
この記事は、
クラシックCarニバルin小松 2013 開催について書いています。
11/3、松山自動車道の石鎚山ハイウェイオアシスにて、クラシックCarニバルin小松2013が行われた。いつも次週にミルキーウェイ・ブルーアイランドラリーがあるので、なかなか連続では行けない。しかし、今年はミルキーウェイに欠場が決まっているので、皆さんに年一度お会いする為にも、出かけさせていただいた。
朝三時半起床。グーグルナビで見ると、自宅から300キロ、3時間半。8時を過ぎるとハイウェイオアシス側から入りにくくなるということを、1973マッハ1さんにお聞きしていたので、朝4時にローバー75で大阪を出発する。娘は爆睡、嫁さんも途中から寝込む中、神戸鳴門自動車道→徳島自動車道と運転。徳島を超えて阿波PAで小休止、石鎚山ハイウェイオアシスに到着したのは7時半だった。流石に早朝、ドンピシャだ。
でも到着したところはこんな状態。

あらら..早すぎましたね(笑)駐車場一番奥、本部の横で設営されるスタッフさん達をみていた。8時から野菜直売所が開いたので、早速嫁さんと娘は出陣。朝一のためたくさん野菜が有ったらしく、今まで道の駅で買った中で一番の量を買込んでいた。
「だって安いのよ。みかんが激安なの!」そりゃ愛媛県だもの(爆)
「別の駐車場に面白いクルマが置いてあるよ!」というのでチェック。
これは…親ガメの上に子ガメ!

普通三輪車は6ナンバー、軽は3ナンバー?どちらもシングルナンバー、恐るべし!思わずこれば"best of show"かな思ってしまう。
こんな車も来ている。

年期の入ったサビサビのサンバーも凄いが、その上のエンジンは?どうも農業用のようで、後で会場でスッポンスッポンと音を立てて運転していた。こういうエンジン(アメリカ製らしい)を知らなかったので、新鮮。
そのうちに三々五々出場車が。

と言っている間にどんどん参加車が!
マツダの軽トラ、ポーターが並ぶって…

箱スカ軍団

フェアレディ軍団

あっという間に大盛況!
午前中は降ったり止んだりの雨も、午後は降り続くようになってきていたが、臨時駐車場からのバスからもどんどん人が溢れてきて、えらい人出に!


クラシックカーのイベントで、こんなに人が出るのを見るのは、有明のニューイヤーミーティング以来だ。特に国産車のシングルナンバーや55ナンバーをこんなに一度に見たのは初めて。やっぱり日本なんだから国産車の層が厚くなければいけないのだが、それにしても四国でこれだけ..東京もすごい集まりがあったようだが、こんなに旧車が熱いとは知らなかった。旧車會系のクルマをこんなに見たのも初めてだ。
今回の大きな目的は、みんカラのお友達やミルキーウェイのお友達と会う事だった。まず見つけたのは、はげチャビン画伯のチンドン号(2CV)!
「こんにちは。大阪から来ましたよ!雨、大降りにならないといいんですけれど。」
「よく来ましたね。このイベント、何故か雨が多くて。一昨年は豪雨で、チンドン号もキャンバストップから浸水して大変だったんですよ。」
「え?!」
「一部破れてるんで。」
さっそくテントの設営を少しお手伝い。キャンバストップにもジャニままさんがビニールシートを掛けている。折角なので絵はがきを購入。でもへそ曲がりなので、国産360ccと、地味なイギリスのサルーン(アングリア、コルチナ、エスコート)を購入。
あれは、1973マッハ1さんだ!

「こんにちは。昨年は茨木ヴィンテージカーショーまでありがとうございました。」
「お久しぶりです。今年は茨木は無理かも知れませんよ。」
「ええ、そんなに無理しないで下さい。でもさすがマスタングは長距離ツアラーですよね。こないだは愛知県まで行って来られたんでしょう?」
「ええ。でも流石に疲れましたよ。」
「でもプリウスでも長距離バンバンはしっておられるじゃないですか。」
「さすがにマスタングは直進安定性が良くなくって。」
「ああ、そうでしたね。父のクーガーXR-7もそうでした。」
会えて良かったです。
なかなか来ないなと思っていたら、やっとテリ坊さん登場!
「こんにちは。ミルキー行けないんで、こっちに来ました!」
「残念ね〜。でも子供さんの行事じゃ、仕方ないですね〜。いつも大家族で来られるSさん一家も、今年は行事やら510ブルのミーティングやらで来られんらしいですよ。」
「あらら。欠場なんですか。来週頑張って下さいね!目指せ、表彰台!」
あとで見たら、はげチャビン画伯に描いてもらったテリZの絵が飾ってあった。

