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2014年07月07日

最新ハードによる Windows 8.1 パソコン製作記(組立編)

最新ハードによる Windows 8.1 パソコン製作記(組立編)     ≪プロローグ≫
私が初めてパソコンにかかわったのが、
  今からちょうど10年前の2004年。

当時はまだ何も分からなかったため、
  詳しい人に聞きながら、カスタマイズした
  DELL Dimension 8400 という機種を買いました。

出来るだけ高性能に、ということで
  Pentium 4 520(3.2GB)のCPU、
  メモリーは当時出始めのDDR2-400の512MB×2
  最新の925X Express チップセットの構成でした。



 そして、当時最新の19インチモニター&バースピーカーをともに購入して、アナログのS-VHSビデオとアナログレコードとカセットテープから、私には全く未知だったデジタルによるビデオキャブチャーと音楽編集をやり始めました。

 その悪戦奮闘記を取り上げるともう長くなるのでここでは省略いたしますが、とにかくもフリーズしたりしながら自然に使いこなせるまでには1年ほど要したのではないか、と思います。

    
     (ハードがかなりカスタマイズできた DELL Dimension 8400 のパソコン)




 ところがパソコンのハードの進歩はとても早く、2004年当時最新だったパソコンも5年後の2009年に入るとソフトは重たくなるわ、ウィルス対策ソフトも重くなるはで、処理速度がだんだんと遅くなり、その結果フリーズもしやすくなる、といったこともあり、当時最新のパソコンを作りました。



(インテルのCore 2 Quad Q9650のCPUと、ギガバイトのEP45-UD3Rのマザー)




 それからさらに5年ほど経った現在(2014年)、永らく使い続けることの出来たWindows XP のOS、とうとうこれのサポートが切れ、さらにはマイクロソフトの戦略なのか、マザーボードに搭載されるチップセットのドライバーのWindows XP分が提供されなくなったせいで、新しいOSでのパソコンを作らざろう得なくなってきました。

 新しいWindows 7や 8 のOSの出来が良ければなんら躊躇することなく乗り換えるのですが、殿様商売的になってしまったマイクロソフト、あまりにもタブレットに主眼を置いた商品戦略のせいで、旧来のXPに比べてディスクトップパソコンからでは本当に使いにくく、しかもエアロのような要らない装飾も付けすぎで、マイコンピーター画面やファイルフォルダーの表示が見難くて、今でも本当に難儀していますよ。


  (タッチパネルやタブレットならいいが、
       旧来のマウス&キーボードでは使いづらいWindows 8.1のディスクトップ画面)


 タブレット主体のディスクトップのこの画面、時代の趨勢もあるのでもちろん否定はしませんが、マウスとキーボード主体の旧来パソコンの利用者向けに、XPのように不要な装飾なしで、見やすく操作しやすいディスクトップ画面モードやフォルダー表示モードも作っておくべきでしたね。コントロールパネル内でXP風表示モードもやろうと思えばできるはずです。

 やはりアメリカ人の作ったソフトだから、そういうようなきめ細やかな配慮がないのでしょうね。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 さて前置きはここまでとして、ここからはハードウエアーの製作編にはいっていきます。

 ちなみに前回のパソコン製作時はまだみんカラはやっていなかったので、ブログなどするとはつゆにも思わず製作時の写真などは撮っていなかったので、今回はブログ化を念頭に写真も撮っておきました。ただホワイトバランス等の色合わせ等は非常に面倒なので、大雑把にしか合わせておりませんが。

 なお各ハードウェアーやソフトウェアー(アプリ)の個々の詳しい説明は、このブログ内には書ききれないため、当ページの「その他 その他」のパーツレビュー内にて、すでに詳しく取り上げましたので、このブログからはそこへ行くリンクを貼りますので、ご興味のある方はぜひ見てくださいね。




まずパソコンの心臓部にあたるCPU(Central Processing Unitの略で、中央演算処理装置)ですが、
今回は出たばかりのIntel(インテル) Core i7-4790K(4.0GHz)をチョイス。
    詳しくは こちら です。


