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midnightbluelynxのブログ一覧

2024年04月15日 イイね!

井川

井川 スポーツ紙・日刊スポーツのニュースサイト「ニッカンスポーツ・コム」の配信記事『カジノで2兆円負けた井川意高氏「俺って優秀なギャンブラーじゃん」 収支分析の新事実にドヤ顔』に接し、天を仰ぐ。

 この記事の書き手も読み手も、いったい何が面白いのだろうか。
 醜悪なことこの上ない。

 2兆円などという金額は、政府の目玉政策経費か、自治体の一般会計予算か、はたまた小国の国家予算か、という規模である。
 有効に活用されれば、景気が浮揚し、地域の振興が果たされ、国民生活の安定が期待されよう。 
 個人が享楽的に”熔かし”、裏社会に流してよい筈がない。

 以前にも意見したが、そもそもその金の出所は本来、井川某が自由にできる財産ではない。
 文明社会のあらゆる場面で、その屋台骨を支える製紙業に、真摯に取り組んできた数多の従業員が稼ぎ出した売上げである。

 井川某の家業に仕えた従業員たちは、この記事を読み何を思うだろうか。
 まるで立小便をするクソガキが、「オレはこれだけ飛ばしたぞ」と下らない競い合いをしているに過ぎず、少なくとも私には、真摯な反省や深い後悔の気持ちを読み取ることができない。


 一切を喪った絶望から自裁することも、返済されぬ掛け金の代わりにマフィアがタマを取りに来ることもないならば、博打とは無縁の真面目な人々の失笑と、稼ぎを奪われた労働者の怨嗟に塗れて、呪われるがよい。



Posted at 2024/04/15 20:57:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年04月14日 イイね!

保全

保全 福岡圏のJNN系地方局・RKB毎日放送)のサイト「RKBオンライン」で配信しているニュース動画から『「東洋一のつり橋」と呼ばれた橋は今・・・赤色がピンクに、重さ1キロの金属片が落下9年間大規模修繕なし「早期無料化の代償」か』に注目。

 クルマの塗装で実感されている方も多いだろうが、赤系の塗料は顔料の劣化が他の色よりも激しいため、よりきめの細かいメンテナンスを要す。
 あぁ色褪せたねぇで済めばよいが、鉄でつくられた構造体は、塗装による表面保護がなければ早々に腐食がすすみ、程なく取り返しのつかない状態に陥る。
 況してや恒常的に塩分に曝される海沿いの鋼製吊り橋など、言わずもがなである。
 
 別報道に拠れば、タイトルにある落下した金属片とは、配管を止めていたブラケットで、直接的に通行する車輛の荷重や、風や地震の影響に因る変位を受ける部分ではなかったものの、橋の劣化が着実に進んでいることは間違いがない。


 弊ブログでは以前、イタリア・ジェノバで発生した大規模な高架橋(モランディ橋)崩落事故について論じた。

 そもそも部材が細く強度に余裕がなかったことに加え、橋を支えるストランド(高強度の鋼線)がコンクリート内部に埋め込まれていて劣化状態の確認ができないという、構造的な欠陥を抱えていた。
 更にこの橋を含む高速道路が、「コンセッション方式」で民間委託され、通行料収入を原資に維持管理を任されていたが、利益確保のため手抜き管理が横行。橋に発生したひび割れから錆び汁が垂れている=内部のストランドが発錆=体積膨張で更にひび割れ拡大=更なる劣化‥…という危機的サインを見逃し、多数の死傷者が出た大事故を発生させてしまった。

 若戸大橋は民間委託こそされておらず、構造も健全度も崩落したモランディ橋とは大きく異なる(コンクリート製斜張橋)ものの、首長のスタンドプレーで健全さを維持するに足るだけの予算を確保できず、劣化が進んでいるところまでは、モランディ橋のプロセスを踏襲している。
 この先状況が改善されなければ、北九州でもジェノバの悲劇が再現されない保証はない。


 不具合が発生した後に都度修理を行うのではなく、不具合発生に先回りする「予防保全」の考え方に立って反復・継続してメンテナンスを行い、インフラの資産価値を一定水準以上に維持していく(=アセット・マネジメント)方が、インフラが棄損したことに因る社会的な影響を含めたトータルコストとしては格段に安い。

 若戸大橋の管理者は、可及的速やかに維持・管理の考え方を転換し、市民生活を支える重要なインフラ資産を高い水準で保全してもらいたい。
2024年04月13日 イイね!

