ガラスやワイパーも守るウォッシャー液の人気ブランドは?

2021年1月29日

ウォッシャー液

皆さんはワイパーを作動させるときにウインドウウォッシャーを使っているでしょうか? ワイパーだけを作動させてウォッシャーを使わない人もいるようですが、ワイパーブレードはもちろん、ガラス面を守るためにもウォッシャーをしっかりと使うことが大切です。

人気のあるウォッシャー液ブランドを紹介

ウォッシャー液

ヤフーショッピングの売れ筋ウォッシャー液のなかで、人気が高いのははっ水タイプです。はっ水タイプで人気なのは「古河薬品工業 解氷・撥水 ウォッシャー液(-60℃)」「ガラコウォッシャー パウチパック2L」です。どちらも2L入りで価格は500円台とリーズナブル。

そうしたリーズナブルなタイプが人気になっているなか、2リットル入りで700円台と価格がちょっと高めな「シュアラスター ゼロウォッシャー 超純水クリアータイプ 2000ml S-103」という製品も人気が高くなっています。超純水の名前からもわかるように精製水を使用したストレートタイプ(水で薄めない)で、ウォッシャー液のシミができにくいことが大きな特徴です。さらに、このウォッシャー液はウインドウのはっ水コーティング効果を落とさないとのことです。

いずれにしろ、はっ水効果が持続するものが人気ということになります。はっ水コーティングは降雨時や降雪時の走行中は便利なのですが、ガラス面の表面抵抗が低くなっているので、駐車時に雪が降り積もるとワイパーブレードに大きな荷重がかかることがあり、そのままワイパーを作動させるとロックナットが緩みワイパーアームがぶらぶらになってしまいます。ロックナットが緩めばいいのですが、締め付けトルクが強かったりさび付いている場合はワイパーモーターの焼き付きを起こすこともあるので、雪は除去してからワイパーを作動させるようにしましょう。

また、ベーシックな製品だとオートバックスの「AQ. オールシーズン使えるウォッシャー液 2L」が人気となっています。価格は218円です。ウォッシャー液は使い捨てなので、少しでもリーズナブルなものを選びたいという場合には、こういった製品が最適です。

※価格は2021年1月29日の調査時で、送料等は含みません。

高機能タイプのウォッシャー液は混ぜないこと!

かつてのウォッシャー液は1種類しかありませんでしたが、現在は一般的なウォッシャー液だけでなく、油膜除去に重点をおいたもの、はっ水機能を充実させたものなどが存在します。自分の好みにあったものを使うことが大切ですが、ひとつやってはいけないことがあります。それは違うタイプのウォッシャー液を混ぜるということです。

一般的なウォッシャー液は別銘柄が混合されても問題はないのですが、油膜除去タイプやはっ水タイプは混ぜると化学変化を起こして成分が固まることがあります。一つ一つ試したわけではないのでここで組み合わせは挙げませんが、一般的なウォッシャー液同士の混合以外は避けたほうがいいでしょう。もし、ウォッシャー液のタイプを変更する場合は、タンク内のウォッシャー液をすべて使い切ったあとに、水道水を入れて噴射し、ウォッシャーラインを洗い流してから交換することが大切です。

ウォッシャー液は使用する地域の気温に合わせて希釈して使うのが一般的ですが、なかには原液のまま使うことが指定されているものもあります。希釈タイプは希釈しすぎると凍ってしまうことがあるので注意が必要です。この希釈時に水道水を使うとカルキや石灰質が混入して、ウオッシャー液の成分がボディやガラスに残ることがあると言われています。これを防ぐには、希釈する際に精製水を使うことです。
精製水は薬局などで500ccで100円程度で購入できます。冬場はウォッシャー液を使うものの、夏場は水でいいと思っている人もいますが、夏に水をタンクに入れておくと、微生物によってぬめりが出たりすることがありますので、薄めでもウォッシャー液を入れておくようにしましょう。

ガラスやワイパーが傷みやすい冬場は絶対に必要

フロントガラス

雨が降っていないときにワイパーを作動させる場合、乾いたままで動かすとワイパーブレードやガラス面に付着したゴミや砂などによって、ワイパーブレードを劣化させたりガラスを傷つけたりします。雨が降っていないときはウォッシャー液をタップリ使うことでダメージを減らすことができます。
神経質な人は、ガラスへの悪影響をできる限り減らすために、雨が降っていないときにはワイパーは使わずにタオルで拭き取るようにしているということも耳にしたことがあります。

冬場はウインドウが凍り付いたり雪が降ったりするため、ウォッシャー液の使用頻度が上がります。また、雪がとけて泥水が巻き上げられるようになるとさらにウォッシャー液をたくさん使うようになります。
このような状態でウォッシャー液を使うときは、ケチらずにタップリとかけると効果が高く、ガラスやワイパーブレードへのダメージも抑えることができます。ただし、ウインドウが凍り付いているときはワイパーブレードへのダメージが大きく、視界もなかなかクリアにならないので、まずは解氷剤で溶かすのが基本です。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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