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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年01月11日 イイね!

愚挙

愚挙 今年も各地で、「荒れる成人式」が見られた。
 愚挙そのものについて冷静に省みれば、私自身は批判できる立場にない。

 成人式ではないが、私の出身高校の卒業式で「全身タイツ」「まるでホストなタキシード」「壇上からお尻ベロン」「チャーターしたリムジンで意気揚々と下校」なんてことが、例年当たり前だった。


 個人としての私は、それらに一切関わっていないものの、バカなことをする先輩・同級生を嗤い、囃し立てた時点で共同正犯と言えるかもしれない。


 「荒れる成人式」も、地域にそれを許容し、むしろ期待する雰囲気が在りはしないか。
 式典が間延びしてつまらないなど、運営に問題が無いか、改善の余地が隠されてはいないか。

 私に言わせれば、晴れがましい席で延々と売名行為を繰り広げる土着保守の政治家など、品性下劣さにおいて愚かな若輩者と変わるところがない。

 「荒れる成人式」を正常化したいなら、その過程で下らない政治家を来賓として招くことも止めてもらいたい。


 
 式典に参列し、会場および近辺で騒げる者は、まだ幸せである。
 その派手な衣装は、珍妙な改造車は、気を大きくする強い酒は、タダでは手に入らない。

 自分で稼いだのか、親の脛を貪り齧ったのか、何れにしても相当な経済的な余裕を手にしている。


 むしろ問題なのは貧困に喘ぎ、晴れ着の袖に手を通すことができないばかりか、式典に出向く時間的・精神的余裕をも喪失した多数の若者が、「荒れる成人式」報道の陰で忘れ去られてはいないだろうか。

 まさか貧困や格差の問題を覆い隠すために、何者かが「荒れる成人式」を演出しているのかと、捻くれた「元貧しい若者」は疑いたくなる。



 粛々と式典を終えた若者も、騒々しい式典に疲れてしまった若者も、等しく大人の仲間入りを果たした。

 衷心より祝意を申し上げる。おめでとう。
 同時に一つ、思い返してほしい。
 会場に姿が見えなかった、あの同級生は今、どうしているのかと。

 自分の身近に根深く重大な問題が潜んでいないか、注意深くアンテナを張り巡らせ、社会を佳き方向へ導く大きな力となってくれることを期待してやまない。




Posted at 2016/01/11 19:55:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月10日 イイね!

再発

再発 次男と一緒にカブリオでドライヴ中、ランチを摂りに入った飲食店駐車場で降り立ち際、鍵を落とした場合とはかなり異なる鋭い金属音がした。

 咄嗟に周辺を見回すと、あった。
 赤いマーカーが先端に附された丸鋼。カブリオ前列シートを、後席側から倒す為のレヴァ―だ。
 5年前の購入当時も同じ運転席側を折損しており、また再発してしまった。


 それなりの太さがある丸鋼でできているとはいえ比較的長さがあるため、誤って後席搭乗者が足を掛けてしまったりすると、根元に応力が集中し折れてしまうのは容易に想像がつく。

 軍用車ベースでタフなクルマなのは間違いないが、細かい部分では無理繰り民生用に転換した粗雑さを隠しようがない。このレヴァーも、そんなパーツの一つなのだろう。

 ちなみに助手席側も一度折損したことがあるようで、改めて確認すると根元をガッチリ溶接した後が見て取れる。



 駆動系や電装系には関係しておらず、放っていても走行性能には何ら影響はない。しかし万が一事故が起きた場合に、ドアの無い後席からの脱出が遅れ、命に関わる事態に陥らないとは言い切れない。
 近々修繕が必要だ。



 愛車維持のための支出増が確定的な中、今日のドライヴ目的地(或る専門店と、レクサスのディーラー)で、大きな散財をしてしまった(汗)。

 その話は、また何れ。

Posted at 2016/01/10 21:12:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2016年01月09日 イイね!

紛失

紛失 黴臭い前近代的な価値観を手放しで賛美しながら、まともに日本語が使えない自称・保守系紙「惨軽新聞」が運営するニュースサイト「産経ニュース」の配信記事から、『橋やトンネルの名記した板紛失、宮城でも45枚 岩手、山形に続き 転売目的か』に呆れる。


 窃盗の対象となったプレートは、現場では「トンネル銘板」「橋名(銘)板」または「管理銘板」と呼ばれる備品で、構造物にボルト留めされているのが一般的。
 故に相応の工具を持ち込んで、人目に付かぬよう手際よく取り外すことができれば、比較的簡単に盗めてしまう。

 同様の事案は全国的に頻発しており、警察に通報し捜査を進めるのと併せ、ボルトを溶接して容易には取り外せないようにする対策を、全国の道路管理者(国・地方自治体・高速道路会社等)が進めている。



 阿漕な窃盗犯なぞ、早々に捕まって欲しいものだが、その事件を伝える記事のタイトルも、一体何だ?

