【外で保管はNG?】タイヤの適切な保管方法とは?

2019年12月24日

タイヤ保管

あと少しすると、スタッドレスタイヤに履き替えてサマータイヤを保管するという状況になりますね。サマータイヤはどうやって保管しておけばいいのでしょうか?クルマは屋外に駐車しておいて問題ないのだから、タイヤも外で雨ざらしにしておいたって大丈夫なのでは?果たしてどうなのでしょうか?

理想はやっぱり屋内

タイヤ

クルマに装着されているタイヤは確かに屋外で保管されていることと同等になりますが、それは走行することによってタイヤが動かされていることが前提です。タイヤが回転して路面と接触すれば削れて新しい面が出てきますし、同じ位置がずっと押しつけられていることにはなりません。たとえクルマに装着されているタイヤでも、クルマを動かさずにずっと同じ位置で置きっぱなしにすると、タイヤが地面に押しつけられて変形したクセが付いてしまいます。これをフラットスポットといいます。

また、雨ざらしで直射日光に当たるのもよくありません。雨は汚れを呼びますし、直射日光には紫外線が含まれていて、ゴムを劣化させます。ゴムの劣化にはオゾンが大きく影響を及ぼします。オゾンは空気が動けば動くほど影響してくると言われていますので、屋外で風通しのいい場所は保管場所に適していそうですが、タイヤに関しては意外とそうではないのです。

自宅保管の基本は?

まずはタイヤもホイールもキレイにクリーニングしましょう。トレッドの溝に入り混んだ異物なども除去しておきましょう。タイヤワックスは使いません。もしタイヤワックスを塗ってあったら拭き取っておきましょう。多くのタイヤワックスはシリコン系なので、ゴムを劣化させるのです。空気圧は標準にしておきます。空気圧を落としたほうがタイヤに対する負担が少ないという説もありますが、春になったら元に戻してそのタイヤで走行しなくてはならないので、あまり現実的ではありません。元に戻す際には、装着前に空気圧を計り、保管開始時と大きな差がないことを確認しましょう。極端に落ちていれば、スローパンクチャーかバルブ不良が考えられるので、タイヤショップに持ち込んで相談しましょう。

できれば室内ラック収納

保管はできれば室内でタイヤラックに縦置き状態で保管するのがいいと言われています。ラックに収納できない場合は横置きとなりますが、その場合はタイヤ1本ずつをカバーで包むか、間に段ボールを挟むなどすると、サイドウォールの文字などが転写されることを防げます。

屋外で横置き保管する場合はカバーを掛けて、スノコの上に置けば水がたまることを防ぐことができます。カバーの上にさらにブルーシートを斜めになるように掛けておけば、より水分に触れることを防ぐことができます。

カバーはタイヤショップなどで販売している少し厚手のもののほうが、ビニール袋などよりは性能的にも優れています。常に水に触れている、土に触れているといった状態を防ぐことが大切です。


(諸星陽一)

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