清原逮捕。

今朝、目が覚めて、スマホのニュースアラートを見たら、衝撃的なニュースが。

皆さんもご存知の通り、西武～巨人～オリックスで活躍した元野球選手で、「球界の番長」ことマルチタレントの清原和博容疑者（48）が、昨夜、覚せい剤所持容疑で警視庁に逮捕されました。


昨夕、自宅マンションにて逮捕されたんですが、覚せい剤のほか、吸引用のパイプやストロー、注射器なども見つかったのだそうです。

一言、ショックです。

かつて、アメリカ・メジャーリーグの八百長事件に関わったとされ、球界を永久追放されたシューレス・ジョーに対し、最後の試合に球場に来てた子供から向けられたあの言葉じゃないが、この言葉を捧げます。

「嘘だと言ってよ、キヨ！！」

子供の頃、当時通ってた小学校に転校してきた奴の影響で野球好きになり、西武黄金期をリアで見て来て、４番ファースト清原の活躍をリアで知る世代としては、悲しくてなりません。

１９８７年の日本シリーズでは、あと１アウトで巨人を倒して日本一になる局面で、感極まったシーンは、子供心に覚えてるし、１９８６年の甲子園でのオールスターでのKK対決で、巨人の投手になってた盟友・桑田から放った豪快なホームラン、日本シリーズ・オールスターではここぞと言うときの勝負強い豪快な打棒で魅了した様はすごく強烈に残ってるだけに、このような結果になろうとは・・・・。

ただただ、残念です。


このニュースを受けて、球界関係者や芸能界からもさまざまなコメントが寄せられたりしますが、今回の件に関しては、どんな理由であれ赦されないことだし、こういう言い方はしたくないけど、自業自得というか身から出たさびというか、擁護するつもりは毛頭ないですね。

確かに、野球人としての実績は、タイトルには無縁だったかもしれないけども申し分ないものだったのかもしれない。ただ、一人の人間、男、夫、父親としては、ハッキリ言って弱かった。
私は、そんなに誇れる生き方をしてきたわけでもないし、家族にも迷惑掛け捲りで、金も名誉も地位も遠い人生だが、間違っても心の弱さを理由に、薬とかに走ることはしないと思い、日々を生きてます。そうしないと放りだされるから。貧しくとも正しく生きるほかないのです。

まあ、清原容疑者の心境も判らなくはないけど、その筋の方々に自ら接触して、覚せい剤を買ったり、体に墨を入れたりして虚勢張って自らをアピールするのって、むしろ、白い目で見られて、やがて回りや世間から敬遠され、しまいにゃ家族や恋人、友達から見放されて、放り出されるのは周知の事実です。


私の知り合い、親類にも、薬物ではないが、借金とか女性問題とかで家族崩壊した末に、縁を切られた奴が数名ほどいるのですが、今回の清原ショックで、ある意味近いものを感じました。

別に私は、清原の親類でも家族でも兄弟でも友達でもないが、本気で立ち直るためには、まず、これまで築き上げた地位や名誉や高すぎるプライドを捨て、それこそ、まずは薬物矯正施設に入って、住み込みで働きながら、人生をいきなおす他ないでしょうね。当然、家族や友達からは離れるしかないでしょうが。

それだけのことをやったんだってことを骨身にしみさせるしかないと思います。
その上で、どう立ち直るか、立ち直る努力をさせるかに掛かってるのではないでしょうか。

「公算亡き者更新なし」・・・・そんな言葉が骨身にしみる出来事でした。