 補修や点検などで取り外した物が、道路管理者または施工業者の不作為で行方不明になったのなら「紛失」でもいいだろう。
 しかし、橋の欄干親柱やトンネル坑口に掲げられて機能しているプレートが無くなったのは、無断で持ち去られた=即ち盗まれたのであって、管理者が能動的に動いた結果として生じる「紛失」とは意味するところが異なる。

 因みに他紙では同じ事件を「盗難」「消失」と表現している。


 公民の教科書すら理解していない国会議員に、辞書も引けない大手新聞の記者。無頭某や惨軽辛蚊は、大上段に戦後教育の問題点とやらを指摘するが、噴飯物である。
 何せ自身が、学ぶべきを修めず、備うべき素養を持ち合わせていないのだから。

 公共の財産を無思慮に毀損する悪人が跋扈するだけでなく、その醜悪な事態こそが当に「戦後教育の問題点」であると、弊ブログでは糾弾しておこう。




Posted at 2016/01/09 22:28:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月08日 イイね!

七放

七放 大手検索サイト「Yahoo!」が提供する特集コンテンツから『夢も仕事も恋愛も手が届かない 韓国「七放世代」の絶望』に注目。


 昨日に引き続き、我が家が休暇を過ごした朝鮮半島情勢に関連した話題。

 記事中に在る通り就職難や不景気の影響が直撃し、「恋愛」「結婚」「出産(または育児)」「マイホーム」「人間関係」「夢」「就職」の7つを喪った世代を指して「七放世代」と呼ぶ。

 最近は更に進化(悪化?)し、「N放世代」(N=不特定の自然数、即ちあらゆるものを手にできぬまま絶望に打ちひしがれる)なる言葉も定着しつつあると聞く。



 韓国には、老舗と呼ぶに相応しい飲食店が無いという。
 もちろん、流行っている美味しい店は数多ある。しかし大半の経営者は、子どもを跡継ぎにしない。目一杯稼いだ金を注ぎこんで、我が子を有名大学に入れ財閥系の大企業に就職させるか、語学力をつけて海外に移住させる。
 立ち上げた本人も、頃合いを見てあっさり事業を売却し「俄か両班(ヤンバン:元々は封建体制下の支配階級を指す)」に成り上がるか、グリーンカードを取得した子を頼って海外へ脱出。故に、代々続く「老舗の味」が育たない。

 日本では尊敬される老舗の職人や板前が、韓国では「単純労働」「定型作業」に貶められてしまうこともあるが、一方で韓国人の旺盛な向上心を満足させ、国民の大多数が佳き生活を勝ち得るに足るだけの経済成長を達成できたからこそのライフサイクル。
 通貨高から輸出が低迷、GDPは伸び悩み、向上心を以て努力を重ねても報われず、経済的な穣かさを実感できないのであれば、将来を悲観し道を外れる若者が増殖するのも致し方ない。
 

 そんな若者たちの一部が、建て替え中の日本大使館前で少女像とともに座り込み、日韓合意に反発して日本大使館が仮住まいしているビル内部で暴れるなど、狼藉を働いている。

 いわゆる「従軍慰安婦問題」が拗れに拗れたのを始め日韓関係が悪化した背景には、直接的に支配を受けた日本人への恨みを抱きつつもメンタリティを理解し太いチャンネルを維持してくれていた戦前・戦中世代が鬼籍入りし、植民地時代はおろか朝鮮戦争すら経験していない世代が台頭しつつあること、その世代が社会的に冷遇されていることも影響していると考える。



 振り返って、我が国はどうか。

 在留外国人の排斥を叫ぶ、愚劣な差別主義者の行動をフォローしているのは、やはり穣かさを享受できずに、将来に絶望する経済的・精神的な貧困層なのではないか。
 或いは男色に耽りながら、口先だけで軽軽に勇ましいことを放言する、公民の教科書レヴェルの内容すら理解していない稚拙な政治家が出現したことも、恐らくは隣国と同根の問題だろう。


 それぞれ国内で抱える問題が、相互の国際関係にも悪い影響を与えている。
 遠回りなようで、次世代の主役となる若者の処遇を改善することが、外交関係を佳き方向へ転換する糸口になるかもしれない。 


 再び冒頭の「七放世代」に戻るなれば、もう二つ進んで「九放世代」=「2国間に横たわる苦(九)難を克服する世代」となるか、更にインフレして「百八放世代」=「四苦八苦の煩悩を滅却する世代」に進歩してほしいと願う。





Posted at 2016/01/09 01:50:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年01月07日 イイね!