これは嬉しいだろうな。うちも描いてもらったP6の絵、家にかざってある。

雨上がりのテリZ。昨日急いでワックスしたと言っておられたけど、綺麗に水弾きしてきれいだなあ。
kojirouさんともお会いしたかったのだが、どうしても探し切れなかった。でも他の皆さんにお会い出来たから、良しとしよう。
お、噂をすれば、大工のS一家の息子さんが。
「こんにちは。今日はS一家で来られてるんですね。」
「ええ。510やらキャロルやらで。こっちのキャロル、うちのなんですよ。」

「あれ、いつもミルキーで見るキャロルはあっちに別に止まってますよね。こっちはえらい可愛いやないですか。」
「あれは父のところのなんです。うちにはキャロル、五台くらいありますから。」
「え!?」
「このキャロルはうちので、最新号のノスヒロに載りました。」
ノスヒロを見せていただく。
「載ってるの奥さんじゃないですか!奥さんのクルマなんですか?」
「ええ。日常にこのクルマ乗ってます。」
「このチャイルドシートも、パイプで組んであるし..かなり古いもんですよね?」
「ええ。知り合いの倉にあったのをもろてきました」
アンティークのチャイルドシートって..凄い(笑)
お友達との濃い会話(笑)の後は会場を見て回る。いつものイベントのようなイタ車や英車は少ないが、これだけ国産旧車があると、色々と刺さりまくり。

ハコスカと510ブルのお尻。似たような時代だが、結構違う。510ブルの方がコンパクトで、箱スカの方が角張ってるんだ。


TE71の4ドアGT。ハッチバックのレビン/トレノより、こっちの方が好きっていうのも、やっぱりハコが好きなんだな。


トレノじゃないスプリンターSL。シングルナンバー。綺麗な個体だな。

このカリーナも好きだったなあ。千里中央のトヨタのショールームに良くカタログ貰いに行ったなあ。この茶色も懐かしい

エントリー車じゃないけど、懐かしいFFジェミニ ハンドリング・バイ・ロータス。こうやって見ると刺さってるのは殆ど角張った4ドアセダン。やっぱりセダンが好きなのかなあ。
そして今回、私の選んだCar of the Showは..




スカイライン2000GT、箱スカの青バッチのAT。内装はオリジナルのまま、外装ではGT-R用テッチンホイールがいかしてる!ATというところも渋い。エンジンもソレタコデュアルじゃなくて、タコ足だけにしてある。
オーナーさんとお話しすると、
「これ、シングルキャブのままで、インテークマニホールドを綺麗にしたら、下のエクゾーストがあまりにカッコ悪いので、タコ足にしたんです。雑誌(オールドタイマーかノスヒロかは聞くのを忘れた)に載ったんですよ。」
とのこと。コツコツ自分で仕上げたらしい。自分にはとても出来ないけど、じぶんでいじって楽しむのが自動車趣味の王道なんだろうなあ。それは出来ないから、出来る範囲の鉄道模型とかプラモデルで手を動かす事を再開してみよう。
日帰り温泉もあるので、昼からは入浴して休憩室で一休みしてウトウトした。午後二時の解散となったので、皆さんにご挨拶して帰路につく。このハイウェイオアシスは下り線にあるので、どうせいよ小松インターまで行かないとUターンできない。そう思っていたら嫁さんが急に
「ねえ、今治のタオル美術館って遠い?」
「いや、30分もかからないと思うよ。行きたい?」
「ええ。うち、ムーミンに凝ってるでしょう?その作品で見たいのがあるのよ。今年ミルキーで行けると思ってたのにダメだから、多分次は二年後でしょう?それなら今行けると嬉しいな。」
「折角ここまで来たんだから行こう!ミルキーの帰りだと、クルマも不安が有るし、次の日仕事だから必死で帰らないといけないよね。でも今日なら明日の休みもあるし、車も現代車だから、大丈夫だよ!」
今治のタオル美術館はすごい人だった。
雨、連休、たくさん観光バスで乗り付ける沢山の人たち。いつも空いているのしか見てこなかった我々には驚きだ。ゆっくり美術館を見て、買い物をして、16時半に出発。帰路は高松自動車道から神戸鳴門自動車道経由を選んだ。最初は嫁さんに運転してもらい高松自動車道の府中湖PAまで、そこから一車線の多い高松道から淡路SAまで私が運転した。淡路SAで以前も娘と食べたタマネギラーメン(タマネギの甘みがたまらん!)を三人で食べた後、嫁さんに交替してもらい帰宅。渋滞もあまりなく9時半には帰宅した。
やっぱり現代車でかつ運転手が二人だと、疲れが違うなあ。
往復600キロを無給油。いつもは大体5km/lの燃費が10km/lに。沢山の野菜とお土産を満載して、家族も大満足で帰宅した。雨だけどよい日帰りツーリングだった。