甲府の「珈琲屋まつもと」☕️を後にしてそろそろ帰路につこうかなと考えました。
帰りはワインディングが距離にして60キロ以上続く「大菩薩(だいぼさつ)ライン」にチャレンジしてみるか。
甲府市塩山にある「大菩薩の湯♨️」
このあたりから大菩薩ライン(国道411号)が始まるようです。
霧も出てきましたが、スカイラインクーペは水を得た魚のように曲がりくねった道をぐんぐん進んでいく。
すると前に一台、ホンダの軽が現れた。
「まあGW最終日だからこの道も混むんだろうな?」
と諦めてゆっくりついていったところ、ストレートで道を譲ってくれました。
ありがとうハザード💡を焚いてさらに進んでいく。
5キロほど進んだところに霧の中から青い86が現れる。あのテールランプは2リッターの先代モデルの最終型かな?
ーーここからは妄想です(笑)ーー
86はゆっくり走っていたが、後ろから速いペースの車が接近してきたからか突然鞭を入れて、放たれた矢🎯のようにフル加速
「待っていたようだな。」
大菩薩ラインで86との邂逅。
「こーゆー場所を こーゆー時間帯に86で走っているんだ。 その気ってコトだろ」
と、漫画のセリフを思い出す。
こちらもATのシフトを右に倒しパドルシフトにチェンジ。
スカイラインクーペ 、どちらかというと優雅に走るスポーティークーペ だが、戦闘も可能。
2速でフル加速。VQ37エンジンの咆哮🔥
275サイズのミシュランのリアタイヤは濡れた路面をしっかり捉えてくれている。
アドレナリンが湧き、じわりと手に汗がにじむ。
「滑り止めにちょうどいいぜ」
実戦では6MTの方が速いが、この古い5ATでも充分いける。
2速〜3速を踏みっぱでシフトすると若干のスリップロスが発生するが、気になるのはその程度だ。大排気量のパワーで充分カバーできる。
決してビタ付けはしない。
トンネルのストレートでも常に80mくらい後方を走る。
曲がりくねった暗い道、おまけに雨と霧だ。後追いの方が遥かに有利だから。
この86乗りはかなり上手い。
自分が先頭ならここまでは飛ばせない。
だから敬意を表してビタ付けはしない。
雨がさらに降ってきた。崖崩れ注意⚠️の看板が幾つも出てくるがそんなものは気にならない。
「ワインディングハイ」
そんな言葉が頭に浮かぶ。ドーパミンのせいだろうか。
2速で加速。3速に一瞬入ってブレーキングしながらまた2速にシフトダウン。
これを延々と繰り返している。
マフラーが吠える🔥タコメーターは7000付近に。
ブリッフィングの音が心地良い。
心が躍り、集中力が高まる。
余計なことは一切考えずに夢中になれる瞬間。
仕事のこと、家のこと、人生、何も考えずに今を生きている。
「これだ、これに勝るものはないぜ」
前の前の車に追いつくこともなく、86とクーペはもうかなりの距離を走った。
30キロは走っただろうか。
ニュルブルクリンクのノルドシュライフェなら既に1周半だ。
ちょっと疲れてきたかな?
と感じ始めてきた頃、86は急に道を外れて温泉の方へ行ってしまった。
クラクションを鳴らすと向こうもクラクションを鳴らし返してくれた📣
スリリングな時間を共有した者同士にしかわからないこのやりとり。最高だ。
86は先頭走ってたから自分より神経を張り巡らせていただろうな。
久しぶりに長いワインディングを走れて気持ちよかった。
どこの誰か知らないが、86のドライバー、楽しいドライブをありがとう😊
その後は東大和市でラーメン🍜食べて12時前に家につきました。
GW最終日のロングドライブはとても充実したものになりました。
おわり
Posted at 2025/05/13 21:30:25 | |
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