GB350Sタイヤの選定で色々調べたものの、選べる範囲が狭かったこともあり、BSよりちょっと割高感があるミシュランに落ち着くことにしました。
自転車のタイヤではミシュランが好みでして、全体的なもっちり感、高グリップとしなやかさ、癖のないプロファイルがとても好きでした。(いまはコンチのGP5000が同じ感じで好み)
今回選んだのは GBには少し重くて硬いのではないか?と思う ROAD CLASSIC

F:100/90-19 R:150/70-R17 ←Rが重要
ロードクラッシック(以下RC)はベルテッドバイアス(ベルトで補強済みバイアス)と属されバイアスは網状のカーカス構造を均一に風船のように膨らませているため、遠心力によって走行面が外に向かって変形する特性をトレッド面にベルトを巻いて(RCは2枚)
トレッド面の剛性や変形を抑える構造。よって通常のバイアスよりも重くて硬いフィールとのこと。
タイヤの重量は運動性、耐久性、燃費など、あらゆる面に効いてきますのでちょっと気になってました。
自転車の場合、タイヤ重量の恩恵を身体で感じられるのでとても気にするほうです。
そんな新世代バイアス!と謳っているRCの中に、なんとリアの1サイズだけラジアル設定があるんです!
さすが世界で初めてラジアルタイヤを量産した会社!?GB350Sのために設定したように見る不思議!

このラジアルについて詳しい資料や説明が未だに見つけられていませんし、実物も見たことない・・・
タイヤ速度記号について一般的な基準は
V:最高速度240km/h H:最高速度210km/h という指標が主立ってますが、GB350Sのタイヤ速度記号は前後 H となっています。
HをVにすることは問題ないようで VをHにするのは安全性低下方向なのでNGとか
RCで組む場合、リアはH(バイアスにするとVが選べる逆転現象)なのですが、フロントはVのみ設定です。
昔から思ってたのですが、速度記号ってプロファイルは一緒のまま縦方向のたわみへの耐性というか、試験上での許容値の違いで、コンパウンドの質や量を調整して 硬く(密度を増やす)することで H→Vになってたわみを減らす(=性能UP)なのかなと思ってます。
こんな印象なので、「Vは高性能=値段も高いしHより良い!選ぶならV」って思ってましたが、今となっては、そこまでの運動性能を求めない限り、フィーリング重視でしなやかなHほうが良いのかなと思うと、リアのラジアルはH設定、というのは渡りに舟って感じかなと思います。
フロントは剛性的にVにしないと仕方がないのかなと、純正ツアランスネクスト(H)は張力に負けたのか溝が割れてましたし・・
フロント

最近のタイヤはパターン逆?みたいなのをよく見ますが、コレがこのタイヤの正解で外から内に溝があります。
リアは内から外に排水

これが一般的なのかと思ってました。
リアはラジアルですがサイドはふっくらしててバイアスのような見た目です。

ラジアルのR
インプレは皮むきい終わったら紹介しますが、装着から家に帰るまでの20kmほど走った第一印象は・・・
直線:フロントは路面凹凸を細かく拾うけど乗り心地はよくてイヤな感じはなし。
リアはバイアスっぽい(GB350のよう)弾みと倒れ方ですが、直進での安定感はツアランス同等で悪い印象なし。
転がりが良くなったのは、新品だからだと思います。
コーナー:すっと倒れる(1番の変化点)
ショートなコーナーでも狙ったラインに入り、すっと起きあがる。長いコーナーでは粘りが強く、今まで以上に安定して倒せそうなので速くても遅くてもライントレースはかなりしやすくなった。リアの丸いプロファイルからくるものなのか、GB350のようなヒラヒラ感を感じます。
まだ皮むき中ですが交差点などの直角的な左折時の変化が顕著で、コレまでの膨らむ感じがなくなり、小回りがとても利く(倒しやすく、戻りも自然)印象。
ツアランスに慣れすぎてて進入時の重い感じがない分、インにつきやすくなった点は慣れるまで少し時間が必要かも。
発進、停止でのタイヤの重さとかはまだ感じられず、今のところネガな部分はほとんど無い印象でした。
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2025/12/07 18:22:30