さて、明日からは、帰省実家参り、高校の同窓会、家族の行事、母の通院介護と月曜日まで予定がぎっしりなので、お盆の自由研究はこれで終わり。
マツダのSkyactine-X(以下Xエンジン)は兼坂師匠の夢を忠実になぞり、世界初のSPCCIを達成。
世界中の自動車メーカーが取り組み達成できなかったHCCIも部分的に達成したと記憶する。
要は、ディーゼルエンジンをガソリンエンジンで真似ると。
低負荷域で空気をバンバンに吸って、少しの燃料を局所的に燃やすことでスロットルロスをなくそうというもの。のはず。
兼坂師匠は、さらにロータリーバルブで吸気のタイミングを下死点まで遅らせて、断熱膨張により吸気温度を下げることで4気圧の加給を達成して、1Lエンジンで400Nmのトルクを出すことを提案していたが、さすがにそこまでは実用できず。
Xエンジンのスペックは2Lで180ps/6000rpmの224Nm/3000rpm。WLTCが16-18km/l程度。
2.2TDエンジンが200ps/4000rpmの450Nm/2000rpm。WLTCが17-19km/l程度。
全負けなので、Mazda3は1.8TDエンジン、130ps/4000rpm、270Nm/1600rpm。WLTCが20-21km/lを積んでごまかす(笑)。
素のSkyactive-Gが2Lで156ps/6000rpmの199Nm/4000rpm。WLTCが15-17km/l程度。
Gエンジンよりもパワーがあって燃費もよいが、2.2TDには燃費でもパワーでも負けてる上にGエンジン搭載車よりも30万円強お高いとあっては、合理的判断では買いにならない。
280psで、WLTC20km/lを目指してほしいと思っていたが、次のエンジンはSkyactine-X2とはならず、いきなりこの次はないといわんばかりの
Skyactine-Z。
世界のトヨタはランクル系、商用車以外のICEは、1.5L程度の実用エンジンとGR社のG16以外はまじめに作らないように思うが、これだけ力をかけてエンジンを開発するのは立派。
CopilotによるとHEVの発電用途とあるが、これほど手間をかけたエンジンが発電用途とは狂気の沙汰としか思えんぞ。
か、発電専用のエンジンまで開発できないので已む無しということか?
🔍 スカイアクティブX vs スカイアクティブZ 比較表
項目 SKYACTIV-X SKYACTIV-Z
登場時期 2019年頃 2025年以降(開発中)
主な燃焼技術 圧縮着火(SPCCI)+ラムダ1燃焼
高効率ガソリン燃焼+カーボンネガティブ志向
燃費性能 コストに対して効果は限定的 より高効率・低燃費を目指す
排出ガス対策 NOx低減に配慮
カーボンニュートラル/ネガティブを視野
エンジン構造 複雑(SPCCI制御が必要) シンプルで軽量な構造を志向
主な用途 ピュアガソリン車向け ハイブリッド/PHV向け発電機用途
気筒数の展開 主に4気筒 4〜6気筒まで展開可能
これもなぁ怪しい。
Xエンジンは、リーンバーンなのでラムダは1ではないと思うぞ。
ラムダ1が理論空燃比。
ラムダ1以上になると三元触媒が効かなくなるが、燃料が少ないのでNOxは基準内に収まるという、ぎりぎりの選択。
Xエンジンは高効率ガソリン燃焼とあるが抽象的すぎ。
どうやら、こちらがラムダ1燃焼を極め、EGRを活用する模様。
カーボンネガティブは聞きなれないが、粘土でCO2を吸着するようで、エンジンとは関係ない話。
Zエンジンは、2.5Lに排気量を上げるようなので、加給をあきらめるか、加給してエンジン回転数を落として燃焼を有利にするのか、よくわからん。
気筒数は、リショルムコンプレッサーの都合か、XエンジンはL4、Zエンジンは6気筒も視野に入れるならターボチャージャーになるのかしらんねと思う。
なんかね、Xエンジンのむつかしさに根を上げて、Zエンジンは斜め上を目指したと妥協したとも言えるが、Xエンジンを開発したので、さらに実用性を高めたZエンジンにたどり着いたとも言える。
HEVがどんどん実用化が進み、中国メーカーがなだれ込んでくる中、純エンジンが生き残れるか心配でもあり、新興国は純エンジン車が主力として残るのか。
Zエンジンはどこを目指すのかは興味がある。
さてCopilotにまとめてもらう。
✅ 長所と短所の比較
SKYACTIV-Xの長所
革新的なSPCCI技術により、ガソリンエンジンでディーゼル並みの効率を実現
【私の認識は、ディーゼルには負け】
高トルク・低回転域での力強い走り
【ぼちぼちやなぁ。4.2NAのほうが凄いぞ(笑)】
環境性能の向上(NOx排出の抑制
SKYACTIV-Xの短所
エンジン制御が複雑でコスト高
実燃費が期待ほど伸びず、商業的には苦戦
車両価格に反映されやすく、普及に課題
SKYACTIV-Zの長所
よりシンプルな構造で軽量・低コスト
ハイブリッドやPHVとの親和性が高い
【なんでかな?安い?軽い?】
カーボンネガティブを目指す次世代設計
【これはエンジン以外の技術やね】
SKYACTIV-Zの短所
単体での性能は未知数(発電機用途が中心?)
ピュアな走行性能よりも補助的役割が強い可能性
実車搭載例がまだ少なく、評価はこれから
でね、意見を聞いてみた。
🏁 どちらが優れているか:私の見解
技術的な挑戦としてはSKYACTIV-Xが非常に魅力的です。圧縮着火というガソリンエンジンの限界に挑んだ点は、エンジニアリングのロマンそのもの。
しかし、実用性・将来性という観点では、SKYACTIV-Zの方が「電動化時代の内燃機関」としての役割を果たす可能性が高いです。特にハイブリッドやPHVとの組み合わせで、環境性能とコストのバランスを取れる点が魅力的です。
🔮 結論:技術革新ならX、未来志向ならZ。あなたが求める価値によって選ぶべきエンジンが変わります。
私が求めるのは未来志向のX(笑)
Posted at 2025/08/14 22:42:10 | |
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