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midnightbluelynxのブログ一覧

2018年09月02日 イイね!

偉大

偉大 アメリカのニュースネットワーク・CNNの配信記事から『マケイン氏の告別式、長女の弔辞に大きな拍手 トランプ氏は不在』に注目。




 記事中の弔辞を、改めて文字にしてみる。


 「勇ましく強いふりをしているが、実は恐怖から生まれた政治だ」
 「ジョンは私たちに対し、そんなに狭い考えではいけない、そんな低いレベルにとどまるなと呼び掛けていた」
 「私たちは互いの誠意と愛国心を、そして最終的には同じチームの仲間だということを、疑ったことは一度もなかった」   (第44代大統領:バラク・フセイン・オバマ2世)

 「ジョンは何よりもまず、権力の乱用を嫌った。偏狭な人物やいばった暴君を許せなかった」
               (第43代大統領:ジョージ・ウォーカー・ブッシュ)


 そして、記事タイトルにもなっているご令嬢の弔辞が、これまた強烈なトランプ政権に対する当て擦りである。

 「(父の偉大さは)喜んで国に尽くした父の足元にも及ばない人々からの安っぽいうたい文句とは違う、本物」
 「ジョン・マケインの米国は『再び偉大に』する必要がない。米国は常に偉大だったから」


 空軍パイロットとして華々しい活躍を見せたマケイン氏側が、仮に軍歴が無いことを以て、現職トランプ大統領を攻撃するのは如何なものかと思うが、自ら母国を無知蒙昧と不寛容の闇へ貶めておきながら、「オレが偉大にしてやる」とは何事か……との批判については、極めて妥当なものと考える。

 私も、トランプ大統領閣下が「フェイクニュース」と罵るCNNの報道を引用することで、故マケイン氏へ哀悼の意を捧げると同時に、アメリカ政界の現状に関する批判に同調するところである。



 顧みて我が国においても、安易に「マスゴミ」なるスラングが多用される状況に、大いなる危機感を覚える。
 報道機関を「マスゴミ」と罵る思考回路の多くは、現在の合州国※中枢を支配する無知蒙昧や不寛容と同じロジックをトレースしてはいないか。

 マスコミ報道は、無条件に信頼すべきものではないが、無条件に批判され排除されるべきものでもない。
 新聞社や放送局が果たさねばならぬ社会的な使命を喪失、或いは権力から禁止された時、訪れる破滅はつい数十年前に生々しい傷痕を見せながら転がっている


 自分の意にそぐわない報道は「フェイクニュース」、それを発する組織を「マスゴミ」と位置付けるなら、我が国にも良識ある人々から弔辞の体裁を借りて痛烈に批判され、葬儀への参列を許されず、暇を持て余してゴルフ場へ逃げ込むような恥ずべき人物が、少なからず存在していることになる。




※弊サイトでは、「United States」の直訳として「合州国」と表記する。
 同時に、今なお根強い人種差別の実態に鑑み、未だ民衆を束ねる「合衆国」たりえず…との批判を込めている。
 なお、学校の試験等で「合州国」と書いてしまっては点数が貰えないので、弊サイトの趣旨にご賛同いただける場合でも、建前は堅持していただきたい。



Posted at 2018/09/02 22:01:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年08月27日 イイね!

愛国

愛国 小学館発行の週刊誌「週刊ポスト」および「女性セブン」他の掲載記事をベースに情報発信するサイト「NEWSポストセブン」のコンテンツから『“愛国保守知識人”が日本語を壊すブラックジョーク』に喝采す。

 ここ数年で、最も痛快かつ完璧なコラムである。
 弊ブログ主が忌み嫌う、所謂”反動保守”勢力、そして惨軽辛蚊を手厳しく痛罵している。
 私も同様の論調で、多々主張を展開してきたつもりだったが、それらすべてをまとめても、このコラムには敵わない。

