こんな会社まだまだあるでしょ？軽井沢の事故から

軽井沢での貸切バス転落事故についてですが、バス会社への批判や違法指摘が多いです。
まぁそれはしょうがないです。ツアーを企画したツアー会社がまったく出てきませんね。
気持ちの悪い報道です。マスコミも何してるんだかｗ

2012年4月に起きた藤岡ジャンクションでのバス事故後に法改正で走行距離の上限と最低乗務人員と最低受注金額引き上げにもかかわらず・・・人手不足を理由に、


①免許さえあれば誰でもいいという経営体質。

②安全運行の為の教育や訓練は業務中ないし後回し。

③会社のドライバー以外の従業員は少ない状態で経営してるため運行管理は全て社長がやっているとは限らない。（辞めた会社は運行管理は名ばかりで何もしてませんでした。）

④ツアー会社から安い金額をふっ掛けられても断れない構造がまかり通っている。
（私のいた運送会社も上から来る仕事を内容も金額も見ずに受注してたし、経営者も営業もバカだったから。下の会社はいつもそういうツケを払わされてる。）

⑤運行管理というものをないがしろにしてるうちに「事故さえ起らなければいいや」というふうに事業者が自覚してる？



上記の内容で経営している事業者は、世の中にはまだまだあると思います。
こうなったのも2000年の小泉改革による規制緩和なんですよね。これ覚えてる人いるんかな。
タクシーも貸切バスもこの規制緩和で一気に増えて、安全をないがしろにして過当競争で失った安全を回復するにはまた法改正で再度規制するしかないのが今のところの対策です。

しかし、役所（国交省）の抜き打ち検査やるって言っても今まで検査や査察やってたの？って聞いてみたいくらいです。逆に役所から天下りしてたら「検査来るよ」って情報は筒抜けだよ（爆）



最後に・・・

中途半端な体制で安い受注でドライバーを過労させ経営し、さらにいつも「人が足らない」とか言ってるならその事業から撤退してしまえと言いたい。