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midnightbluelynxのブログ一覧

2024年06月13日 イイね!

蔵王

蔵王 公共放送・NHKのニュース番組「おはよう日本」0500時台の放送から、「各地の話題」の枠で報じられた『町政69年で初の女性議員・宮城』に注目。

 宮城県の山間部・蔵王町にて、今年2月の議会選挙で当選した女性議員の話題。議員のプロフィールや選挙戦の様子、投票結果等は、既に4か月前報じられている内容であるが、今日の放送では初めての一般質問の様子が付け加えられていた。

 現在、連続テレビ小説「虎に翼」で、戦前に女性初の弁護士・戦後はやはり女性初の裁判所長となった三淵嘉子氏をモデルとしたドラマが放送されている
 主人公・猪爪寅子が法曹界を志すきっかけとして描写される、法律に拠って女性は婚姻後、禁治産者と同じく「無能力者」として権利を制限されていた時代ならいざ知らず、普通選挙制が導入されて以降令和の世に至るまで、女性議員が一人もいなかったという現実に、正直申し上げて戦慄せざるを得ない。

 高度なテクノロジーと気品薫る文明を誇る我が国において、化石でしか見ることのない類人猿が、あろうことか生きて捕らえられたかの如き衝撃である。


 女性議員の当選後の活躍を、初めての一般質問を軸に紹介していたが、初々しさが微笑ましいものの、そこは町民を代表する立場として、新人の立場に甘えることなく議員活動に邁進していただきたい。
 気になったのが、町内の観光施設に子連れ利用者の便宜を図るファシリティ(おむつ換え台・授乳室など)が欠落していることに、自らも母親の立場として気付き、蔵王町の子育て施策拡充を訴えて立候補→当選されながら、一般質問では「(おむつ換え台・授乳室などが)無くて不便だと聞いています」と伝聞調だった。
 ご自身も当事者として見聞きしたことなのであれば、しっかりと自らの実体験として発言された方が、議論を深めるためにも良かったように思う。

 女性議員は、この度の選挙で一挙3名が当選。党派やバックボーンは異なれど、女性議員が議会において孤立してしまうような事態が発生すれば、女性議員として連帯し行動することもできよう。
 他の自治体の議会では、女性議員に対するハラスメントが横行している醜い実態も漏れ聞こえてくる。
 耐え難い腐臭を放つ土着保守に、よもや麗しき女性議員の前途が汚されることの無いよう、蔵王町の有権者は厳しく監視してほしい。

 『地方自治は民主主義の学校』という金言が正であるなら、蔵王町の民主主義は新たな学びと活力(=女性議員の当選)を得て、初めてのスターラインに立った。
 既に戦後間もない段階で、切っておかねばならぬスタートではあったが、今からでも早急に「令和の地方自治」に追い付いてもらいたい。

Posted at 2024/06/14 09:08:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年05月25日 イイね!

叱責

叱責 フランス系の国際通信社・AFP通信の日本語版配信記事から、本日付『イスラエルが大使「叱責」 アイルランド反発 パレスチナ国家承認めぐり』、および昨日付『イスラエル、スペインにパレスチナ人向け領事業務停止通告 6月から』に怒る。

 植民地経営の何たるかを知らぬまま、無謀な世界戦争に挑んでいた裏で、外交官としての特権を最大限に活用して、任地に迫害から逃れてきたユダヤの民を救った杉原千畝のエピソードは、多くの日本人が知るところであろう。
 私自身も、親族が同姓である(出身地が異なるので直接的な関係は無いが)ことと相俟って、その行動と高潔さを称賛し、顧みてその精神を我が血肉としたいと願っている。

 杉原に救われた人々を始め、ナチス・ドイツの絶滅政策を生き延びたユダヤの民が、あろうことか他民族への虐殺行為に勤しんでいる。

 そもそもパレスチナの民の信仰とは、何ら無関係な「神」との約束とやらでズカズカ他宗教の人々が乗り込んできて、ハリネズミの如き武装国家=イスラエルまで作り上げてしまった経緯を顧みるに、パレスチナの民が抵抗運動を続けることにこそ理があると思わざるを得ない。
 イスラエルの後見人たるアメリカ合州国(※)の施策が、イスラエルの蛮行に目を瞑っているのは、選挙においてユダヤ系の票を無視できないだけでなく、アメリカ合州国自身もネイティヴアメリカン(いわゆる「インディアン」)を駆逐して国土を確保してきた、「似た者同士」ということもあろう。

