コロナウイルスの影響は、多方面に多大なる影響を及ぼしてますね。
先日は、SNS上で、ある不届きな輩のデマツイートに乗せられた人たちが、トイレットペーパーとかテイッシュ、さらにはお米とかカップ麺などの買い占めを行い、一部の不届きな輩がメルカリなどのネットオークションサイトに出展し、法外な価格で売りに出してました。
さらには、地下鉄や電車の車内などで「咳エチケット」を巡るトラブルが多発したり、何とも情けないというか、悲しい気持ちになりました。
そんななかで、土曜の夕方、安倍総理が会見し、先に発表した公立学校の休校措置に加え、コロナウイルス検査を一般の病院で保険適用での治療で行うなどの方針を示しました。
一連のコロナ騒動を観てて、ある曲が、今、私の中で響いてます。
元ジェネシスのフロントマンで、後にシンガーソングライターとして、母国イギリスだけでなく、アメリカでもヒットを連発した、フィル・コリンズの代表曲「Another Day in Paradise」。
ここ最近、私のiPhoneのiMUSICに入ってて、愛車のナビにUSBケーブルで繋いで、この曲をBGMとして、良く聴いてます。
1989年末に発表された、彼のオリジナルアルバム「Bad seriously」のリードトラックとしてシングルカットされて、1990年始めまでの間、全米でヒットし、翌年の「グラミー賞」の最優秀アルバム賞を受賞した大名曲で、日本でもマツダ・クロノスのCFソングとしてヒットし、当時、我が地元のFM福岡のチャート番組「FM福岡ヒット50」で1989年の年末から90年の1月末までの間、1位の座を守った曲でもあります。
当時、アメリカで社会問題化してた「ホームレス」の置かれた立場と、「貧困問題」「格差問題」にまっすぐに向き合った曲として書き下ろされました。
これまでのフィル・コリンズの作品にしては、異色とも言える社会派の作風の歌詞が印象的なバラードナンバーとして、発表から30年経った今でも色あせないナンバーです。
内容は、都会の一角で、一人の男にホームレスの老女が「寝る場所が無いから、どうか助けて欲しい。」と懇願するも、邪険にされる姿を見て、フィル・コリンズが聴いてる人すべてにこの言葉を投げかけます。
「自分の身に置き換えて考えてみろ。君たちは今、こうやって楽に生きていられるけども、下手したら、あの老女みたくなるんだよ?明日は我が身だぞ。よく考えてみろ?」
所謂「因果応報」を伝えてる歌詞なんですが、あまり言いたくは無いけど、日本人がいつの間にか他人への思いやりとか、相手の身になって考え、寄り添う姿勢が少しずつ失われた感がしたのを感じたのは、私だけでしょうか?
この曲を聴くと、そんな想いに駆られます。
こう言う危急時だからこそ、正しい情報を得て、把握して、自分の中に落とし込んで吟味して節度ある行動をすること、相手を思いやる姿勢を見せることこそが求められるべき姿、オトナとしての態度ではないでしょうか。
デマツイートを流して混乱させた輩、それに乗せられて買い占めに走った人たち、買い占めた品物をオークションサイトに出した輩、そして、「咳エチケット」を巡るトラブルを起こした当事者と止めに入らなかった傍観者には、是非、一度、この曲を聴いて貰って、己を見つめ返して頂きたいモノです。
明日は早いけど、頑張って行きましょう!!
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Posted at
2020/03/02 23:42:19