• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2012年02月12日

「MOTUL H-TECH 100 Plus 5W-30」と「車の修理屋 たけしくん」

「MOTUL H-TECH 100 Plus 5W-30」と「車の修理屋 たけしくん」
 先日、愛車のコンテ号で京都へ小旅行しました。

 今回の旅行の目的は、古都京都での観光ではなくて、私のページに登録してある“リンク・マイリスト”の中にある 「車の修理屋 たけしくん」 さんのお店を訪問するためでした。


 実は先日、山梨県内の河口湖町で、我がコンテくんがとうとう50000kmに達したお話は、すでに当ブログでとりあげておりますが、最近寒いせいもあるのか、特に朝一の始動時のアイドリングのエンジン音が「カラカラ」といっているようで、あまり軽快な音ではなくなってきたようです。

 それとエンジンオイル注入口からわずかに見えるエンジン内部のアルミの色が、手でこすれば取れるものの、うっすらと茶色ぽく汚れているのも気になっていました。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そんな矢先、みんカラをやり始める相当以前からお世話になっていまして、21万キロも乗ったアトレーを車検を通してそのまま乗り続けるか、新車にしたほうが良いのか迷っていた時にも、いろいろアドバイスもいただき、結局新車のコンテカスタムRS買いましたが、その 「車の修理屋 たけしくん」 さんの最新のブログに、エンジンオイルのお話が書かれていました。

 そのブログ自体の詳しい内容は、下の関連情報URLをクリックしていただくとしまして、簡単に言いますと、「車メーカー純正品の部品は品質や信頼性が高いのだが、こと純正のエンジンオイルに関してはそうとも言えない」、といった内容でした。



 このお話、正直私にはけっこう驚きでした。いままでバイクもホンダG1もしくは旧のG2オンリーで、四輪も純正エンジンオイルなら間違いないと思っていました。もちろん製造メーカーも自社銘柄オイルでエンジンテストはしているはず? だと思っています。
 ただ、私がいつも整備を任せている指定工場が使っているエンジンオイルの銘柄は聞いていなくて、単に10W-30とだけ聞いていました。


 でもメンテナンスは手抜かりなくしていて、5万キロしか走っていないのにアイドリング音があまり滑らかでないし、登坂時や急坂走行時のシフトダウンの時のエンジン回転上昇音も滑らかとは言いがたかったので、
 ブログに書かれているようにお奨めのエンジンオイルに交換すればどうなるか、といったこともあり、ちょうど5万キロが過ぎて(実際は51000kmちょい)エンジンオイルとオイルフィルターの同時交換時期でもあったので、事前連絡してからお店へとご訪問させていただきました。

 念のため行きの道中にて、いつものごとくセルフスタンドにて給油口いっぱいまでカソリンを満タン給油し、燃費の計算をするつもりでした。後にその結果に驚くのですが。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 汚れたエンジンオイルの写真を撮っておけばよかったのですが、オイルキャッチャーでエンジンオイルを抜き取り、その次にオイルフィルターを外して、4000kmほど走行したエンジンオイルを見てみると、赤茶色ぽくなっていました。オイルキャップにも赤茶色のような汚れが付いていました。

 詳しく聞くと、オイルに添加されている粘度指数向上剤などの添加剤のポリマー等が、だんだんとせん断されて化学組織の鎖が断ち切られ、その切れた不安定な部分から酸化してしまい、そうすると添加剤としての仕事をしなくなるばかりか、酸化によって赤茶色に汚れてしまう、といった私の記憶に間違いなければ、そういう内容のお話でした。



 で、ここからが本題に入るのですが、出来の悪いオイルは仕事をしている最中に(エンジン内を回っているうちに)せん断が起きやすく、しかもせん断した箇所からすぐに酸素と結びついて酸化してしまうのだとか。諸悪の根源ともいえる特に粘度指数向上剤が劣化するとスラッジになりやすいようです。

 後日調べると、ベースオイルの分子の鎖は200とかなのに、添加剤ともいえるポリマーの組成の分子の鎖は何万にもなるとか。そりゃ結合分子組成の鎖が何万にもなれば、せん断が激しく起きても不思議ではないですよね。