 Core i7-4790Kです。一般向けではインテル初となる定格での動作周波数4.0GHzです。
 ちなみにコードネームは “デビルズ キャニオン” と言うそうです。


 

上の写真は室内で撮影したためCPUが光っているので、CPUの表面の写真は拝借しました。  

           (Core i7-4790K本体 表面 : PC Watchより)


       
                  (こちらの写真はCPUの裏面、つまり電極側になります)





初の定格での動作周波数を4.0GHz(ターボブースト時は4.4GHz)にするために、
旧来のものと比べて、接着剤を変更しコンデンサーを増強しました、とかの英文での説明文。




    (旧来のCore i7-4790? と 新Core i7-4790Kの電極部分の拡大写真)




 そしてこの最新CPUを受け持つ相棒となるマザーボードがこれ、
 GIGABYTE(ギガバイト) GA-Z97X-Gaming7 です。詳しい説明は こちら です。

  まず外箱を含むマザーボードの内容物一式です。




    マザーボード全体の写真です。



          新しい規格となるM.2(エム ツー)スロットが装着されています。
             規格対応されたむき出しのSSDなら、ここに装着するだけでOKとなります。
          ややこしい接続コード等は一切不要なのですが、まだ対応製品が少なく
             今回は旧来の2.5インチサイズのSSDをチョイスしました。
       



 そして一番最初の仕事は、マザーボードにCPUを装着することです。
 この黒色の保護カバーの真下にCPUを装着していきます。
 



 でもこれがなんともまあ、失敗が許されない一発勝負の作業 のため、
 パソコンの組み立てで最も緊張する瞬間です。

  その理由がこれ、 なんとマザーボードのソケットに、
  1150本ものごく小さな電極ピンがいっぱい並んでいます。

  ちなみにこのマザーボードでは耐久性向上のため、
  すべての電極ピンに金メッキがほどこされているそうですよ。



       ただ使用したカメラの性質と室内での撮影条件から開放絞りで撮ったため鮮明でなくて、
       CPUソケットのピン部分の拡大写真は借用で。
       
    もしCPUをこのソケットにはめ損なって極小の電極ピン部分に落としてしまいますと、
    マザーボードは使えず即修理行きか、あるいは修理価格によっては破棄することになります。



  ちなみに昔のCPUは、CPUの裏面に剣山のようにたくさんのピンが並んでいました。

(この手のCPUは過去すぎて私の手元には無かったため、写真はPC Watchより借用しました)

   AMDは今も剣山タイプのCPUを販売していますね。



その針山のような、たくさんのCPUピンを受けるマザーボードのソケットはこんな風になっています。
このソケットタイプのパソコンは所持していないため、こちらの写真も借用しました。




    ・今のインテルのように、CPUにはまっ平らな電極のみで
        それを受けるマザーボード側にたくさんのピンが並んでいるタイプ、
    ・昔のインテルや今のAMDのように、
        旧来のままCPUにたくさんの針山のような電極ピンが並び、      
        ソケットにたくさんの穴が開いているほうがいいのか、

それぞれ一長一短がありどちらがいいのか一概にはいえませんが、

マザーボードにピンがあるほうは、はめ込みさえ失敗しなければトラブルはなさそうですが、CPUを運悪くソケットの中へ落とすとマザーは使い物にならなくなりますね。逆に旧来の方式では、マザーのソケットの破損はあまり起らなそうですが(ゼロではないが)、CPUのピンを曲げてしまうトラブルが発生するときがありますね。

