タイトル写真は、私が雪国へ出かけるときに、必ずコンテ号に積載していく備品を撮影したものです(詳しくはパーツレビューにて)。
錆びなくて扱いやすい軽量なプラ製スコップと、冬場のカー用品店でごく普通に売られている車の屋根の雪降ろし棒です。
大雪が降る中で、もし事故等で足止めを食らって渋滞に巻き込まれると、これらが必ず必要となるので、いつも忘れることなく積載していく備品です。とあるホームセンターで売られていたこのプラ製スコップは、背面の留めているネジをステンレスのものに変更して錆びないようにしました。
≪追 記≫
タイトル写真のスコップは貧弱だったのですぐに破損してしまって現在はもう無く、代わりに下に写真を掲載しましたが、もっと丈夫なポリカーボネイト製スコップ、
「クレトム(cretom) WA-37 ポリカショベル」 という商品名のスコップを代わりに購入しました。
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この2012.1.28~30の二晩、先ほどの3連投のブログにも触れていますように、極寒の中山湖にて紅富士撮影のために車中泊をしました。
が、真冬の山中湖の夜から早朝にかけてはとても寒く(-15℃くらい)、車中泊で暖をとるため、もちろん車のエンジンをかけっぱなしにするのを活用して、我がコンテRS号が半日に渡ってアイドリングし続けると、いったいどれぐらいガソリンを消費するのか興味があったので調べてみました。
山中湖の親水公園から、最も近くのセルフスタンドまで片道10.5kmちょいありましたが、道中は信号・渋滞がほとんどなかったので、スタンドまでの往復距離の約21.1km=ガソリン1.2Lを走行に使用したとし、エンジン稼働時間を記録していて、そのデータを12時間単位に直して計算しました。
ただし特に極寒の中で、ずっとアイドリングばかりを長時間し続けると、だんだんマフラー内に水がたまってくるので、時たまエンジンを吹かして水を飛ばしたため、実際はもう少し使用ガソリンは少なくて済むのかもしれません。
とりあえずその結果は、以下の通りで
エアコン切の連続アイドリング 12時間 5.3L, 24時間 10.6L (真冬時)
エアコン入の連続アイドリング 12時間 6.8L, 24時間 13.6L (真冬時)
という、おおまかな結果になりました。
でもこれは私の車(排気量少ない660ccの軽四)でのしかも真冬での実験結果ですので、あくまで参考程度でお願いします。
よってエアコンがオフなら、軽四のコンテで丸一日じゅう車内で暖をとっても、使用ガソリン量は多めに見積もっても12L程度あれば大丈夫そうな感じです。
エアコンがオンの場合は約1.3倍ほどガソリンが要るようですが、これは試しにやってみた真冬での測定ですので、夏場なら車内冷房を効かすためにもっとガソリンが必要になるかもしれません。真夏での測定は、また機会があればやってみたいと思います。
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もともと長時間のアイドリング時のガソリン消費量に興味を持ったのは、今はやりのエコの追求ではなく、雪国では特に逃げ場のない高速道路などでの、事故とか急な降雪で身動きが取れない事態となることが、この2シーズンほど全国のどこかで発生していまして、
真冬の身動きが取れくなった中で車内で暖をとり続けると、いったいどれぐらいガソリンが持つのか知りたかったからです。
この上2枚の写真は当時のニュース写真を探して掲載したものですが、
2011年のちょうどお正月にかけて、いままでにはありえなかったほどの急な降雪が、鳥取県琴浦町から大山町にかけて降りまして、タンクローリーがスリップして横向きになり道をふさいだのが発端となって、同地区の国道9号線の25kmの区間に渡って車1000台が2日間も立往生しました。
その次にこの写真2枚ですが、
1枚目の写真の商店街らしいのが写っている写真は、敦賀のとなりにあたる福井県今庄(いまじょう)町内で、2011年1月末から2月初めにかけて2m40cmという、このあたりでは記録的な大雪が降り積もった写真です。この写真はニュース写真から借用しました。
2枚目はどうやらライブカメラらしい映像のようで、撮影時間は2011.1.31 午前11:41頃のようです。今庄ICもありその今庄町内も通る北陸自動車道の敦賀付近の写真のようですが、こちらも大雪ですごいことになっており、ここでも何日にも渡り車1000台ほどが立往生したようです。
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で、道路がふさがれる大きな原因は、ノーマルタイヤにタイヤチェーンを巻くといった南国の大型車が、駆動輪だけはチェーンをかけるものの、大型車の駆動輪はまず後輪なので、舵を切る前輪がノーマルタイヤだと雪の上のコントロールがあまり効かず横向きになったりして道路をふさぎ、除雪車が入れなくなるのが主な原因のようです。
そこで先日箱根に行った際、観光バスのタイヤをくまなく観察しましたが、さすが東京のナンバーのバスのすべて、当然スタッドレスタイヤを装着していました。箱根は標高1000mに近く雪がよく降るのかも知れませんが、大型車が冬タイヤの装備なしに雪国へ行くのは本当に困ったものです。
それと急な降雪の中で渋滞に巻き込まれると、必ず必要になるのが下写真に掲載していますスコップで、これは渋滞で停車中の車のマフラーの排気口付近に、積もりたまった雪をどけるために必要です。
上の4枚目の写真は北陸道の敦賀付近で雪による渋滞で立往生している様子ですが、立往生中にも降雪しているのか、写真に写っているミニバンのリヤーバンバ付近まで雪が積もっており、こういう場合はマフラー排出口付近にたまった雪を除雪をしておかないと、逆に車内に排気ガスが充満してきて、サスペンスドラマとかではないですが一酸化炭素中毒で死ぬ可能性もありますね。
(クレトム(cretom) WA-37 ポリカショベル)
ちなみにこの写真のクレトムが販売しているスコップは、2013年の秋の終わりごろ信州の志賀高原にある渋峠からの帰り道に、たまたま立ち寄ったオートバックス(信州)中野店の入口付近に、山積みで展示されていたのを速攻で買って持ち帰ったものです。
私の居住地は南国なので、カー用品店をはしごしてもこんな商品は置いていませんが、長野県の北部、北信の豪雪地帯ではこれは必需品なのでしょうね。
詳しくは当パーツレビューにて →
https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/car/879006/5795657/parts.aspx
あと雪が降るところはまず極寒なので、救援が来るか除雪されるまでの間、暖をとるためのガソリンも必要です。よって私の場合は、
特に冬場の雪国へ行くと、ガソリンを3分の1ぐらい使った時点で、必ずすぐに満タン給油をするようにしています。
コンテ・2WDのガソリンタンク36Lの満タンなら(4WD車は34L)、エアコンを使用しなければ丸二日以上は、アイドリングによる車内暖房ができるようです。
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車/コンテ/メカ エンジン系統 | クルマ
Posted at
2012/02/06 22:17:19