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midnightbluelynxのブログ一覧

2021年07月23日 イイね!

電化

電化 総合自動車情報サイト「Response」の配信コンテンツから『ついにゲレンデもEV化!? メルセデス Gクラスが「EQG」として9月登場へ』に注目。

 ほぼ同時に配信された別メディアのニュースでは、EUがガソリン車の販売を2035年を以て禁止し、メルセデスはその期限の5年前(2030年)までに全てのモデルを電動化すると発表している。
 ゲレンデのEV化も、その施策の一環、というか「目玉」とみられる。

 少々不可解なのは、弊ブログで昨年秋に、「G」のEV化と同時にサブブランド化する旨の記事を扱ったが、EV化したゲレンデの名称が「EQG」では、メルセデスのEVラインナップに組み込まれる印象を受ける。

 この辺り、サブブランド化の方針を改めたのか、専用デザインを採用せずに現行モデルのEV化を志向することから、「EQ~」のラインナップの中で差別化を図るのか、はたまた別の作戦があるのか、記事からは読み取れない。

 また具体的な仕様としてツインモーターを採用するとあり、センターデフのロック機能は前後のモーターを個別に制御することで可能になると思われるが、後軸および前軸のデフロック機能がどうなるのか、もし現行モデルに近似の機能が付加されるのであれば、メカニズムを知りたい。

 いずれにしてもEV化されたゲレンデが、現行モデルのイメージを明確に引き継ぐ可能性が示されたのは、極めて喜ばしい。
 動力機構は大幅な改変を経たとしても、価格については最低限据え置きにしてもらえれば、なお有難い。






Posted at 2021/07/24 08:07:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2021年07月22日 イイね!

瀝青

瀝青 全国紙・朝日新聞のニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『五輪コースの道路に積み荷散乱の疑い 「故意でない」』に苦言を呈す。

 粗忽な土木工事屋(または材料屋)が、市中で犯した粗相の記事。
 これもまた第三者災害の一類型と心得、同じ業界で禄を食む者として胸が痛い。
 一方で、報道内容にも些か問題がある。


 記事中で「粒状のアスファルト」と表記されているが、本来のアスファルト(ストレートアスファルト=瀝青材)は、低温では固形・加熱すると液化する粘度の高い炭化水素化合物で、一般的には原油を精製する過程で一番最後まで装置内に残る、最も比重の大きい成分である。

 因みに、地上に湧きだした原油から揮発成分が抜けて生成された天然のアスファルトも存在しており、古代エジプトでは防腐剤としてミイラの製造に使用されている。

 石油精製後の残油にせよ、天然ものにせよ、いずれにしても「粒状のアスファルト」なるものは存在し得ない。

 実際にばら撒かれたのは、そのストレートアスファルトに加え、砕石・砂・石粉等々を高熱で混和した「アスファルト合材」もしくは「アスファルト混合物」で、粒状なのは砕石(粒径20㎜または13㎜)に接合材としてのアスファルトがまとわりついている状態を表現してのことだろう。

 記事化に際し「アスファルト合材」および「アスファルト混合物」では、専門的過ぎて読者が理解しにくい、というのであれば「アスファルト舗装用の材料」とすればよい。


 以前にも、合板をコンクリートの材料とした記事(合板はコンクリートを流し込む型枠の材料であって、コンクリートそのものの材料ではない)に苦言を呈したが、専門用語に暗い記者はどのメディアにもいるようである。
 その割に、犯罪を為した職人について「土木作業員」「解体工」「塗装工」「内装工」……と、細分化された職種を詳らかに発表する
 犯罪者の従事職種など、はっきり言えばどうでもよい(一括りに「建設作業員」でよい)ので、より正確な用語の使用を心掛けてもらいたい。


 併せて、粗忽な建設業界の体質もまた、不断に改善していかねばならない。



Posted at 2021/07/22 23:21:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2021年07月21日 イイね!

鄭州

鄭州 在京キー局・テレビ朝日のニュース動画サイト「テレ朝news」の配信動画から『中国“1000年に一度”の豪雨 地下鉄浸水の恐怖』に慄く。

 邦画界におけるパニック映画の傑作「日本沈没」の路線を引き継ぎ、世紀末に向かう社会の不安と退廃を下地として、首都が大地震で崩壊していく様を描いた「地震列島」という映画作品がある。

 地上では火災が同時多発的に広がる一方で、地下では赤坂見附駅付近を走行中の営団地下鉄(当時)・銀座線が隅田川および東京湾からの浸水で水没し、主人公を始め多数の乗客が取り残されて死の淵に立たされる。