まあ普通には、CPUのほうが高価でマザーボードのほうが安いのでインテルのLGAタイプのほうが良さげですが、さてどうなのでしょう。



  
  ともあれ 非常に非常に~ 慎重に慎重に~ 作業をし、
 CPUの取り付け向きを幾度にも確認して! 無事装着完了です。


   やれやれ、これでやっとほ~っと一息です。




 次は純正のCPUクーラーの装着です。 純正のCPUクーラーもピン装着となっています。

 また純正CPUクーラーの裏面にはあらかじめグリスが塗られているが、今回は無水エタノールでそれを綺麗に落として一度脱脂し、手持ちのダイヤモンドグリスをCPU側の殻にまんべんなく塗ってからCPUクーラーを装着。


 今回使用したグリス、
 通電性があるので殻(ヒートスプレッター)からは、はみ出さないように注意しました。



  あとCPU装着によって不要になったソケット保護カバー、

修理の際にはこのプラカバーがないと受け付けてもらえないので、
いらなくなったこの保護カバーは 捨てずに! 大切にとっておきましょう。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 無事CPUとCPUクーラーの装着が終わると、次にメモリーの取り付けをします。


 パソコンのメモリー、ひと昔前までは “ノーブランド品” と呼ばれるメーカー保障無しの、購入店によるわずかな保障期間のバラ売りのものと、 “リテール品” と呼ばれる箱入りのメーカー保障品のものとの販売価格差は5~10倍くらいもあり、リテール品は敷居が高く、ノーブランド品メモリーもよく売られていたようです。

     (簡易包装形態のバルク品HDDとメモリー : ウィキペディアより)


 私は(物理)メモリーはハードディスク(以後略して、HDD)と違って、パソコン製作時に一度買って装着するとCPU・マザーボードと一蓮托生で、まず買い換えることが無いので高くても不良品の少ないリテール品ばかりを買ってきました。

 ウィンドウズ(OS)のインストールが失敗する原因の一つに、メモリーの不良があり=正確にはメモリーアドレスの不良やエラーなど、メモリーに不具合があるとインストールが失敗するが、その原因がなかなか分かりにくいため、無用なトラブルを避ける意味でもモジュール検査がしっかりしている保障付きのリテールメモリーばかりを使ってきました。

現在はリテール品でも相対的に安くなったため、リテール品を使う人も多くなっているのだろうと思います。



 今回選択したメモリーはこちら、
 Team Group(チーム)のモジュール Eliteメモリー DDR3-1600 8GB×2 をチョイス。
       詳細については こちら です。

米国チームメモリー、今回これを購入するまで、このモジュールメーカーの名は全く知りませんでした。簡易包装に近い形態ながら、このエリートメモリーは永久保障だそうです。


 使用チップは韓国のハイニックスの物を使っていました。




本当はこれ↓ 最初はブッファローのリテールメモリー、D3U1600-8Gを2個買おうとしたけれど、店頭ではほとんど割引もなくあまりにも高くて購入は断念しました。しかしなぜかネット購入では、簡易包装形態になるのだが半額ぐらいで買えるみたいです。

卸価格が全く違うのか、あるいは検査レベルが違うのでしょうか?

でももしPCトラブルが起こるとやっかいなので、私はCPU・マザーボード・メモリーの3点セットは必ず同じ所から買うようにしています。もし別々の所から買うとトラブルや不良品があったときに、どこが悪いか見極めが難しいからです。




ともあれ、前置きが長くなりましたが無事にCPUを装着したあと、メモリーの装着へと移ります。

CPUもほかの物でもそうですが、もちろん電極部分に触って油脂分をつけてしまったら接触不良等の原因にもなるので注意して作業をします。特に冬場は静電気が発生しやすく、それによって電子部品を破損しやすいので作業時の服装にも注意が必要です。


以上の注意点を踏まえながら、切りかきがあるので取り付け方向と差し込むチャンネル(スロット)に注意しながらメモリーをマザーボードに差し込んでいきます。

装着完了です。光量の不足する室内で撮影したため20分の1秒というスローシャッターで撮影。
手持ちでの撮影のため、少し手ぶれしDP1メリルらしからぬ写真となっちぁいました。

なお上写真の右端に写っています真っ赤な押しボタンは、テスト用に使う電源スイッチです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


