もう怖くない!首都高速の運転の仕方

2018年4月13日

日本人女性が笑顔で車を運転させる画像

教習所でももちろん高速教習はします。しかしながらそれでも初心者には怖い、難しいという声が多いのが首都高速を走ることのようです。そんな首都高速についてどうしたら走れるようになるか。少し細かく振り返ってみたいと思います。

初心者の時は環状線の外側から利用してみては

初心者にとって難易度が高いと言われる首都高速。理由はその構造にあるのかもしれません。都心を流れる川をつぶして高速道路にしたりして、限られたスペースを縫うようにカーブが連続していますし、多いところでは各方面へ放射線状に伸びる路線との分岐合流が数百メートルごとに発生したりしています。これは慣れた人でも結構難易度は高い道だと思います。

逆にあれをスムーズに走れれば世界中どこの道でも自信をもってハンドルを握れるかも、と思うほどです。箱崎ジャンクションなど、両側から合流してくるし、同じ方向に両側から分岐が伸びていたりします。初心者は怖いと感じるのも無理がないことだと思いますね。

とはいえ、いつも苦手だからその前後でいったん下道に降りて、というわけにもいきません。よく通る人は慣れていくほかないのではないでしょうか。

そんな難易度の高い首都高速、初めに練習でというなら、その外側の部分から乗ってみる、その外側の部分だけ利用してみるというのがいいのではないでしょうか。東名に行くなら一の橋から渋谷三軒茶屋方面、埼玉なら、飯田橋池袋あたりから先、中央道方面なら外苑前あたりから高井戸三鷹方面、といった区間から利用してみるということです。

そのエリアだけならまず大きな合流分岐はあまりありません。しかし、防音壁に囲まれた2車線の、ところどころ見通しの悪い高速道路という傾向はしっかりとつかめます。ジャンクションのことばかり指摘されますが、そもそも首都高速自体走りやすい道ではないという心構えは重要で、こうしたエリアでもその点はしっかり身につくのではないでしょうか。

防音壁で視界が遮られ、そのさきでいきなり渋滞していたらどうしたらよいかだったり、運転する際の危険予知、カーブの前後では車間距離を取って周囲へ状況を共有し注意を促す、すなわちポンピングブレーキや、ハザードランプを使いながら円滑に行う。そうした「首都高のキホンのキ」は十分に体得できると思います。こうした区間で後方を見ながら走行することに馴れてきてから、ジャンクションにチャレンジするのが良いでしょう。

東京の高速道路と街並みの画像

後方を見る大切さ

これは正直、走り方のコツだとも思うのですが、後方をしっかり確認しておく。これは首都高速を走る上でも大切なことではないでしょうか。ジャンクションでの合流も追い越し時にも後方をしっかり見ておくことが大切です。これを習慣づけないと特に首都高速では走りにくいかもしれません。これは初心者ではない人でも怠っている人は少なくないです。ですから初心者の頃からぜひ習慣づけておきたいポイントと、そんな風に言ってもいいと思います。

女性が運転中にバックミラーをチェックする画像

週末の早朝など交通量が少ない時間帯も

例えば土曜日の午前4時から6時の間は箱崎あたりでもそれほどもたつかずに通過することができます。こうした時間に「下見」をしてみるのも手だと思います。逆に流れていると流れる速度に対してそのカーブのきつさに少し驚くほどです。ある程度運転に馴れた段階で、そうした空いている時間帯に首都高速を走り回ってみる。それも練習にはお勧めのメニューですね。

青空と首都高を下から見上げた画像

問われる「基本」

首都高を走るというのは、それだけ運転のキホンが問われること。そんな風にも思います。先ほどご紹介した、後方確認に加え、車間距離を開けること。カーブではブレーキでしっかり減速することなど、基本ができていないと危険なばかりか、スムーズに走ることは到底できないのが首都高速です。はじめは怖いと思うかもしれませんが。そんな風にとらえて首都高速をぜひ攻略してほしいものですね。


(中込健太郎)

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