 逆に出来のよいエンジンオイルは、せん断も少なくなるような化学組成なるように工夫され、たとえせん断しても、切られたところが不安定になったり酸化しにくいように考えられている、とのことでした。

 で、早速ダイハツ純正オイルフィルターとお奨めのエンジンオイルである、モチュールの「 H-TECH 100 Plus 5W-30」とやらを、我がコンテくんに食べさせてやりました。

 そしてアイドリングして多少放置しエンジンオイルを一巡させてやると、アイドリング音が滑らかになっており、馴らしを終えた新車といった感じになっていました。ひとつには最新の車で、しかも冬場では10W-30は固過ぎ?のようで、取説にも書かれているようにこのターボ車には5W-30に変更したのが良かったのかもしれません。


 みんカラ内とかのレポートによると、このエンジンオイルで峠とか走るとオイル油圧が落ちるとかのレポートも見ましたが、当方は別にレースに出るわけでもなく峠で回すわけでもないので、遠乗りは多いが運転はごく普通の街乗りレベルなので、結果的にはひとつ上のターボ車用ともいえる5W-40のオイルで十分のようです。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そしてエンジンオイルとフィルターを交換して、もう少しお話を聞いてから帰宅の途に着き運転していると、我がコンテくんのエンジン音の滑らかなこと、回転の上がり方も当然滑らかでしたが、京都市内とその西隣の亀岡市街の渋滞の中の走行では、そうエンジンの回転は上がらなくて、亀岡市街を抜けてからド田舎道と県境の峠道を超えると、よりはっきりして喜びの連続でした。

 そして運転するうちに、なかなか燃料計の針が落ちてこないことに気がつき、途中のセルフスタンドでまた給油口いっぱいまで給油すると、219.3kmの走行(約半分は旧オイルだが)に対して、10.79Lのガソリンが入り、燃費は20.3km/Lという冬タイヤを履いているのに驚異的な燃費が出ました。

 今まで冬タイヤを履いている時期は、どんなに頑張ってエコ運転しても18キロ台だった燃費が、ほとんど信号も無いような田舎ばかりの走行とはいえ、あっさりと20キロ台を達成したのには驚かされました。

 それから違いをより見るため高速道路にも入り、120キロ付近まで速度を上げてみたり、長くてきつい上り坂を走ってみたり、一般道の長い下り坂をシフトダウンしてエンジンブレーキを利かせながら走ってみたりしましたが、シフトダウンした時のエンジンの動きが相当滑らかになっていました。




 ただ、そのたけしさんから聞いたお話では、ターボ車はタービンの軸が1分間に最大10万回転?ほども高速回転することで、タービン軸の流体軸受が非常に熱を持つので、何千円か高くなるが同じ銘柄の5W-40のオイルのほうが良いのでは、とのアドバイスをいただきました。

 まだオイル銘柄変更から多少しか走っていないので、今後極寒の朝一の始動時のアイドリング音やら走りの状態、たくさんのサンプルの燃費調査、いろいろな走行条件でのエンジンの動きなど、いろいろ見極めたいと思います。





          【2016.9.19 追記】
  現在、我がコンテ号は、ここにご紹介しておりますこのVHVIのオイルではなく、
  同じモチュールのPAO系統の8100エクセス 5W-40に転換しています。

どちらのオイルもGF-4やGF-5に認定されていないし、以前試しにバイクにも使ってみましたがクラッチが滑ることもなかったのだけど、なぜかエクセス 8100  X-cessのほうがエンジンが滑らかに、軽く回ります。



このオイルのおかげなのか、20万kmをノートラブル&オーバーホール無しで無事達成しました。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





 ちなみに上の写真は京都市内の嵐山にある渡月橋(とげつきょう)の写真ですが、平日の金曜日に京都に行ったので観光客は非常に少なく、お店の行きの道中にちょっとだけ立ち寄って記念に写真撮影してきました。
ブログ一覧 | 車/コンテ/メカ オイル・フルード | クルマ
Posted at 2012/02/12 00:48:00