※弊ブログでは、United Statesの翻訳として「合衆国」ではなく「合州国」を敢えて用いている。

 ヨーロッパのなかでもユダヤ系の影響力が然程大きくない国々が、至極良識的な判断=パレスチナの国家承認を表明したところ、イスラエル政府が怒り狂った末に、大使を呼び出して「叱責」し、併せてパレスチナ人との接触を禁じたという。
 他国を「叱責」し、外交活動へ口を挟むとは、いったい何様のつもりだろうか。
 極めて不遜かつ不適切な態度である。

 様々検索してみると、AFPの配信記事と、それを基にしたと思われるNHK解説委員のコメント以外に「叱責」という言葉がヒットしないので、もしかしたらAFP配信記事の翻訳が、少々厳しい言葉遣いになっていたのかもしれないが、イスラエル側の物言いが相当かつ筋違いに激しかったことは間違いあるまい。


 未来において、或る国に逃れてきた人々と相対した外交官がいたとして、他民族の血に塗れた人々であると知って、助命に尽力するだろうか。
 「未来の杉原千畝」が、本家に劣らぬ人道的判断を下せるよう、特に杉原千畝に救われた人々とその子孫は自らの歩みを顧みて、パレスチナにおける虐殺行為を阻止し、和平の推進に尽力してほしい。


汝、殺す勿れ(モーセ「十戒」)

Posted at 2024/05/30 15:08:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年05月11日 イイね!

万券

万券 有力ビジネス誌「プレジデント」が運営する情報サイト「PresidentOnline」の配信コンテンツから、本日付『40年続いた"諭吉消滅"まであと50日…「1万円札を替えるな」「1万円札は永遠に福澤先生で」慶應OBOG最後の抵抗~新1000円札の北里柴三郎は東大医学部卒だが慶應の初代医学部長~』に注目。


 冒頭からテンション全開で恐縮だが、極めて粗雑な記事で呆れる他ない。

 昨年春の甲子園大会を、実に107年ぶりに制した「塾高」こと慶應義塾高等学校(前回は第2回大会。旧制・慶應義塾普通部→現在の中1~高2 として出場)の応援に関する部分で、有名な「ダッシュ慶應」のコールを「育英を倒せ……」としている。
 オリジナルの東京六大学野球における「ダッシュ慶應」では、確かに「倒せ」を使うが、高校野球においては教育的配慮から「○○が打てよ……」に変えられている。

 そもそも東京六大学のオリジナルにしても、助詞「を」が入るのは校名が3文字の場合だけ(早稲田を倒せ/明治を倒せ/創価を倒せ)であり、「育英=いくえい」であれば「を」を入れないし、入れてしまっては字余りでコールしにくいことこの上ない。

 ライターである田中某は、本当にスタンドで取材したのだろうか。或いは最低限、事後にでも実際にスタンドに居た塾員・塾生(それぞれ慶應義塾における卒業生・学生)から話を聞いたのだろうか。
 極めて怪しい。

 よって、あたかもスタンドで聞いたかのように書き記している、「一万円札を変えるな」なる雑音もまた、実際に発声されていたものなのか、大いに疑問である。


 福澤翁を唯一の「先生」と仰ぐ(現役の教員は、塾内文書や掲示の上では「君」で呼ばれ、「先生」ではない)慶應義塾当局としても、確かに我が国の最高額紙幣・一万円札からの福澤諭吉引退は、ショッキングな出来事であった。
 一方で、入れ替わり千円札の肖像となる北里柴三郎が、慶應義塾と深い繋がりがあることを強く誇っている(参考情報URL参照)。

 広報誌を通じた学校当局の公式見解として、福澤翁引退の無念を隠しようもない記事ではあるが、さりとて新札発行に反対している訳でもない。

 塾員・塾生が自虐ネタとして「福澤先生廃止されちゃいましたよ~」「万券の有難みが減ったみたいで残念です~」と嘯く、或いはプレジデントの記事にもあるように、永遠のライヴァル・早稲田大の関係者を弄って、「うちも引退したのであいこですね(でも初代医学部長・北里柴三郎が入ったよ)」「次は大隈翁だと思っていたのですが(ほんとか?)」などと心にも無いことを述べ、改めて嫉妬を煽る……なんてことはあるかもしれない。

