライン2000ターボGTの次に乗ったクルマがこれ?と職場の同僚には不思議な目で見られたほどファミリアはブランド力に乏しかったです。カワイイ女の子向けのようなイメージでありながら新しいクルマのメカニズムには積極的に取り組む姿勢はどこかちぐはぐなところがあり、ターゲットを絞り切れていなかったため、中途半端ま商品力とも言えました。さらにBF型発表から1年も経たずして本格的フルタイム4WD搭載モデルを登場させ世間をあっと言わせました。4WDにたいへん興味があった自分としては、その情報を全く知らないままにこのFFモデルを購入してしまいショックを隠しきれませんでした。
- 総評
- 代車としてスバルレオーネ4WD車を借りて乗っていたとき、その安定性や全天候の走破性に驚き、次のクルマは最新型のレオーネ4WDにしようかなと思い始めていましたが、クルマ雑誌の特集で掲載された新型ファミリア (FF)を見てその可愛さに一目惚れ。クルマの商品性は単にメカニズムや性能だけにあるのではなく、これからは日常生活に溶け込むライフスタイルという新しい価値観を追求してもいいのではないかと意識させた新しいクルマでした。爆発的に売れた先代BD型をすべてのパーツについて改良を加え、乗り物としてチューニングを行っただけでなく、パイオニアと協業して専用オーディオをオプション設定したりイタルボランテなどチューニングの世界では当時認知度の高かったブランドを積極的に取り入れるなどの試みを始めたことは、その後のクルマのマーケティング戦略に大きな影響を与えたモデルであったとも言えます。メカ的には大きな目玉を持っているわけでもないこのファミリアXG-Rですが、それまでスカイラインしか目を向けていなかった自分に新しい風を吹き込んでくれたクルマとして忘れることが出来ません。ファミリアXG-Rの姿を写真で見ると、今でも古さを感じさせない可愛らしさのあるデザインだと思っています。
- デザイン
- 4
- 全体的なシルエットはバランス感に優れ馴染みやすい外観でした。内装もステアリングのチープさを除けば満足感は高かったと思います。走り屋の車のイメージではないけれども、クセのないデザインでした。
- 走行性能
- 4
- 1.5Lターボという当時としてはパワーもトルクも上のクラスに負けない性能で、先代のBD型を引き継いだ4輪ストラット・サスペンションも高い評価を得ていたと思います。GTカーではなかったと思いますしラリーカーでもなかったけれど、街乗りとしてはどこへ出かけてもスイスイと楽しめました。試してはいないけれど高速限界性能はスカイラインなどには到底及ばなかったと思います。とにかくボディの小ささを生かしてちょこちょこと自由気ままに走ることが得意でした。
- 乗り心地
- 3
- 街乗りが基本であり、またパーソナルカーというコンセプトなので、あまり乗り心地云々を語るものでもないとは思いますが、一応ダンパー係数切り替え方式の可変サスペンションであったことで、スポーツモードではそれなりにハードなセッティングをしていたと思います。
- 積載性
- 3
- このファミリアXG-Rはロアのハッチバックを緩やかに傾けて、フロントガラスの傾きと併せて台形のような側面のスタイルをしていましたので、トランクルームにはあまり高さのある荷物を積み込むことは出来ませんでした。でも当時はその形が好きでした。その後ホンダからリアのハッチバックをバッサリと切り落としたような、ワゴンのような形が流行しました。今どきのゴルフ7.5あたりでは両方の中間くらいと言えるかも知りません。もちろん現代のゴルフの方が積載性は優れていますが、こうしたハッチバックのデザインだけでなく、車幅がかなり広くなったおかげもあると思います。
- 燃費
- 3
- 小型車のくせに?ターボ仕様であったこともあり、平均では9㌔/L台だったと思います。このクラスでこの排気量であるなら17-21㌔くらいは走らなきゃ低燃費を謳えませんが、まあ当時の技術ですから仕方ありません。まあレギュラーガソリン仕様であったことがコスト的には有利でした。
- 価格
- 4
- 今までスカイラインなど一廻り高いクラスのクルマを所有してきたので、ファミリアを買うことになると予算的に十分余裕が生まれました。当時のカタログで宣伝していたオプションを全部入れてもスカイラインGTターボのベース車よりも安かったです。今でもあのくらいのコストで満足のいくクルマが欲しいものだと思います。
- 故障経験
- 結局フルタイム4WDが欲しくてXG-Rには2年くらいしか乗りませんでしたので、あまり故障は経験していないと思いますが、唯一悩ませられていたのはパワーウィンドウの故障が頻繁に起き、そのたびにウィンドウのモーターと駆動装置を何回も交換せざるを得なかったことです。この部分はBF型ファミリアのウイークポイントです。
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