
4年前に公開され、映画がそれほど好きではない私が見てみたいと思いつつ見られなかった「感染列島」。
その存在を忘れかけた頃、TV放映決定!…ってか、忘れる前にTSUTAYAで借りろよ。
で、録画で見ました。…ってか、見たかった割には放映後2週間も経っているが。
ある男が風邪と診断された翌日、重症で病院に運び込まれ、原因が判らないまま吐血しながら死んでいった。その後、瞬く間に院内に広がりパニック化。やがて日本全国で次々と発症。ウイルスの猛威に人は無力なのか…という、タイトルから察する通りの内容。
一昔前はSARSがあったり、この映画公開の後にも新型インフルエンザがあったことからも、起こりうる脅威、パンデミックの恐怖として警鐘を鳴らすという意味では、よい作品だと思いました。
が、シーン設定にどうも無理、矛盾、見え見えがあり…
・こんなに渋谷や銀座が荒廃するか?火の気があちこちで起きるか?
・どうして日本だけ蔓延するの?
・交通がマヒして人一人いない銀座に、主人公は病院(都内・架空市名の設定なので23区外)からどうやって何しに来たの?
・交通がマヒしているのに、どうして主人公が発生源を追って海外に飛べるの?
・そもそも、発生源調査に現地へ医者である主人公が行くか?しかも感染者の濃厚接触者が容易に飛行機を利用したり、他国に行くべきではないのでは?
・感染が危ぶまれるのに、時々ゴーグルもマスクも外して無防備過ぎない?
・医師や看護師の家族が出てきたことによって、その医師や看護師はいずれ亡くなるのが見え見え
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とまぁ、枚挙に暇がないほどツッコミ所が多すぎて、起こりうる事として警鐘を鳴らすはずがすっかりスポイルされちゃった感じ。もしかすると、医療関係の方が見たら、さらにツッコミ所は多いのかも。
とはいえ、国や地方自治体、企業、個人はこのような有事の際の態勢を備えておくべきと言う意味では、意義のある映画だった思います。ネタとしては私が好きな内容だったし、「明日地球が滅びようとも、今日、君は林檎の木を植える。」のフレーズはシーンと相まって心打たれました。
↑ネタバレ感があるけど、公開後4年経っているし、TV放映後2週間ほど経っているし、もういいでしょ
ウイルスに負けないよう、1に睡眠2にストナ、うがい手洗いにんにく卵黄ですね~。
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Posted at
2013/02/12 00:19:13