今回はウチのコたちが色々語る荒鷲便りをお送りします(^-^)
炬燵と蜜柑でまったり零戦とB-25

零「冬はやっぱり炬燵だね―」
B「外は風が荒れてるね。明日は雪かな?ふぁ~暖かくて眠くなるよ…(ρ_-)ノ」
零「眠っちゃ駄目だって。トランプさんの就任演説見るんでしょ?」
B「あと二時間持つかなぁ話のネタ、何かない?」
零「そうだね。去年は色々あったけど何と言っても安倍さんの真珠湾訪問、あの日は記念すべき日になったね。式典もつつがなく終わったし」
B「つつがなくって?」
零「いや、てっきり大きな暴動が起きて謝罪や賠償を求められると思ったんだ。アメリカは真珠湾を忘れたのかなって」
B「…忘れないよ。忘れるはずがない。だけど、オバマ大統領が広島に行ったときも大きなトラブルはなかったよね。
確かに一部、謝罪を要求したり謝罪は当たり前って言う人はいたけどそれは真珠湾でも同じ。
僕が言うのも何だけど、忘れない=憎み続けるってことじゃないと思ってるんだ」
零「(Bちゃん目醒めた?)成る程。そういえば、民間人を標的にした原爆の被害者もオバマさんを歓迎していたっけ」
B「過去を完全に水に流すことはできないと思うの。だけど、その上でアメリカも日本も未来を見てる。2人の演説にもあったけど僕もそう思うよ」
零「70年前、熾烈な戦いを繰り広げた相手だからこそってことだね。式典には感激したけど一つ残念だったのは」
B「…?」
零「安倍さんの演説、オバマさんが広島で話したことと大体同じじゃない?もう少し安倍さん自身の言葉が聞きたかったな」
B「そう言われるとそうだね。でも、軍人と民間人の違いはあったとしても似たような出来事について話したら、内容が似たり寄ったりでも仕方ないんじゃない」
零「そんなものかな。あ、そろそろ演説始まるけどホーネット達、来てないな」
B「向こうでミニ零に空戦教えてたよ」
零「…完全に忘れてるよね。ちょっと呼んでくるよ」
B「行ってらっしゃい」
B「2人の演説、お互いの国の日常まで思いやっていたけど
お互いに相手国を倒そうとしていたのに、そこまで感情移入できるのは国のトップの為せる業かな?
それとも…」
―零戦、ホーネットを連れてきて―
ホーネット「トランプ大統領万歳\(^O^)/今日から新しいアメリカが始まるぜ~飲めや歌えや。まずは一杯」
B「そうだね。祖国の出発を祝して乾杯(^^)/▽☆▽\(^^)」

零「Bちゃんたちご機嫌だな。ん?キャタピラの音もするー」
ミニ零A「我らが軌道は無限なり~

」
ミニ零B「我が装甲は無敵なり~


」
零「おや?Tちゃんたちも来たんだ」
T-34「ふぅ間に合った…ってミニ零に急かされて来たのはいいけど何が始まるの?」
零「トランプ大統領の就任演説だよ。ミニ零も気になるんだね。まぁ間接的に日本も関係あるし」
T「そういえば今日だったね。だからミッチェル達お祭り気分なんだ」
ホ「始まったぞ!Oh, say can you see, by the dawn's early light‥」
B「What so proudly we hailed at the twilight's last gleaming?」
ミニ零たち――ポカーンw(・O・)w
零A「星条旗…?」
零B「僕らでいう"日の丸の旗"の歌かな?」
T「あれはアメリカ国歌だからね。日本で言うなら君が代だよ。さ、静かに演説聞こうね」
―演説が終わって―
T「これがトランプ政権の柱なんだね。外国からアメリカを取り戻す。国益国民第一か、中々良いことを言ってるけど何だか心配だな」
零A「心配って何が?」
T「益々、格差社会が広がりそうだなって。少し前に"8人の富豪の資産と下位層約37億人の資産の合計がほぼ同じ"ってニュースがあったよね。
こんな記事見ると僕は悲しい…祖国のあり方、目指していたものは正しかった気がするよ」
零A「社会主義ってそんなにいーの?」
T「貧困に苦しむ人はいないよ。富はみんな平等だからね」
零B@ホーネットの翼の下「貧富の差が無くてみんな平等。それは理想だなぁ」
ホ「ちょっと待った~さっきから聞かせてもらってるが、俺は資本主義の方が良いと思うぜ。俺自身が米軍機なのもあるかもしれんが。
まぁそれは置いておくとしてだ」
Tちゃんの前に飛び出すホーネット
零B「あ、お布団に逃げられた。寒い」
ホ「誰でも会社を設立できて自由に儲けられる。
努力次第で幾らでも資産を増やせる訳だし極端な話、誰でも大富豪になれるチャンスはあるんだ。
平等に道は開かれてるんだぜ」
T「ホーネット、君の考えは分かるよ。だけどそうは言っても皆がお金持ちになれる訳じゃない。
だから、僕の国では簡単に言うと国が仕事も富も管理していたんだよ。
最初から皆平等だったら残される人はいないし、格差は生まれないでしょ」
ホ「だ~か~ら、努力すれば報われるのが資本主義だっての。
自由に儲けて税金納めて国民も国も栄えるんだぞ。
最も何の努力もせずに生活が苦しいとか不満言ってるのは自業自得だけどな」
零A「これは冷戦勃発かな」
ホ「お前はどう思うんだ?」
T「零はどっちなのかな?」
零「え、えーと、日本は資本主義で何とか上手くいってるからそのままでも良いかなと思うけど
格差社会に苦しめられてる人がいるのも事実だし、それを考えると…」
白スツーカ「あの子、いつも肝心なとこで優柔不断なのよね。日本機だからかしら。
良く言えば自分の意見は控えめに和を乱さないってことでしょうけど」
B「雪鷲ちゃんいつの間に?だけどね、スイッチ入ったら止まらなくなるのが日本でもあるんだよ。
ドイツでは知られてないと思うけど、先の大戦では一億玉砕を掲げて戦ってたりね…本気で怒ったら一番強いのかもしれないよ」
零B「まぁそれはそうと、今後のトランプさんの言動から目が話せないよね。大国のトップが変わったんだ。色んな国に影響が出るだろうね」
雪「ミニちゃん綺麗に纏めたわね。」
そんなこんなで荒鷲達の夜は更けていきました

本当にトランプ政権の行方は注目ですね
オマケ
B「結局、夜更かししちゃったな。いつの間にミニ零が来てるよ。遊び相手のTちゃんもホーネットも難しい話ばかりしてるから退屈なのかな」
零「翼に挿んでるのはニュース記事だね。どれどれ…
日韓合意は破棄せよとの声が多数。竹島に少女像設置の動きも――」
B「もうあの国は放っておいた方が良いよ」
零「そうだね。和解云々ってレベルじゃなさそうだし…」