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　スポーツ紙・日刊スポーツのニュースサイト「ニッカンスポーツ・コム」の配信記事から『オリックス中嶋２軍新監督、山崎福也の再生に着手』に注目。



　我らが東京六大学野球始め、学生野球のリーグ戦は全日程を終了。シーズンの最後に、各リーグ選りすぐりの強豪校が神宮球場に集う「明治神宮大会」が、明日から挙行される。
　東京六大学野球リーグからは、秋季優勝校・法政大が出場。順調に勝ち進めば、関東5連盟第二代表・国立大の雄たる筑波大と、或いは決勝で同じく関東5連盟の第一代表・創価大との対戦が期待される。

　よもや東京大に連敗し勝ち点を献上した苦い記憶がフラッシュバックし、同じく秀才揃いの国立筑波大を前に委縮することはあるまいが、久方ぶりの全国大会進出につき、慎重かつ堅実な試合運びが必要かもしれない。

　
　アマチュア野球の谷間にあって、基本的に興味を抱かないプロ野球ながら、後輩たちの様子だけは気に掛かる。
　見目爽やかな若人にして明治大のエースだった山崎福也(さちや)も、その一人。
　記事に在る通り、今年は明らかな不完全燃焼で、スポーツニュースで名前が挙がることは殆ど無かった。
　さて、どうしているものかと心配していたところで、タイミングよく記事が出てくれた。


　やや過ぎた感じも受ける山崎福也への特別待遇が、私も見惚れたピッチングに対するブルーウェーブ首脳陣の揺るがぬ期待からなのか、親会社の正業からして単にドラ1への投資を回収しようと躍起になっているのか、外からは窺い知れぬ。
　とは言え、今オフのトレーニングをきっかけにして、元明治大のエースが飛躍してくれるのであれば、ファンとしてこの上ない喜びである。

　5年前の春、親子で観戦した明治大ー亜細亜大のオープン戦は、明治大のエース山崎福也、亜細亜大(東都リーグ)のエース山崎康晃がそれぞれ先発し、「W山崎」の決戦となった。
　顧みれば、妙にガタイのいい男たち(＝プロのスカウト)がネット裏に居並ぶ、極めて贅沢な試合を無料で愉しんできたのだから、野球ファンとしては至福の記憶だ。

　その試合では明治大の山崎福也が投げ勝ったものの、亜細亜大の山崎康晃は後にベイスターズへ進み、押しも押されぬリリーフエースに成長している。

　我らが山崎福也も、やや遅れはしたがブルーウェーブの切り札として、ベイスターズ山崎以上の活躍できるものと信じて已まない。