外れるものはもう嫌だ!イライラしないスマホホルダーの選び方

2018年9月5日

車のスマホホルダー

今や身体の一部と言ってもいいほどに生活に密着しているのがスマートフォンです。朝起きてから夜寝るまで、スマートフォンから得られる情報によって私たちはスムーズな生活を可能にしています。どこかで、この情報との接続が途切れてしまうと、いろいろと不便な事態になったりすることもあります。 クルマのなかでスマホを上手に使うためにはホルダーが不可欠です。しかし、スマホホルダーと言ってもさまざまなタイプがあり、その機能は千差万別。 今回はそれぞれの長所、短所を探っていきます。

この記事のPOINT
スマホホルダーの主な装着場所はダッシュボード
スマホの固定方法は挟み込み式と磁石式が主流

ホルダーをクルマに取り付ける方法もさまざま

スマホホルダーを検討する前に、自分のクルマのモニターがスマホと接続できるタイプかどうか? をまずは調べましょう。最近のクルマはモニターにナビが連動するようになっているものがあります。そうしたタイプの場合は、スマホホルダーを付けなくても、スマホの情報をナビ画面に表示できますから、ホルダーを付けることなく問題が解決します。ただし、すべてのスマホ機能がナビ画面でコントロールできるわけでありませんので、機能的に足りない人はやはりスマホホルダーが必要になります。

もっとも一般的なホルダーの取り付け方法といえば吸盤でダッシュボードに取り付ける方法でしょう。吸盤は吸盤本体とダッシュボードの間にある空気を除去することにより、大気圧で押しつけられ、固定されます。このため、吸盤がしっかり付かないとどうしても外れやすくなってしまいます。クルマのダッシュボードにはシボと呼ばれる細かい凹凸が存在するため、密着させるのが難しくどうしても外れやすくなってしまいます。また、取付面も平坦ではく曲線となっていることも多く、これも外れる原因になります。

エアコン吹き出し口のルーバーに取り付けるタイプも多くあります。またカップホルダーを利用するタイプも見かけます。どちらもエアコンからの風が当たる部分に装着することになるのですが、これは季節で使い勝手が異なります。夏の暑い時期はエアコンから冷風が出ていますので、スマホも冷やされて熱暴走を防ぐこともできますが、逆に冬だと出てくる風も温風となり、スマホを温めてしまうというまずい状態になります。冬はフェイスレベルから温風を出さないという人は問題ないでしょうが、寒冷地などで上からも下からも温めたいというエアコンの使い方をしている人には不向きです。また、ルーバーがスマホとホルダーの重さに耐えられずガタガタになることも予想できます。

どうせ使わないないんだから……という思い切った発想も

スマホで音楽を聴く人にとって無用の長物となっているのがCDプレイヤーでしょう。新車でクルマを買う人はもはやCDプレイヤーを付けずに買う人も増えているでしょうが、中古車や実家にあるクルマに乗るとCDプレイヤーが装備されていることも多いようです。どうせ使わないCDプレイヤーなのだから、そのスロットを使ってスマホホルダーを取り付けちゃえ!という大胆な考えの製品もあります。もちろんCDを聴く人は使えませんが、CDなんて昔のもの……という人にとってはこれはコロンブスの卵的でなかなかいい製品ではないでしょうか。ただし、ホルダーを差し込むわけですから、CDプレイヤーにそれなりのダメージを与える可能性も否定はできないことを覚えておきましょう。

確実な方法としてはスマホホルダーをダッシュボードに接着する方式です。多くは両面テープなどを使ってホルダーをダッシュボードに固定する方法です。この方法がもっともホルダーが安定するのですが、はがしたときに跡が残りやすいというデメリットもあります。クルマの買い換えで、今乗っているクルマを下取りに出そうと考えている人にはあまりオススメできませんが、クルマを乗りつぶすならいい方法といえます。自分のクルマですから、思いっきりつかい倒すのもいいカーライフでしょう。

車のスマホホルダー

ホルダーとスマホの固定方法、そして充電方法も重要

ホルダーにスマホを固定する方式でもっともポピュラーなのが、挟み込む方式でしょう。この挟み込む方式にしてもワンタッチでカチッと固定できるものと、ツメの部分を持ち上げて挟むものなどさまざまなタイプがあります。挟み込むタイプのものは、ホルダーとダッシュボードの取付部分がゆるむ方向に力がかからないものがいいです。スマホを取り付けるとき、外すときにホルダーが緩む方向に力が入るとポロッと外れてしまうことがあります。

最近は磁石を使ってスマホを固定するタイプが流行っています。多くの場合は問題ないとされていますが、スマホが電子機器である以上どこまで安心できるかは難しい部分だと思われます。スマホのなかには防磁対策が施されているものも多くありますし、基本的には問題がないはずですが、心配な方は自分のスマホと磁石式ホルダーのマッチングをネットで検索するなどしたほうが安心でしょう。

スマホホルダーに求められる性能は固定だけではなく、充電についても求められています。コードを使って充電する場合などはコードの取り回しが邪魔にならないかなども商品を選ぶ際のポイントとなるでしょう。ワイヤレス充電に対応するモデルも発売されていますが、ワイヤレス充電と言ってもホルダーには電源を供給するコードが必要となりますので、その点も考慮しておく必要があるでしょう。

諸星 陽一
  • 諸星 陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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