 同時に弊ブログ主の視座が、世の中を正しく捉えていることが証明され心強い。
 特に担当部長の個人名まで挙げた上で、惨軽辛蚊の記事校正が全く機能していない実情を指摘する段など、もっと早くに、かつ多くの文筆活動に携わる知的な人々が声を上げても良さそうなものだが、余りに低劣さが過ぎ口に出す/文字にするのも憚られた可能性も認識しつつ、溜飲の下がる思いだ。



 コラム末尾で記されている「古事記」の皇祖神だけでなく、キリスト教の「聖書」においても「はじめにことばがあった。ことばは神と共にあり、ことばは神であった(ヨハネの福音書)」とされているのは、一般的な教養を備える誰もが知るところであろう。

 日本語もまともに使えずに、「日本人かくあるべし」などと高説を垂れるのみならず、恥じ入ることなく神や歴史を語る烏滸がましさに、保守或いは愛国者を自称する者はそろそろ気付くべきだ。

 省みて弊ブログ主も、主張を表現するに十分な語彙と文章力を鍛え続け、不断に向上を図らねばならぬ覚悟を胸に、記事をアップするものである。



Posted at 2018/12/29 18:40:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年08月26日 イイね!

噴出

噴出 昨日に引き続き全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『新宿駅ホームでアルミ缶から液体 20代女性やけど』に懸念す。

 アルミ缶から刺激性の液体が噴出する事故(事件)は、過去にも幾つか発生しており、恐らくは業務用の強アルカリ性洗剤をアルミ缶に移して持ち歩いていたのだろう。

 現時点では事件発生に至る状況が不明なので、問題を大きく2つに分けて論じる。
 

 1つは当事者に犯意が無く、単に私的に洗剤を持ち帰りたかった/別の職場で使いたかった場合。
 過去の類似事案は、比較的高頻度で報道されていたように記憶しており、それらに触れていていなかったのであれば情報リテラシーに、触れていながら同じ轍を踏んだのであれば安全意識に、重大な欠陥があるものと思う。

 今更、化学の勉強をせよとは言わぬ。それでも中学生レベルの常識で、強酸性または強アルカリ性で金属が侵され、化学的な反応が起きることぐらいは分かるだろう。

 また社会的な安全性向上の面からは、危険低減のため業務用洗剤の警告表示を見直す、飲料のアルミ缶を他の用途に転用することを原則禁止する、内部を簡易かつ低コストでコーティングし酸およびアルカリへの耐性を上げる等の対策が必要となるかもしれない。


 2つ目は、首都圏の交通網に混乱をもたらす意図で、テロとして仕組まれていた場合
 こちらは、1つ目よりも深刻な問題である。一種の爆発物を簡便に、かつ低コストで量産し、駅や車内の至る所に置き去ることができる。
 封入されている液体の毒性を増す、鋭利なガラス片等を液体と一緒に封入し殺傷能力を上げる……などの強化が施された爆発物が、今後ばら撒かれるかもしれない。

 そうなると、強アルカリ性洗剤の販売禁止、飲料容器の素材見直しにまで踏み込まなければ、抜本的対策にならない。



 公共の交通機関だけでなく、多数の人が行き交う雑踏で、不自然に放置されたアルミ缶を見掛けた場合は、近付かずに可及的速やかに離れる。また明らかに膨らんでいる/キャップから液体が染み出している等、爆発の予兆が見られる場合は迷わず110番通報するなど、各位危機管理を万全にされたい。




 

Posted at 2019/01/14 21:36:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年08月20日 イイね!

高潔

高潔 スポーツ紙・日刊スポーツのニュースサイト「ニッカンスポーツ・コム」の配信記事から『女性に声をかけられ…/バスケ4選手買春騒動の経緯』に嘆息す。


 初めにお断りしておくが弊ブログ主は、女遊びを為すななどと原理主義的な綺麗ゴトを述べるつもりは毛頭ない。
 後述するような違法行為に手を染めない限り、大人の判断と責任において、人間の根源的な欲求を満たす行為に耽る刹那があってもよい。
 問題は、それが他国を会場にした、国際大会の大一番の最中であることに尽きる。