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

TEAM♦️MEISTER ♦️v ...
taka4348さん

アポ無し 突撃 職場訪問 みん友  ...
しげぼうずさん

温泉入りに山梨へ
いーちゃんowner ZC33Sさん

40,000キロ達成
RS_梅千代さん

梅雨入りはまだなので、間に合いそう ...
音速の猛虎さん

2024年度 第6回目のトミカの日
MLpoloさん

この記事へのコメント

2012年2月12日 7:19
オイルでとても変わりますよね。

モチュールの評判はなかなか良いみたいですね。

わたくしはワコーズ一途ですが・・・
コメントへの返答
2012年2月12日 8:48
ご訪問ありがとうございます。

私は今までオイルには全くこだわっていなくて、ごく普通らしいオイルを取扱説明書通りに交換してきただけでしたので、正直本当に驚きました。

ペール缶で購入すれば5W-30なら2万円もしないので、走行距離多い当方としては、コストパフォーマンスがけっこう高いように思えました。
ターボ車用とも思える5W-40なら2万円近くするようですが、何万円もしないので私でも何とか買える範囲です。

特に軽自動車は660ccのエンジン排気量の割りに車重は重く、しかもオイル容量も3Lほどだし、当然過酷な仕事をしているはずなので、当方の車のようにターボ車だとさらに過酷なので、このエンジンオイルを紹介してもらって良かったですよ。
別にメーカーの回し者ではありませんが。

私にはこの手の知識が全く無かったため、このエンジンオイルは、ここでご紹介している車整備屋さんから教えてもらったのですが、
関連情報URLをクリックされて先方さんのブログ読んでくださると分かるように、エンジンオイルは純正品より社外品のほうが良い場合がある、というのも初めて知りました。

どうやらオイル専業メーカーのほうが、詳しく研究されてノウハウがいろいろあるようです。ただCVTオイルは、今のところ車メーカーの純正品を選んだほうが無難そうですが。

今後も注意深く成り行きを見ていき、当方の車の場合だけになりますが、燃費を含め結果を後日もっと詳しくアップしたいと思っています。

残念ながらこの製品の4L缶はないようなので、どうやら20L缶を買って、自分でDIYするしかなさそうです。そのためのダイハツ純正オイルフィルター(デンソー製)も2個、ご訪問した車整備屋さんから買って帰りました。
2012年2月12日 12:16
オイルの性能で燃費やフィーリングが変わる事があります。
昔マークⅡにモービル0w-40化学合成オイルを入れた時の感動は忘れられません。
しかし、走行距離が伸びないのと価格が高いので純正オイルにしました。

かくしかおじさんのように乗り回す人は、コストパフォーマンスが高いオイルですが、僕のようにムーヴコンテで年間1万km、マークXで3000km の場合は純正オイルで十分と割りきってます。

両方とも、メンテナンスパスポートに入っているので半年に1回のオイル交換は当たり前になってます。
ただしムーヴコンテは、3ヵ月毎の交換をしてるので社外品は0w-20のオイルを入れてます。
コメントへの返答
2012年2月13日 0:28
ただいま知人と一緒に行った雪景色の天橋立から帰宅したところなので、お返事が遅れました。

今日はだいぶん距離を走りましたが、行きの燃費は田舎道の一般道ばかりで、ほぼリッター20kmほど、
天橋立から京都縦貫道とかを使って京都市内に出て、寄り道をしてから名神・中国道経由で帰宅したため、雪道で曇るのでずっとエアコンONで、しかも高速道路もかなり使い、時速100キロ前後で走ったので、リッター18kmぐらいの燃費でした。

銘柄未確認の以前使っていた10W-30のオイルより、サンプル数がまだ少ないですが、おおよそリッターあたり2kmほど燃費が良くなった感じです。

私の場合確かに走りすぎでして、先月29日の山梨・河口湖町で50000kmになったところなのに、もうはやすでに今日の時点で52000kmになっています。

このオイル、業務用として割り切っているのか20Lのペール缶しか販売されていないので、私のようにしょっちゅうオイル交換が必要なら、ペール缶購入で、コストパフォーマンスが高そうですが、距離を走らなければ、年2回オイル交換をしても20Lのペール缶では、性能が良くても余りすぎてしまいますよね。
2012年2月13日 9:02
渡月橋かなり風情があって良いですね

