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2024年06月14日 イイね!

近代史の旅で会津若松と南会津巡り、

近代史の旅で会津若松と南会津巡り、<歴史関連>

元々、只見町の河井継之助記念館をメインに訪問予定でしたが、そことつながる会津は経由しないとと思い最初に会津。会津は会津若松の県立博物館の前で小学生のグループが見学に来てましたが、何年生と聞いたら小六と答えてくれたので、二、三年したら白虎隊の入隊資格があるぐらいの年齢か。

幕末の革命は西国の諸藩によって実行されましたが、譜代大名であった会津や長岡は『義』によって戊辰戦争を戦ったと言えます、『理』は天皇を担いだ西国諸国にあったわけですが。司馬遼太郎がなぜ峠で継之助を描いたかを考えるに、司馬遼太郎の考える代表的日本人の一人が継之助だったんじゃ無いかと思えます。


もし「峠」が無かったら、継之助は長岡に迷惑をかけただけにとどまり、事実長岡では継之助の縁者は戊辰戦争後は世を避けて生きなければならなかったらしいから。会津は無論継之助に同情的だから、民衆の捉えかたは長岡と会津ではかなり異なるはずです。

戦後は長州藩は朝敵たる会津藩には徹底して差別を行い、最近まで大学もIT単科の会津大学まで設立させてもらえなかったというのもおそらくその流れで、現代に至るも会津人の長州に対する思いは複雑で、以前聞いた話で営業が会津で長州関連の話題に触れて場が微妙な雰囲気になったのも過去の歴史を知らなかったから。似たような話では九州新幹線開業時に歴史に無知なJR関係者が熊本駅前に西郷の像を建てて一晩で撤去ということもありますが、自身の経験ですが以前フィンランド人に隣国のスエーデンと仲が良いのかという愚問をしたときの反応と似たようなもの。Great Famine(時期的には戊辰戦争と同じ頃)でもイギリスは最近もアイルランドに謝罪をしたのがニュースになっていましたが、やはり百年というのは忘却するには短すぎる時間。


幕末の革命(明治維新の維新という言葉は新政府は十年ぐらい経過してから使い始めた言葉のようで、全てが改まり新しくなるという意味に起因)も革命が成功すると、これも常なる勝者側の内紛で西南戦争というのはそれを締めくくったようなもので、多分に太平洋戦争の日本のように薩摩(南州王)は戦争を始めさせられた感が強いように思う。結局長州が現代に至るまで、政治の世界で正統性を持つと捉えられるのも、明治の初めに確立されたわけですが。


継之助は陽明学徒でしたが、山田方谷の元に行った時の様子は山田方谷伝に記載ありますが、陽明学のモットーは知行合一、すなわち行動しなければ空論に過ぎないなので、支配者(幕府)から見ると都合の良い思想では無かったので、儒教が採用されています、和辻哲郎によると江戸時代の初めに古臭い思想である儒教を国学にしたのは間違いと言われていますが。

継之助は一時期佐久間象山の元で学んでいますが、どうも象山とは合わなかったようで、それは師と仰ぐ山田方谷も言い伝えではいつも象山を論破していたようで、そういう背景もあるのかも知れません。



継之助が嘱望し最後まで行動を共にした、外山脩造の略歴。アサヒビールの前身の会社も創業していますが、継之助の遺言でこれからは商人の世界だということの実践者です。




<移動関連>

東北道、磐越道はつまらないので、日光方面に向かって鬼怒川経由で南会津経由で会津若松泊まりでしたが、鬼怒川・川治の温泉の寂れようはかなりのもので、昼ごはん食べれるところが道の駅しかなかったぐらいのレベル。昔営業してたと思われる店はガラスとか破れ放題だし。


二日目は、ガソリンあまりに高くて(レギュラーで見かけた価格表示で百八十三円が最安)、越後抜けるまでは余裕なので給油は後回しで、小出に入って割とすぐのJAで、そこは地元とほぼ差のない普通価格(166円/regular)なので、流通の手間がまるまる加算されてるようです。只見から252号がまだ通行止めと認識してらしくてAppleのマップはえらい大回りの道案内してましたが、252号は想像以上にまともな道で、酷道の部類では全くない。

会津若松から只見に至る252号に入る前の広域農道で空が綺麗すぎたので一枚、



シビックで初めてエアコン使いましたが、平均燃費25Km/リッターは立派な数値。表示は1割り増しぐらいらしいので、嵩上げ差し引いても20Km走ってくれれば問題なし。



バッテリーの充電タイミング、平坦路だと数メモリまでしか充電されず、フルまで行くのは、上り坂などの負荷が重たい時が継続時にモーターアシストが必要になるのでフル充電まで持っていくようで、これ今回気づいた点。


<風土>

福島の南会津地域は全国有数の豪雪地帯、



さしたる話ではないですが、これホテルの朝食に提供されてた起き上がり小法師風の大福餅(中はこし餡)、顔が可愛いけれど丸ごといただきました。



県立博物館に展示されていた、そのまんまですがお人形様。村落の境界に飾ったようで、おそらく魔除けが目的でしょう。白川静かさんの漢字の話(文庫本)の中で首と言う漢字は、村落の入り口で魔除けの目的で生首を飾っていたが、ナマクビが首と言う漢字になったと言うちょっと怖い話がありますが、首の代わりの人形ということじゃないかと思う。




一泊二日では対象広すぎて全く不完全でしかなかったから、そのうちまた行くか
Posted at 2024/06/14 20:40:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 歴史 | 日記

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