医療費助成申請の壁

２００４年の２４時間テレビに出演した林家こん平さんが放送終了後に倒れ緊急搬送された。　特定疾患に指定されている多発性硬化症という病気のためだと判明しているが、実は家族にその病気の治療をしているものがいます。　幸い症状は軽く手足がときどきしびれる程度で、日常生活にはほとんど支障はないが、毎月１回の通院で１本２万円の注射、そして毎日飲む薬が月に約８万円と高額である。　医療費助成を県に申請したのだが、EDSS（総合障害度）が低いため却下されてしまいました。　EDSSが４．５以上でないと認定してくれないそうですが、それは補助器具を使わないと歩行できないくらいのレベルです。　免疫性神経疾患で発症の原因は不明、根治治療は不可能なので、継続的に医療費がかかります。　死ぬまであと５０年とすると医療費の総額は３０００万円を越えることになりますね。　高額医療費に対する助成もありますが、こちらは全額ではなく上限を超える分だけの補助ですから、あまり期待ができません。　健康保険に入っていても、毎年６０万円までは自分で払いなさいというのが日本の現状ってことですね。　なんでもかんでも医療費を国が負担していたら健康保険制度が崩壊してしまうので致し方ないところですが、難病にかかったときの経済的負担は大きいので、社会人になったら民間の医療保険には必ず加入しましょう。