ミリコンテは車のことは全然知らないのでいつもディーラーでオイル交換とかしてもらってるんですが純正だから1番ではないみたいで驚きました

これはご存じかも知れないお話しなんですがディーラーからオルタネータに関するハガキがちょっと前に来てました

ご自身でエンジンオイル交換と補充されるお客様への注意のご連絡

エンジンオイル交換と補充にはエンジンルーム内の部品、特にオルタネータの上にオイルを垂らさないようオイル缶またはジョッキ等の口元をウエスで包む等の処置をお願いします

誤って給油口以外にオイルをこぼした場合、オルタネータ内部にオイルが入り込み、オルタネータ発電不良または、焼損不具合の原因になります

ご参考

車両の点検によるエンジンオイル等交換と補充の際に誤ってオイルをオルタネータに付着させた場合、そのまま使用を続けてオルタネータ発電不良または焼損に至る事例がありました

いろいろ気をつけないといけないみたいで大変なんだって思いました
コメントへの返答
2012年2月13日 17:26
ご指摘ありがとうございました。

もちろんおはがきの通りでして、エンジンルーム内にガソリン・オイルを含め可燃物をこぼすことは、当然厳禁です。

オイル交換だけではなく、オイル漏れも不適切な電気配線も、ポリグリコールエーテルが主成分のブレーキ液の漏れも当然厳禁でして、

どこで聞いたのか忘れたので、総務省の平成21年の火災発生件数のサイトで調べてみると、51124件の全火災発生件数のうち、5325件が車両火災で、ちょうど1割にあたる10%ほどが車両火災だというから、けっこう驚きですよ。

1日平均14~15件ほど、全国のどこかで車またはバイクが燃えていることになります。
メーカーがこういうはがきを消費者に送ってくるのも、恐らくエンジンオイルをエンジンルーム内にこぼしてきれいにふき取れず(ふき取らず)、火災になった例があったからなのでしょう。

よって、私の場合はいつもエンジンルーム内はピカピカ(までいかないかなぁ)に、きれいに清掃していて、オイルやブレーキ液等の漏れは一発で分かるようにしていますが、特に自分で作業する場合は、最新の注意を払いたいと思います。


以前、とあるサイトでバイクのフロントのサスペンションに使われている、クッションオイルか漏れているのを直さずにいたところ、フロントブレーキのディスク板から発する熱で燃えた、と聞いたことがあり、やはり可燃物類の扱いは慎重にしたいところです。

最低でもオイルジョッキーは必須ですよね。よって本文は一部書き換えておきましょうね。

プロフィール

「山奥で人家も無く貨物列車も通らないJR芸備線の末端区間、再構築協幹事会が開催されたそうだが、正直ここに何十億円も税金を投入するくらいなら、伯備線の山間部の曲がりくねった線路を新線に付け替え、160km/hで走れるようにした方がよっぽど役に立つと思うが、協議会の役人らの頭の中は ?」
何シテル?   05/17 20:27
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

コスパ最高なトヨタ車 プレミオ分解画像 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/15 10:19:03
同車種・他仕様の純正部品を用いたシートヒーター流用取り付け - 序章 ~ 作業前の環境整備 ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/06/07 01:27:04
4WDの知られざる短所 
カテゴリ:車
2021/05/30 23:50:28
 

愛車一覧

トヨタ プレミオ トヨタ プレミオ
  今まで乗っていました30万km以上走ったダイハツ コンテRSは、つい先日(2020年 ...
ダイハツ ムーヴコンテカスタム カクシカくん (ダイハツ ムーヴコンテカスタム)
  ダイハツ ムーヴコンテカスタムRS(ターボ)・2WDの寒冷地仕様車に乗っています。 ...
ホンダ CD250U U君 (ホンダ CD250U)
  2008年 5月に中古車として我が家にやって来ました。    1988(昭和63)年 ...
ホンダ Dio (ディオ) ディオ君 (ホンダ Dio (ディオ))
  今はなき、バイク全盛期の頃の2st 50cc原チャリです。 これは親戚からのもらい ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation