
日曜日から鈍行列車に乗って信州に出かけました。
早朝から電車に乗って揺られた旅。
特急電車に乗れば目的地まで短時間に行けますが、時間を掛けて出かける旅も別の視点で楽しいものがありました。
鉄道好きの息子と出かける旅は鉄道が多いのですが、とにかく人と触れ合うことが多くてとにかく楽しい。
介助してくれる駅員さん。
車椅子なので見ず知らずの人が声を掛けてくれます。
茶髪のギャルも、年老いた人も、手を貸してくれます。
まだまだ日本も捨てたものじゃないと思いますよ。
ちょうどこの時期は青春18きっぷで鈍行の旅を満喫する人も多く、高尾から松本へ向かう中央本線は結構混んでいました。
逆ルートではありますが新婚旅行のルートを、38年経って息子と辿ることになるとは当時は考えられなかったわけで、改めて長い人生を生きてきたことを実感。
今回このルートを選んだ理由は、19年前の2004年にNHKで放映された、「最長片道切符・列島縦断鉄道12,000kmの旅」で見た姨捨駅の夜景。当時7歳だった息子が行ってみたいと言ってた場所。
やっと来ることができました。
当時と光景とは少し違うかも知れませんが、ロイヤルスイート列車も停車する絶景地。
それはその目で見ないと表現できない美しさでした。
日本三大車窓の一つだけあります。
実はこの駅に行くのを拒んだのが跨線橋でした。
車椅子の息子にとって下りのホームから上りのホームへの移動は、エレベーターが無ければ難しいものでした。
歩行が出来ないのでチャンスがあっても躊躇していたのが本音。
そんな息子が時間を掛けて跨線橋を上がると言い出し、ついに念願の姨捨駅の夜景を見ることに。
それは、息子だけにしかわからない感動があったと思います。
障害があると何にでもチャレンジすることより諦めることが多いだけに、少しずつ前向きに進んでいく姿が、とても頼もしいものに感じました。
旅の醍醐味は食事と温泉。
旅に出るのならその土地の名物を食べたい。
信州と言えば蕎麦と馬肉。
今回は小淵沢と長野で駅そばを堪能。
上田では馬刺し。
長野では鹿肉のカツ堪能。
馬肉を甘く煮た肉皿も格別です。
牛とも豚とも鶏とも違う味わい。
ペロリと平らげてしまうほど。
それとお酒も堪能しました。
リンゴを発酵させて造るシードル。
これが最高に美味しかった。
物欲しそうにメニューを眺めていたら
「クルマじゃないんだし飲んだらいいじゃん」
と、息子の声に押されて注文。
駅ビルにある土産物売り場の一角にある立ち呑みスペース。
こんなところで昼間から飲むなんて幸せ。
バイクやクルマではない鉄道の旅。
いろんな発見もありました。
そんな景色も飯も温泉も堪能した二日間。
次回はどこに行こうか・・・そんなことを考えて、楽しみを倍増中です。
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Posted at
2023/08/09 22:36:27