足枷

足枷 関西のスポーツ紙「デイリースポーツ」が運営するニュースサイト「DailySportsOnline」の配信記事から
 『水原容疑者は足首に手錠 ノーネクタイのスーツ姿 声明で「大谷投手、ドジャース、MLB、彼の家族に謝罪したい」米サイト報じる』
 『大谷翔平のメジャー通算175本塁打 松井秀喜氏「私自身、誇れる数字ではない」「大谷選手には200、300、400本と」』
 に意見す。

 記事タイトルの「足首に手錠」とは何事か。
 足首に手錠を嵌められなくもないが、鎖部が短すぎてペンギン状態になり、法廷内の短い距離でも歩くことなどできないだろう。現時点で推定無罪の容疑者に対する虐待と見做される惧れもある。

 足首に嵌められていたのは、下肢専用の拘束具で「足枷」ないし「足錠」と表現されるのが一般的だと思うのだが。
 拙劣な表現を披露する記者もどうかと思うが、それをスルーしてしまった記事校正部門にも大いなる問題がある。猛省を促したい。


 さて、新チームに移籍した大谷選手を襲った賭博スキャンダル。
 賭けられた総額の位が、「万円」であっても青くなるのに、「億円」に達していたとは、堅気で暮らす人間には信じがたい。

 ただ、私自身も某国でギャンブルに誘われて参加した際、現地通貨でやりとりを進めているうちに、感覚がマヒしてきたことを思い出す。
 日頃親しんでいる円通貨とは、図柄やサイズだけでなく、単位当たりの価値も全く異なる紙幣だからか、まるで「人生ゲーム」の付属品通貨のように見えてくるのだ。

 通信でやりとりしてきた水原氏のギャンブルと、手持ちキャッシュの範囲で遊ぶギャンブルとは比較するべくもないが、貨幣価値に対する感覚がマヒしていた(ものと強く推察される)点だけは共通する。


 そして同日、かつての相棒は日本人記録に肩を並べる本塁打を放った。
 その前の本塁打も、この件に関して事情聴取を受けた後だったと聞く。
 常人ならざるフィジカルだけでなく、メンタルも極めて強靭であることは疑いようもない。
 しかし私は、この哀しき決別に際しても、爽快なカリフォルニアの晴天の如き、大谷選手の果てしない優しさを読み取ってしまう。

 あなたの一件など、私にとって何の足枷にもならぬ。
 だから私のプレーなど気にせず、しっかり罪を償ってきてくれ……と。


 昨年までに以上に、大いなる活躍を期すとともに、まだ野茂英雄が現役だった頃以来、久方ぶりにドジャースタジアムを訪れたいと願う。
Posted at 2024/04/15 05:59:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2024年04月12日 イイね!

撮影

撮影 全国紙・毎日新聞のニュースサイトから『朝ドラ「虎に翼」のロケ地はどこ? あさイチでも話題「裁判所は…」』に注目。

 今期の連続テレビ小説「虎に翼」の、ロケ地に関する記事。
 ドラマそのものだけでなく、建設エンジニアの端くれとして、建築にも大いなる興味を抱く身としては、非常に貴重な情報だった。

 ロケ地建物の竣工年代と、ドラマの時間軸とがほぼ合致していることも然ることながら、建物の由緒が、ヒロインのモデルとなった三淵嘉子氏が判事として実際に勤務した裁判所であるなど、話が出来過ぎていないかと思うほどに奇跡と言っていい状況である。
 演じる俳優たちも、当該建物内で撮影中は三淵判事在勤当時に想いを馳せ、その息吹や熱量を感じながら佳き演技に励むことだろう。

 ただ、一つだけ懸念がある。
 ヒロインが法律家となるべく勉学に励んだ学び舎「明律大学」は、神田駿河台の明治大学がモデルであるが、学内のシーンが連綿と名古屋で撮影されるのだとしたら、同じ「めいだい」でも「名大=名古屋大学」になってしまわないだろうか(苦笑)。