 田中某は、そんなジョーク染みた取材相手のリップサービスを真に受けて、まるで大多数の慶應義塾関係者が、新札発行に反対しているかの如き印象を垂れ流したのではないか。
 甲子園での応援が「えげつない」「相手校が可哀そう」と批判を受けたのに便乗し、三田会(同窓会。中央組織のほか、地域・職域毎に三田会があり、慶應出身の早稲田大教員による「早稲田三田会」もある)組織の強固な一体性と高い行動力を以てして、あたかも恐ろしげな秘密結社が、国の施策を無思慮に覆そうとしているかの如き言説を捏造しようとしているのであれば、看過し難い。

 取材プロセスの公開と、明らかに間違っている記事上の記述の訂正を、早急に求めたい。
Posted at 2024/05/11 18:32:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年05月09日 イイね!

徹底

徹底 全国紙・産経新聞が運営するニュースサイト「産経ニュース」の配信記事から本日付『「モペットは免許必要」ベトナム大使館でルール情報手交 警視庁』に注目。

 私がモペットなる乗り物を、最初に認識したのは子どもの頃に見た古いフランス映画だった。
 タイトルやストーリーは忘れてしまったが、起伏の多い石畳の街並みを、時にエンジンスクーターとして、時に急な坂道ではペダルのアシストを加えて、走っていたのを記憶している。

 ベトナムもフランスの植民地・仏領インドシナだった期間が長く、政治体制としては共産化しても、フランスの経済・文化の影響が色濃く残っており、フランス本土で普及していたモペットもまた、ベトナムに定着したフランス支配の残照なのだろう。
 違法な電動自転車に関する私の認識でも、ベトナム人を含む東南アジア系の人物が、違法なモペットを転がしていることが多い。


 弊ブログでは既に3年前から、外国人による違法な電動スクーター利用を見咎め、警察に通報してきた旨記事にしているが、その後我が家周辺での外国人ライダー目撃は減ったものの、都心の勤務先周辺で日本人が利用している場面に出くわすことが多くなり、状況としては総じて改善しているとは言い難かった。

 漸く世間が、私の認識に追い付いてきたことに胸を張りつつ、警察はここ数年、一体何をしてきたのだと呆れざるを得ない。

 新年度からの取締り強化で、自宅・職場近辺でも違法なモペットを目撃する頻度は大きく減っているが、それでもゼロではない。
 警察には、弊ブログ主が数年来指摘し続けてきた問題を、抜本的かつ徹底的に解決していただきたい。


Posted at 2024/05/11 13:01:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年04月26日 イイね!

子無

子無 全国紙・毎日新聞のニュースサイトから『「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判』に注目。

 子持ちの立場からすれば、これまでは子育ての「敵」として、人事権を振りかざし子育て中にも関わらず異動を命じる経営者(まさに「子無し」か、子がいても本人が何ら育児に関与しておらず子育てのリアルが分からない人物が大多数)か、前時代的な価値観を無思慮に押し付ける腐れ保守かを想定していたのだが、新たな「敵主力」が出現‥…といったところか。


 では、「子無し様」に聞こう。
 あんたらが老いさらばえて年金生活に入ったとき、福祉制度を含む社会体制を維持しているのは、誰なのかと。
 他ならぬ「子持ち様」の子どもが長じて、その重責を担っているのではないのか。

 職場や地域で、「子無し様」の負担が増えている現実は認めるが、それは単に企業や行政のバックアップ体制が手薄だからであって、「子持ち様」の責に帰する問題ではない。

 極めて狭い視野を以て子育て中の親を批判し、疎外するなら、日本が誇る社会保障制度から一切足を洗い、老いてからも福祉の支援を受けぬ覚悟で臨んでもらいたい。
 老化現象以前に視野が狭くなっていては、弊ブログが度々批判し、その危険性を指摘している「自分原理主義者」の予備軍である惧れもあろう。

 子育て施策の拡充と併せて、我が子たちが築く安寧な社会の「敵」とならぬよう、治安対策の面からも対策が必要かもしれない。
Posted at 2024/04/26 09:11:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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