マザーボードの組み立てが終わったあと、
次に下準備として、PCケースに電源とかケースファン・バックパネルを取り付けておきます。
この作業を省略してもチェックはできますが不用意な破損を防ぐために私は先に下準備をしています。    まあ先にしておいてもいいのですが。



まずなにも装着されていない、一昔前のATX規格のパソコンケース アイネックス OCS-02A
詳しくは こちら です(すでに販売終了品)。




この空ケースにまず今回用意した電源シーソニック SS-750KM3を装着。 5年保障の電源です。

電源が暴走するとHDDを破壊するかもしれず被害が甚大なので、パソコン部品の中で格段に故障率の高い電源ユニットはケチらずしっかりしたものをいつもチョイス。

 過電圧保護 過電流保護 は重要です
 ちなみに私は静音より耐久性重視なのでファン停止モードは選択しません。

なおこの製品、5年保障だが二次側のコンデンサーがすべて日本製ではなく、一部韓国製?の固体型コンデンサーが入っているようです。出力をもう100W落としてこれのもう一つ上のグレードの電源を、すべてのコンデンサーが日本製のものをチョイスしておけば良かったです。

今回チョイスしたギガバイトのマザーボードが、すべて日本ケミコン製の特注の固体型コンデンサー採用とのことなので、それに比べちょっと配慮が足らなかったようです。ちなみに5年前に作ったパソコンのギガバイトのマザーも稼働時間も長いのに、今も安定して動いていますね。




次にケース前面と背面にあるケースファンと、マザーボードのバックパネルの取り付け。
ケースファンは四六時中使用することから、故障が少なく信頼性の高い山洋電気のものを選択。



       



マザーボードをPCケース内に組み込んでしまうと入れにくくなる内蔵HDDやSSDなども、先に組み込んでおきました。ついでにブルーレイディスクドライブも、USB3.0カードリーダも、ザルマンの消費電力計も組み込みが必要なものは、すべてこの時点で先に装着しました。

今までのウィンドウズXP(32Bit)ではOSの制約上、1個あたりのHDD容量は2.0TBまででしたが、今回は64bit のOSを使うことがすでに決定しているので、ウエスタンデジタル社のNAS用HDDの3.0TBのものを、インチネジを使って3個あらかじめ組み込んでおきます。



  ・SeaSonic(オウルテック)電源  SS-750KM3            詳しくはこちらで

  ・山洋電気(オウルテック)送風排出ファン  San Ace 120      詳しくはこちらで

  ・Western Digital(ウエスタン デジタル)HDD
     WD20EFRX(2TB)&WD30EFRX(3TB)
            詳しくはこちらで

  ・Intel(インテル)  SSD530 240GB                   詳しくはこちらで

  ・PIONEER(パイオニア)  BDドライブ BDR-209XJBK/WS    詳しくはこちらで

  ・Owltech(オウルテック)  USB3.0 カードリーダー OWL-CR6U3   詳しくはこちらで




それからいまどきのマザーボードにはUSB3.0専用のソケットがあるので、これもマザー装着前にケースへと固定。ただしマザーとの接続はOSインストール後におこないますが、専用ソケットの接続の向きは間違えやすいので注意を要します。


        合わせてパソコン用のファンコントローラー&消費電力計もあらかじめ取り付け
       


 5インチベイにはザルマンの消費電力計(現在はほぼ品切れ)が、
 3.5インチベイにはUSB3.0対応のカードスロットと前面端子が装着されました。

私が使っているこのケースはひと昔前の物なので、たとえ1個でもUSB3.0の接続端子があるのはうれしい限りですね。またこの消費電力の53WはOSインストール時だったと記憶しています。ほとんどなにもまだ接続していないので消費電力、非常に少ないです。



ただしパーツレビューでも触れましたが(このZM-MFC3の製品パーツレビュは こちら )、
このザルマンの消費電力計、外部との接続には普通のUSB2.0のオス・メスソケットをそのまま使っていまして、ここに間違えて他の機器を挿してしまうと大変なことになるので、下写真のように物理的に接続できないよう厳重に封印しました。