 報道に接し思い浮かべたのは、そんなワンシーンだった。




 映画では、トンネル躯体が崩落して車輌が引っ掛かり、行き場を失った水がジワジワと漆黒の闇に満ちていく恐怖が演出されている。
 それに比べれば、何とか室内灯が生きていて、列車が水流に押し流されてはいないが、よく見れば窓外の水位が車内よりも高い。
 電源が生きているということは、パニックを防ぐ効果がある反面、感電の危険性もある。

 車内に取り残された乗客が感じた恐怖は、如何ばかりであったろうか。


 公開当時、営団地下鉄はトンネル躯体および駅施設が映画で描かれた通りに崩壊・水没することはないと抗議したそうだが、映画の公開から13年後の夏に日本を襲った台風11号の豪雨で、江戸城外堀の水が溢れて地下鉄トンネル内に浸水し、赤坂見附駅が水没。図らずも映画のシーンを現実のものにしてしまった。

 当時の最新鋭形式だった丸ノ内線02系が、赤坂見附駅構内で水没・立往生していた報道写真をご記憶の方も多かろう。
 その年は猛烈な冷夏と長雨で、コメの収穫が壊滅状態となり、翌年にかけて米不足から外米の緊急輸入を強いられるという、混乱続きの年であった。


 映画では事態打開を期して、水の流れを堰き止めているトンネル崩落個所で充満する都市ガスに点火・爆発させて瓦礫を吹き飛ばし、水位を下げることに成功するが、点火する役目を買って出た主人公は引き換えに落命する。
 現実世界の鄭州の地下鉄でも、多数の死者が出ている。

 映画にせよ海外の災害にせよ、「こんなこと起きるわけがない」と短絡するのではなく、我が国でも過酷な災害発生に直面してなお、地下空間の安全を100%確保できるよう、対策の点検・改善を進めてほしいと願う。



Posted at 2021/07/23 14:41:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2021年07月20日 イイね!

褫奪

褫奪 総合週刊誌「週刊新潮」および「新潮45」で取り扱う記事を中心にニュース配信を行うサイト「デイリー新潮」のコンテンツから『禁錮7年求刑の飯塚幸三被告 メダリスト・内柴正人氏と同じ“勲章没収”の屈辱』に注目。


 事故の悲惨さについては、本記事では敢えて触れない。
 求刑の「7年」についても、刑法の定めが最長で7年である以上、その上限を求刑したまでのことで、軽重を云々できるものではない。
 我が国は、権力に在る者が恣意的に法の定めに無い刑罰を下す、或いは近隣某国のように世論の風向き如何で司法判断が大きく揺らぐような国ではない。

 また冒頭記事では、叙勲の行方について縷々述べているが、些か冗長なので記事そのものは評価しない。
 勲章の没収=褫奪(ちだつ)は速やかに実行されるべきと考えるが、その理由についても記事の主張には賛同しない。
 この度の裁判における刑の確定を待つまでもなく、そもそも飯塚某なる人物が、叙勲に値しないからである。


 飯塚某が院長を務めた「工業技術院」の後身である「産業技術総合研究所」は、その理念を具体化した「憲章」の冒頭で「社会の中で、社会のために」なるスローガンを掲げ、「科学技術を、自然や社会と調和した健全な方向に発展させることは、科学コミュニティ、その一員である産総研、そして私たちに託された使命」と宣言している。

 事故車両を除く、ほぼ全ての同型車が欠陥なく仕様通りに機能している中にあって、自分のクルマだけが欠陥を抱えていて、それが事故の原因だと主張することは、初歩的な確率論を適用して分析しても想定しにくい。
 しかも、事故後に回収されたデータの解析結果として、ドライヴァーの過失が強く推定されるにも関わらず、これを無視して無罪の主張を展開することは科学の否定に他ならず、被告の出身母体である産総研が掲げる「使命」に、明白に反することではないか。

 中央官庁の高官として、我が国が誇るべき科学技術を究め、産業の発展に貢献して叙勲の栄誉に浴した人物であれば、その身を処するに際しても、最後まで科学的な思考を貫き、以て社会の安全向上に繋がる判断を、なぜ下せぬか。

 飯塚某の主張は、科学技術の発展に貢献し、高い倫理観を以て産業利用を推し進めてきた数多くの研究者・エンジニア・その他関係する人々に対する、耐えがたい侮辱である。


 凄惨な犯罪を遂げてなお、拙劣な対応しかできない愚かな老人の所業云々よりも、裁判を通じて科学や産業の発展に反する言動を為した咎で、勲章を褫奪すべきと考える。




Posted at 2021/07/22 13:00:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2021年07月19日 イイね!

平衡

平衡 先週末に、蔓延拡大が止まらない感染症への対処としてワクチン接種を受けた

 職域接種のモデルナ製で、巷間伝わる通り接種部位の鈍い痛みと微かな痺れ、軽い頭痛が当日から始まり、土・日と続いた。
 なお発熱はなく、土曜日に予定されていたテニスの練習は、梅雨明け直後の炎天下でもあり回避したものの、夕刻の空手稽古には参加できた(但し、腕が重く俊敏に動けないため、運足など下半身の動きに集中)。

 しかし、週明け月曜日午後に、かなり重い症状が出たので記録を残しておく。
 但し、ワクチン接種の副反応と確定したものではなく、またワクチン接種への不安や忌避を煽るものでもない。
 事実関係をお知らせすることで、ご覧になった方々への注意喚起を促す以上の意図は無いことを、予めお断りしておく。



 昼食後、少々仮眠をとって体を休め、午後の仕事を始めた1300時、急に平衡感覚が乱れ始め、最終的に机へ突っ伏してしまった。
 4年1か月前、やはり職場で強い眩暈に襲われて救急搬送された症状に、極めて似る。
 取り敢えず横になれる場所を確保してもらい、2時間ほど休息。仰向けで眠ってしまうと嘔吐した際に窒息するリスクも考慮し、横向きに臥せっていたが、前回の症状とは異なり嘔吐するまでには至らず、何とか起き上がって歩けるまでには回復した。

 その日は早退し、直ぐに地元の耳鼻咽喉科を受診する。
 今回の症状が発生するに至った経緯と併せ、4年1か月前に救急搬送されて入院した経緯も説明し、医師の判断を仰ぐ。

 結論は、「前庭神経炎」とのことだった。
 ちなみに、前回の眩暈は三半規管そのものの異常と診断されたが、今回の「前庭神経」とは、三半規管で得た平衡を司る情報を脳に伝える神経で、原因が異なる。
 三半規管の異常の場合、眼球を動かす筋肉が刺激され眼球が激しく揺れる(眼振)が、今回はそれが見られなかったことから「前庭神経炎」となったようだ。


 診察に際し、眩暈で混乱・疲弊していたこと、過去に救急搬送されるような眩暈を経験していたことから、てっきり再発したものとばかり思い込み、医師にはワクチン接種のことを伝え忘れてしまった。
 帰宅して冷静に思い返し、なおかつ眩暈の症状は同じでも原因が異なっていたことから、ワクチン副反応の可能性に思い至り、副反応の症例を検索してみたところ、「前庭神経炎」がヒットした。


 ご覧の各位への注意喚起。
 ワクチン接種後、1週間程度は副反応が生じる可能性があり、QOLにやや差し障る程度のものから、命に関わるものまで、多様な症例が挙げられている。
 私が経験した「前庭神経炎」は、その症状そのものは致命的でないが、発症したシチュエーションがクルマの運転中であったり、ホームの端を歩いているタイミングであったなら、命を落としてた可能性も排除できない。
 同様の事態は、献血に際しても注意喚起される「血管迷走神経反射」でも起こりうる。

 個人的には、インフルエンザの予防接種で経験する程度の副反応しか想定していなかったが、全く次元の異なる症状が生じるリスクを、予め想定してクルマの利用・通勤時の歩行ルート等を見直していただきたい。


 併せて、ワクチン接種体制への問題提起。
〇副反応が出た場合の相談窓口が、極めて分かりづらく、しかも24時間対応になっていない。
〇副反応で身体的な被害が出た場合の補償制度はあるが、入院でもしない限り診断書の取得等で病院へ支払うコストの方が高くつく。
〇副反応の眩暈で倒れて事故に遭った、という場合の検証体制や補償がどうなるか不明。
〇診察した医師が、「ワクチン副反応事例」として報告するスキームはあるが、あくまで医師のヴォランタリー精神に依存し義務ではない。
〇実際に副反応に見舞われた人が、手軽に症状を報告し、社会的に共有できる体制の構築が必要ではないか。


 改めて冒頭でのお断りを述べるが、「前庭神経炎」がワクチン接種の副反応と確定したものではなく、またワクチン接種への不安や忌避を煽るものでもない。
 科学技術の発展と社会福祉の増進に法的責任と義務を負う立場として、何ら科学的根拠のないデマゴーグを垂れ流し、保管用冷蔵庫の電源を落とす・ワクチン接種者および関係者を非難するようなムーブメントは、断固拒絶する。

 体調と今後の医師の診断次第であるが、引き続き2度目の接種についてもスケジュール通り進める予定でいる。
 あくまで私が経験した事実関係をお知らせすることで、ご覧になった方々への注意喚起を促し、併せて感じた問題点を提起する以上の意図は無い。

 
Posted at 2021/07/22 10:54:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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