 冗談はさておき、当然東京にもロケ地は存在していて、土木寄りの建設技術者である弊ブログ投稿主が確認できたのは、何度となく登場するニコライ堂らしき寺院を背景に合成した橋梁のシーンの、旧四谷見附橋(新宿区・四ツ谷駅前から八王子市に移設。現・長池見附橋)である。
 御茶ノ水界隈で有名な橋と言えば聖橋(鉄筋コンクリートアーチ橋)が真っ先に挙げられようが、旧四谷見附橋(鋼製アーチ橋)とは構造が全く異なるので、恐らくは一つ上流のお茶の水橋をイメージしロケ地としたのだろう。同橋は昭和6年竣工で、ドラマの時間軸とピッタリ一致するが、構造は鋼製ラーメン橋でドラマの橋にはない床版と一体化した橋脚がある(参考情報URL参照)。


 ドラマのストーリーを追うことと並行して、画面を彩る戦前の名建築や土木インフラもまた、重要なキャストの一員としてお楽しみいただきたい。


2024年04月11日 イイね!

泣訴

泣訴 出版大手・講談社が運営するウェブマガジン「現代ビジネス」の配信記事から、本日付『「息子が突然正座になって泣きながら…」多くの人が知らない「体験格差」の厳しい実態』に懸念す。

 子どもが「サッカーをしたい」と泣訴するエピソードは、やや過剰な演出の臭い(正座し畏まってお願いする、などという所作を誰から教わった?)がしないでもない。
 しかし、そのシチュエーションが、忙しく夕餉の準備を進める台所での立ち話であっても、親子で温まる浴槽の中であっても、はたまた床に就きまどろむ前のひと時であっても、リアルなスポーツ体験を渇望する子どもの真剣な訴えに直面した親の立場では、「なんとかしてあげたい」と思い心が締め付けられるのは当然であろう。

 我が国の社会から、潤いとしなやかさを喪失せしめた腐れ保守政権の失政が、世代を超えて悪影響を及ぼそうとしている。
 貧困に喘ぐ者の怒りと絶望を、特に政権主流派の立場で裏金を恣にしていた自称・政治家は正面から受け止め、汚れ切った自らの手と、嘘で醜く歪むツラを恥じるべきである。


 問題は、「体験格差」の底辺に追いやられた子どもたちだけではない。
 何不自由なく体験を積み重ねている子どもたちにも、大きな負担がのしかかっているように思う。

 ある私学の小学校入試で、面接試験において「富士登山に挑戦して、とても辛かったけど登頂しました!」なるエピソードを話して、合格を得た受験生の話が伝わると、我も我もと富士登山にチャレンジする未就学児が増えたようだ。
 もちろん子ども自身が主体的に、富士山の地理や歴史に興味を抱き、果敢に登山へ挑んだ例もあるだろうが、大多数は受験に熱を上げる親が仕向けて、面接のネタになればと登山に連れて行ったのではないか。
 富士山は、普通の山ではない。未熟な肉体が未体験の気象条件に見舞われれば、簡単に高山病や低体温症に陥り、命の危機が火口の如くに開けている。

 フィジカルな体験だけでない。
 いわゆる「英検」も、幼年層の受験が多い。
 初歩レベルの級位であればともかく、実例として未就学児が2級に合格している。
 こちらも、帰国子女で英語力がそもそも高いといった背景があれば何の問題もないのだが、むしろ日本語能力の増強が必要な時期に、無理な外国語教育を強いている家庭が皆無と言い切れるだろうか。

 過剰な「体験」もまた、所詮は親の自己満足や見栄でしかない……のかも知れず、子どもにとって獲るところ少なければ、体験をしていないのと変わらない。


(以下、一部限定公開)


 
 そもそも、子どもが積み重ねるべき「体験」とは何なのか。
 辺境に赴き異国へ旅することや、レベルの高い(コストも高い)習い事だけが「体験」なのだろうか。
 もし冒頭の泣訴が、本当に居住まいを正して行われたのだとしたら、私はその子を、こう慰め励まそう。

 君が、正座をして親にお願いをした、その態度は極めて尊い。
 本当に自分のやりたいことを親にお願いするのであれば、自然と背筋が伸びることだろう。
 のほほんとサッカー教室に通っているような子どもたちは、そんな想いに至ることもなく、況してや居住まいを正してお願いするなんてこともない。

 その想いや、正座でのお願いそのものも、人として成長するために、君にとってむしろサッカー教室よりも貴重な「体験」なのだと。


Posted at 2024/04/11 21:36:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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