リアルタイム表示の消費電力計&ファンコントローラーというコンセプト自体は良かったのだが、
このあたりの緻密さの無さ・配慮の無さがが韓国製品なのでしょうか。




次に2台のパソコンでデータのやりとりをしたり、3.5HDインチHDDを差し替えたりするために買った、ノバックのはい~るKITを2基取り付け。2台のS-ATAの3.5インチHDDが裸のまま差し替えできます。また私はあえて送風ファンのない製品をチョイス。骨組だけなのでケースの排熱が良ければ問題ないかと。詳しくは こちら です。



       
       これで2台の3.5インチHDDがここへ挿せますね。
       ただし私の場合ここへ挿すHDDは互換性の問題から2.0TB以内のものにしています。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 これでPCケースへの主な装着が終わり、普通はマザーボードをPCケースへと組み込んでいくのですが、私はこの時点でマザーボードが正常に動作するかテストすることにしています。

 より具体的に言えばBIOS(バイオス)が起動するか、パソコンケースに組み込む前に必ず確認します。いまどきのCPUはCPU自体にグラフィック機能が搭載されているので、昔のようにこの時点でビデオカードを取り付けなくても大丈夫です。

 でも高速なCPUをチョイスする人ならば、普通は内蔵グラフィックなど使わずに別にビデオカードを買って取り付ける人が大半だと思うので、中途半端な性能の内蔵グラフィックなどは搭載せずに、その分コア数を増やすか、より高速なCPUにして欲しい、というのがユーザーの本音なのではないでしょうか。




それで起動テストさせるマザーボードを、↓写真のようにマザーの空箱の上へ製品を包んでいた大きな帯電防止袋の上にマザーボードを置いて、24Pのメイン電源ケーブルとCPU用の8Pケーブルを差込み、さらに背面ケースファンのコードも差込み、そしてモニターのDVIケーブルをマザーボードに差し込みます。

    【ご注意】
ここで間違えて、ビデオカード用の8Pケーブルを挿さないようしてください!



このマザーボードは電源スイッチのケーブルを取り付けなくても、上写真のメモリー取付け画面の右側に写っています、テスト用電源ボタンを押せば電源が投入できるようになっています。

  とりあえず無事起動し、バイオス画面が出ましたのでOKとなりました。

  たまにCPUクーラーとかが浮いて装着されていたりするので目視チェックも含め、
     トラブル防止も含めて最小構成での起動テストは大切です。




無事起動したのを確認したあと、いったんケーブル類を全て取り外してケースにマザーボードを固定していきます。それからマザーボードの取り付け穴の位置をよく確認しながら、真鍮製の六角のスペーサーねじをケースへ装着します。

     ここでも違う位置へこの真鍮製のスペーサを取り付けるとショートしマザー破損となるので、
     よくよく位置を確認してからマザーボードを取り付けします。
  
     今回はこの補助ナットドライバーを使用。他に使い道はなさそうですが。
    


 これでようやくマザーボードをPCケースに取り付けて、パソコンらしくなってきました。
 




 そして、
 マザーボードをパソコンケースへ取り付けた後、バイオスの設定とともに私が必ずするのが

   “ Mentest 86 ” という昔からあるメモリーテストです


 いまどきのOSにはメモリーテストも出来るのだが、今回はオニューの部品ばかりなうえ、もし不具合があれば早めに購入店へ持参する必要があるのと、メモリーアドレスにもしエラーがあるとOSのインストールに失敗することもあるので、不用意なトラブルを避ける意味でも確実にテストします。

 しかも今回は、我がパソコンでは前代未門の16GBという大きなメモリーを搭載するのでなおさらです。 1回や2回程度のメモリーテストの繰り返しではアドレス不良が発見出来ないというので、何回も何回も繰り返しやらせます。しかもこの夏時期に連続稼動させて、ハードがフリーズしないのかも合わせてチェックします。

