東北地方最大の都市のやや北に位置する秘密のタワーパーキング🅿️
暗唱番号を入力し、しばらく待つ。
パレットに載った車が、鉄を軋ませながら観覧車🎡のように回りだす。
ガタン❗️ひときわ大きな音を立ててパレットが止まり、引き摺るように鉄の扉が開く。
普段街では見かけることのない緑色🟢のクルマが現れた。
新車の匂いが漂う車内に乗り込む。
86、もともとは若者向けに作られたスポーツモデルだ。
しかし最近のGR86の内装は、齢を重ねて世の中の酸いも甘いも、が少しわかってきたオジサンをも満足させるような仕上がりになっている。

リッジグリーンリミテッドの刺繍が、より所有する満足感を高める。
ブラック×タンの本革シート。
ステアリング、シフトノブ、シフトブーツはタンステッチ🧵

レクサスほどの高級感や煌びやかさはないが、オジサン+86にはこれくらいがちょうどいい。いや少し高級すぎるかもしれない。
さあ走りだすか。
エンジンをかける。一瞬咆哮を上げる。
ここが早朝の住宅街なら気が引けるかもしれないな、と思いつつ軽いクラッチを踏み、スポーツモデルの象徴である6速MTを1速に入れてタワーパーキング🅿️を後にする。
大通りのけやき並木🌲を走る。2.4リッターのエンジン、わずか1200キロ台のボディには充分すぎる心臓🫀だ。
低速から力がある。
左側車線を走ると、少し盛り上がっているマンホールが🕳️多い。
左側のタイヤで乗り越える。
ダダン❗️という衝撃を頭の中で予想していたが、
そんなことはなく「ポコンポコン」というミシュランタイヤ🇫🇷独特の音を立てつつも、揺れはシュタッ❗️と1発で収まった。
突き上げ感は皆無。
「これが、ザックスのダンパーの、威力なのか、、。」
普通、走りと乗り心地はトレードオフだ。走りを良くしようとすれば乗り心地が悪くなり、乗り心地を良くしようとすればコーナーが気持ちよくなくなる。
だが、コイツは違う。「きっとコーナリングも良いはずだ。」
答えを見出すべく秋保温泉♨️方面へ向かう。
おあつらえ向きのワインディングロードだ。ここは別荘地。平日なので人はいないが猿を1匹見かけた。木漏れ日が心地よい。
クロスレシオ気味の6MT。2速、3速を多用して走る。
加速はいい。この道では速すぎるくらい。
ザックスのショックは一般道で感じた通り、コーナリングにも寄与している様だ。
少しロールさせながらも荒れた路面をしっかり捉えて離さない。安心感が高い。跳ねることはない。サーキットだと少しロールが大きいかもしれない。
でもサーキット行く人は足をかえてしまうだろうからこれがベストだろう。
高回転は、年々厳しくなる一方の排ガス規制💨によるものなのかホンダのV-TEC🔥の様にはいかない。これも時代の流れか。
だが中間のトルクはこちらの方が太い。
マフラーは高回転まで回すといい音を奏でる。
しかしこれはあとから聞いた話だが、スピーカー🔈からも音を出しているらしい。
絶妙過ぎて言われるまで気がつかなかった😅
ブレンボのレッドキャリパー、特段強力な訳ではないが踏めば踏んだだけ効くのでとてもコントロールしやすい。
ローター径はFが326mm、Rが316mm。
1,500キロ台の33GT-R、前期の34GT-RよりFで2mm、Rで16mm大きいので、1,200kg台の86には充分すぎるスペック。
2時間以上走り回ったが、全く疲れない。
いつまでも走っていたいと感じさせる車だ🚗
GRヤリスのような目の覚めるような速さはないが、人間の感性に合いつつ充分な速さで心地よい🍀
日産が34Zをダンスパートナーと呼んだように、GR86からもそんな匂いがする。
GR86、これからも35GT-R、GRヤリスと共におれのコレクションとなりつづけてくれ🤣
頼むぞ❗️
おわり
Posted at 2025/07/29 19:57:33 | |
トラックバック(0)