 日の丸を背負い、公的な支援を得て渡航した先での買春行為は、如何様に非難されても弁明の余地が無い。かつ、もし相手女性が18歳未満であった場合は、児童買春の国外犯として刑事処分を科される可能性もある。



 別の報道では「インテグリティ(integrity)」なる語を引用し、選手の行動を批判している。
 経営論などでも目にすることがあるが、「高潔」「誠実」或いは「真摯」などと訳される。
 法律やルールで定義された最低限の規範だけを、嫌々ながら仕方なく遵守するのではなく、公共の福祉・人権の尊重・持続的な発展・環境の保全・文化の多様性等々社会的な諸問題について、明文化されなくとも積極的に関与・行動していくことが、文明的な社会に暮らす者に求められている。

 いやいや、そんなお題目こそ「原理主義的な綺麗ゴト」ではないかと、オブジェクションがあるかも知れぬ。
 しかし、そのお題目すら一顧だにせぬ者が、天賦の獣身を、獣心で穢してしまうのである。


 特に経済的・技術的・文明的に先進的なポジションに在る筈の日本人が、他国に於いて欲望の赴くまま、金に飽かせて女性を買い漁るなら、国際的な批判を招き兼ねない。
 日本代表であるか否か、アスリートとして優秀か否かとは無関係に、自らを律し回避せねばならぬ行為であることを、改めて認識してもらいたい。

 そして天賦の獣身を、社会的に批判されるのみならず性的な病気を患うリスクに曝し、無為に費消してはならない。



Posted at 2019/01/03 12:41:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2018年08月15日 イイね!

虚言

虚言 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信コンテンツ”深読みチャンネル”から、敗戦の日に合わせた記事『大本営発表はなぜ「ウソの宣伝」に成り果てたか』に注目。



 概ね常識的かつ正しい歴史認識に基づき執筆されているものと思うが、旧軍のウソ・デタラメを糾弾する記事中で、山本七平なる保守系イデオローグの著作を引用したのはいただけない。

 架空のユダヤ人「イザヤ・ベンダサン」を騙り出版した評論「日本人とユダヤ人」(初版1970=昭和45年)が、図らずもベストセラーになってしまったため、著者の実像に迫ろうとするマスコミへの対応に四苦八苦した顛末は、冷笑とともに語り草となっている。

 比較文化論の分野で大きな足跡を付けた書籍であることを認めるに吝かでないが、筆者および出版元がウソ・デタラメを並べ立てた経緯を振り返るに、本記事の意図にそぐわないことを指摘しておきたい。

 記事執筆者は、経歴(=参考情報URL)を読めば私よりも一回り近く上の年齢なので、「山本七平=イザヤ・ベンダサン」論争を、リアルに見聞きしていた可能性もあるのだが。




 来年4月末を以て退位される今上陛下の臨席を賜り、いよいよ「平成」として最後の式典となった。
 まさに当事者であった昭和天皇の御代が過ぎ去り、戦前・戦中のご記憶を鮮明にお持ちの陛下を戴いた平成の世が終わってしまったなら、悲惨な戦争の記憶はますます遠くなり、いずれ忘却の彼方へ追い遣られよう。

 その隙を突き、やたらと勇ましい主張の展開と並行して、穏健かつ良識的な人々を口汚く罵倒する軽薄な論客が、屍肉に集る蛆虫の如くに湧き出してくる。

 腐臭漂う下劣な言論に触れると、陛下の気高いお言葉にも盛り込まれている、「深い反省」は何処に消えたかと絶望感を覚える。



 戦後生まれの皇太子殿下が即位され、新しい世に足を踏み入れてなお、「深い反省」に依拠して権力のウソ・デタラメを暴き、社会を佳き方向へ導き続けることができるか。

 「空気を読む」のではなく、その空気に些かの毒もなく清冽なりやをチェックする冷静さと科学的視点を、我々は具備すべきである。

 さもなくば遠い未来の世界において来るべき御代が、昭和以上に苛烈な戦乱の時代として歴史に記録されかねない。




Posted at 2018/08/15 17:10:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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