 ウィンドウズXPの時代には、AHCIドライバーをインストールするためだけにフロッピーをAドライブとして搭載していたので、フロッピーディスクでメンテスト86を起動していましたが、ウィンドウズ 7 や 8 の時代では、もうフロッピーディスクは使わないのでCDブート出来るよう、あらかじめ起動用CDを作成しておきます。



 ということで、どれぐらい時間がかかるか全く分からないので、
 就寝前にテストをやり始め、翌日の仕事からの帰宅まで15時間以上連続稼動させました。 

     メンテスト起動直後のモニター画面


     連続稼動15時間43分後のモニター画面
 


 15時間43分以上メンテストをやり続けた結果、9クールやっていましたが、ただの1箇所もメモリーエラーは発見されず安堵しました。

 しかし16GBという大きなメモリー容量では、連続15時間以上かかっても9回しか全アドレスがチェックできなかったのですね。あとパソコンもメンテスト中にフリーズすることも無かったので良しとします。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そしてメモリーもエラーが無かったということで、ここからはBIOS(バイオス)またはUEFI(ユー イー エフ アイ)を設定していきますが、とりあえずOSのインストール時は最小の構成でいきますので、インストールに必要なBDドライブ(DVDドライブ)とSSDのみ結線をして、起動させバイオスを設定。

 このあたりはもうソフト関係なので、続編のインストール編で取り上げます。


グラフィックはCPU内蔵のものでも、ビデオカードをスロットに挿しておいてもどちらでもいいと思いますが、私はじゃまくさいのでスロットに挿してからOSのインストールに入りました。



  (ASUS(エイスース)  ビデオカード GTX760-DCMOC-2GD5の外箱と本体)

これのパーツレビューは こちら
詳しくはリンク先に書きましたがDisplay Port 端子付きで、CUDA対応で、しかも配線がしやすいようにカード全長の短いのを探せばこの製品しか見つけられず、ゲームなどしないのにもかかわらず、かなり立派なものをチョイス。たまたまツクモで特売セールをやっていて2万円半ばでゲット。

ただし全長こそは短いですが、掲載写真では8pinは挿していませんが、端子が一つ設けられているので忘れずにビデオカード用電源を挿しておきましょう。



このビデオカード、とりあえず装着しPCI Express×16スロットへ固定。
2スロット分は占有するが全長は17cmしかないので、HDDへの配線と交錯せずに済みました。




ビデオカードと同時に用意した、
CREATIVE(クリエイティブ)のサウンドカード Sound Blaster ZxR (詳しくは こちら )、
記憶が飛んでいてあやふやなのですが、バイオスではオンボードサウンドにしたままで、じゃまくさいからあらかじめマザーボードにカードを挿し固定してからOSをインストールしたのではないか、と思います。

が、無用なトラブル防止の意味も含めて、本当はOSとチップセットドライバーのインストール後に、バイオスでオンボードサウンドを無効にしたうえで、改めてカードを挿してからカード専用のドライバーのインストールしたほうが無難な気がします。



             2枚のサウンドカードをとりあえず挿しました。
       



   拡張カードを全て挿したあとの、我がパソコンの背面部分です。




   同じく拡張カードを全て挿したあとの、我がパソコンの内部です。
   パソコンケースの底にある黒い物体は、ザルマンの電力計測器のセンサーです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 これでとりあえずハードウエアーの組み立ては終了し、
 次の「インストール編」では、
 バイオスの設定+OS+チップセットドライバー&各種ドライバー+プログラム(アプリ)を、
                                         インストールしていきます。 

                                    次へ続きます
 
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Posted at 2014/09/16 00:36:56

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この記事へのコメント

2015年1月12日 12:10
初めまして。
私も1996年頃から2008年までPCを自作しておりました。
WindowsXPまでは自作してもリーズナブルでしたが、現在は安い機種も多くいつの間にかノートPCに。