水爆

水爆 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『「水爆」900キロ先でも警告音…揺れ捉える』に注目。

 例の通り留守宅セキュリティの問題から明示していなかったが年末年始の休暇中は、ずっと大韓民国・ソウル特別市および近郊で過ごしていた。旧正月を重視する文化圏でもあり、クリスマス後の街中は平穏な普通の週末といった風情で、北朝鮮の動静、なかんずく核の脅威を心配する雰囲気は微塵も無かった。
 スキー場近くで、久しぶりに「対戦車防御施設」(幹線道路上を覆うコンクリート構造物で、有事の際に爆破して崩し敵の侵攻を妨害する)を見掛けて我が子に説明したのが、ほぼ唯一の「北朝鮮ネタ」だった。

 マスメディアの扱いは、完全に「従軍慰安婦問題」一辺倒。
 元慰安婦の方々が受けた辛苦を軽視するものではないが、日韓両政府がこの問題に集中している隙を突かれた感は否めない。
 両国民にとって、真に対峙すべき相手は誰なのか。考え直すまでもなく再認識すべきだろう。

 弊ブログも、北朝鮮政府の暴挙を強く非難する。




 ところで核実験関連の報道では、気象庁の担当官が詳細に解析データを説明する会見の映像が度々用いられている。
 普段は気象に関連する業務のほか、自然災害としての地震を観測・防災関連の情報提供をしている気象庁だが、核実験の監視についても「気象観測のついで」にやっているのではなく、気象庁とその管轄下にある日本気象協会の正式な業務である。

 発効に必要な北朝鮮・アメリカ・イスラエルなど核保有国/核開発国の批准および署名が進んでいないものの、日本は既に批准している「包括的核実験禁止条約(CTBT)」に基づき、条約を所管する外務省の外郭団体から日本気象協会が委託を受けて、国際的に認証された監視網の一部として機能している。

 核実験を検知する手段は地殻を伝わる地震波を観測する以外にも、核爆発で放出された放射性物質を直接探知する(ただし、こちらは文部科学省管轄下の「日本原子力研究所」担当)、水中の音波探知(日本には観測施設なし)、大気圏内の核爆発で生じた気圧変動を感知する方法で行われる。

 かつて大気圏内で核実験が行われていた頃は、地震計よりも気圧変動を観測する「微気圧記録計」が頼りだったようだ。

 
 膨大なエネルギーが一挙に解放される核爆発が発生すると、爆心地から同心円状に衝撃波が大気中を伝播していく。
 当然に段々と減衰していくが、アメリカが南太平洋上で、旧ソビエトがシベリアおよび北極圏で実施した数々の核実験の衝撃波は日本でも観測されている。

 1961(昭和36)年10月30日にソビエトが実施した、現時点でも史上最大の水素爆弾・通称ツァーリ・ボンバ(=爆弾の皇帝)の実験では、広島型原爆の3300倍に相当する50メガトンの核爆発で生じた衝撃波が5時間後に日本の北東方向から、一昼夜を経た翌日には反対の南西側から日本へ到達。前者は直接的に日本へ向かったものだが、後者は地球の反対側を回って到達した衝撃波である。
 それだけでない。気圧変動はその後も間を置いて観測され、終息するまで衝撃波が地球を3周したことが確認されている。


 余談になるが、遠方の核爆発に伴う気圧変動は極めて微細で、人間の感覚では捉えられない現象。しかし爆心地の真裏に当たる地点では、拡散していった衝撃波が再び集中するはずだ。
 実際には空気密度の違いや偏西風、高山など障害物の影響で、特定の1点に集中することは無いと考えられるが、地球の裏側にある観測装置がどんな現象を検知したのか、気になるところではある。



 現在でも絶えず観測を続けている微気圧記録計が核爆発を感知したら、それは禁止条約に反して再開された大気圏内での核実験か、破滅的な核戦争の幕開けに他ならない。
 況してや朝鮮半島で核兵器が使用されれば、全面戦争に発展しなくとも、日本は放射能に因る汚染や、長期的な放射線障害の影響を免れ得ない。

 紅い専制君主の危険な火遊びを、これ以上看過してはならぬ。
 当事国たる日韓を軸に、国際的な圧力強化が求められよう。



Posted at 2016/01/07 21:53:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

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