WindowsVista頃からイントール問題やOS設定が面倒になったのもあります。

久しぶりに自作PCを見て懐かしく感じました。
コメントへの返答
2015年1月13日 1:18
クレのペイントコートのパーツレビューを昨日アップしたときに、tatsumaroさんのS-MXの20万km走行の記事が、関連コンテンツに表示されていまして、覗きにうかがいました。

我が家の車も、新車で買ってすべて20万km以上走行してお亡くなりになりましたが、今回のコンテは、初の私名義の車となり管理をきちっとしているので、30万kmを、しかも大きなトラブル無しに目指しております。

新車購入から4年半、もう15万km直前となりましたが、初車検でいろいろと部品を交換した以外は、今のところノートラブルのままここまでたどり着けました。正確には停車中に一度おかまを食らいましたが。
   ---------------
だいぶんお話が横道にそれましたが、自作パソコンですね。

ここ4~5年、本当に市販パソコン安くなりましたね。車もそうですが、もう家電そのものになっちゃいました。私が10年前に初めてデルのパソコンを買った時には、モニター込みで30万、本体のみでも確か23万円ぐらいしていたと思います。

今回自作したパソコンですが、一部は手持ちの物を使ったものの、ビデオカードを除いて高性能なものばかりチョイスしていますが、それでも20万円は切っていたと思います。自作でも安くなっていますが(特にリテールメモリー)、市販のパソコンのほうが価格下落ははるかに大きいです。

ネットとメール、ワードやエクセル、ウェブの印刷と年賀状作成ぐらいしか使わないなら、もう市販のパソコンで十分ですよね。

かえって付属しているモニターはいいのが使われていたりして、特にスピーカーがいい物が搭載されていたりして、モニターだけ分けて欲しいと思うときがありますよ。

何せ市販モニターの単体製品、わずかな機種を除いて、付属スピーカーは本当にオマケみたいな物が搭載されている製品ばかりで、10年前に専用サウンドバーをオプションで追加して買った、デルの19インチのモニターを今も使い続けています。本当は買い換えたいのですが。
   ---------------
XPの頃は、まだ自作する人も多かったのでPCジャパンとか、ウィンドウズスタートとか、Win PCとか、パソコン雑誌もいっぱいあって、いろいろ勉強もできましたが、
現在の月刊誌は、DOS/VパワーレポートとPC21ぐらいになっちゃいましたね。しかもOSの設定も難しくなり、製作情報も少なくなって自作の敷居は高くなったと思います。

メーカー製パソコン、ゲートウェなどからタワー型のPCも昔は販売されていましたが、HDDをたくさん内蔵させようと思うと、デルやドスパラとかあるものの、現在ではもう自作するしかなさそうで、居住地の近くにはパソコンパーツ屋もまだあるので、つい勢いで作っちゃいました。
   ---------------
私が使っているシグマのデジカメ、これの紹介記事で詳しく触れていますが、とにかくファイル容量が大きく、しかも現像処理が重いこともあり、HDDがたくさん必要で、しかもPCパワーもいるので、市販パソコンではなかなか代替できず、今回も費用はかかりましたが自作しちゃいました。
そのうえ音声波形編集やら動画編集もするのでなおさらです。

でもまだ旧来のXPのほうが、出来の悪い=使い勝手の悪いWin 8より、はるかに使いやすいこともあり、新PCは処理速度は3倍くらい速いものの、新パソコンはあまり使っていない、という結果に。もういっそうのこと新しいOSにしてくれたほうがいいですね。

そういうせいもあり、このブログの続編が未だ手付かずのままなのですが、何とか続きを作成するつもりです。

プロフィール

「我がコンテ号、325327kmにて初めてCVTオイルパンを開封(写真)。

CVTは3~4万kmでのフルード交換ぐらいしかメンテはしてませんでしたが、左端の円形のマグネットにヘドロがこびりついている以外はきれいでした。

当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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