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カクシカおじさん(プレミオおじさん)のブログ一覧

2012年07月29日 イイね!

鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島への砂州渡り

鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島への砂州渡り 
    《プロローグ》 
 さて桜島を1周したあともう一度元に戻って、垂水市→霧島市→姶良市(あいらし)→鹿児島市→指宿市(いぶすきし)と、
 陸続きにぐるっと鹿児島湾=錦江湾(きんこうわん)を半周して指宿へ行くのは、時間とガソリン代の無駄なので、桜島の西の端から海で短絡してフェリーで鹿児島市内へ一気に出ました。

 軽四のフェリー代は1070円、乗車時間は30分にも満たなかったと思います。大隅半島はほとんど高速はないので2時間以上節約できたことでしょう。

 実は5月のゴールデンウィーク時と、諸般の事情により後日にもう一度鹿児島を訪れたので、ここからの中篇と後編の掲載写真はいろいろな空模様の写真が入り混じっておりますが、ここのブログでは一体として扱っています。


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 ところで今回、鹿児島の風景を写真に収めながら改めて思ったことですが、
 日本のいたるところで同様なのが、
   とにかく殺風景な電柱と電線が林立して見苦しいこと。
   とにかくこれだけは腹が立って腹が立って仕方なかったですよ。



 日本を観光立国にする…とか、政府のお偉いさんたちが雄叫びを上げているけれど、霧島にしても桜島にしても、これからご紹介していく開聞岳(かいもんだけ)にしても、とにかくどこへ行っても見苦しいのがこの電柱と電線です。

 しかも政治家も票にならない電線の地中化など見向きもせず力も入れない人ばかりで、ダムとか箱物とかばかりに力を入れる前に、地震の時には危険でもあるし、
    せめて観光地の電線ぐらいは地中化しろよ
                           
と叫びたくなりますね。


 どうも戦後の弊害のひとつである公害は、社会運動が功を奏して高度成長期と比べてかなり改善されたけれども、電線の地中化は人体に直接影響しないことがたたって、先進国では恥ずかしいかな、日本ではごく一部を除き未だ改善されないままですね。

 政府も発電と送電の分離などの検討することなんかより、まず先に景気対策も兼ねて日銀にお金を刷らせてもよいから、これをまずなんとかしろよ… と言いたくなります。


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 で、話は元へ戻りまして桜島フェリーの鹿児島港を降りて、今回の最も行きたいところの一つであった薩摩半島の南端の指宿市(いぶすきし)にある 「知林ヶ島」 へと車のハンドルを向けました。


  (知林ヶ島の航空写真 : ウィキペディアに掲載の1974年撮影 国土航空写真より)


  (砂州のつながった状態の知林ヶ島 : 鹿児島県 環境林務部のホームページより)


 下記関連情報URLにも載せていますが、
 知林ヶ島(ちりんがしま)は、普通は薩摩半島から沖合800mにある周囲3kmの小さな無人島なのですが、一定の条件が重なると上の写真のように砂州(読み:さす,砂の道)が現れて、本土から歩いて島へ渡れるという、なんとも摩訶不思議な地形を持った島なのです。

 ちなみに、ここの冒頭の小さなタイトル写真のほうは、まだ砂州がつなかっていない状態の普通の知林ヶ島の写真です。
 今回は砂州の出現時間(春から秋時の干潮時刻)に合わせて、まずそこから行くことにしました。


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 鹿児島港でフェリーを降りて地元の方の車の流れをみますと、道路事情のあまり良くない鹿児島市内の国道225号線よりも、多数車線もある道幅の広い鹿児島県道の217&219号線の産業道路を皆さん走られているようです。
 こういう場合私はあまりナビを当てにせずに、持参していたライトマップル鹿児島県道路地図帳で念のため確認しながら、海岸沿いの広い産業道路をずっと南下、広い道が終わったところで国道226号線に合流です。

 海岸線に沿って国道226号線をひたすら南下していき、JR九州の指宿枕崎線(いぶすき まくらざきせん)の前之浜駅(まえのはまえき)の少し先にあるPスペースまで来ますと、ようやく知林ヶ島がはっきりと見えるようになり、まず写真撮影しました。


(沖合いに見える2つの島のうち大きなほうが知林ヶ島です。ちいさなほうは「小島」です)



 そしてここは錦江湾と崖に挟まれた狭いところに国道と線路の両方が通っているところで、知林ヶ島を撮影中に踏切の鳴る音がしたので、急いで国道をまたいで速攻でカメラを線路のほうへ向けました。そうするとまもなくJR九州の新型気動車キハ200形 2両がやって来て通過していきました。




              (JR九州設計の新型気動車 キハ200形)





                 (旧国鉄設計の気動車 キハ47系)

 どうやらここ前之浜駅で上下列車が行違いをしたようなのですが、JRの時刻表までは持参しておらず、ここで行違いするとは分からなかったので、慌てて撮影した下り列車のキハ47系のほうはあまりうまく撮影できなかったです。


 それとここへ写真を掲載するべく編集していたときに初めて気が付いたのですが、鉄道の気動車(ディーゼルカー)の写真の3枚目に写っています、ホンダの黒色の箱バンのバモスワゴンらしき車の運転席の窓から、後ろ向きにピースサインをしている人の手が写っているではありませんか。

 いちおうここへ記載するにあたり読み取れる範囲の車のナンバーはすべて消しましたが、なんともナウイことをする人もいるものだと、今頃になって気が付きました。


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 そして知林ヶ島へと近づくべく国道226号、南薩摩路を南下。宮ヶ浜駅(みやがはまえき)の少し先にある何の変哲もない、案内看板すらなかった?大園原交差点を左折します。実は少し行き過ぎまして速攻でUターンしたことはナイショです。

 鹿児島市方面から知林ヶ島へ行くにはこの鹿児島県道238号線を走ります。






 しばらく走ると鹿児島湾(錦江湾)が見えてきますが、ここで写真を1枚パシャと撮りました。




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  そしていよいよ待ちに待った知林ヶ島へと到着しました。
  ここへ来ただけでも鹿児島へ来た甲斐があったというものですが、
  慌てずまず手前の魚見港の防波堤の先端から知林ヶ島を撮影です。



 このとき写真をみても分かりますがすごい白波が立っていますけれども、
 この時のこの場所だけ!ものすごい風が吹いてきてとても面白かったのと、
 強烈な風がかえって気持ちよかったですね。



  それから我がコンテ号を駐車場に移動して、
  防水長靴に履き替えたりして渡島の用意をし、早速知林ヶ島へと渡り始めました。


                    (知林ヶ島の説明看板)


  砂州は全長800mほどだそうですが早速歩き始めます。
  下の写真へ行くほど徐々に知林ヶ島へと近づいてきます。













  やっとこさ陸続きになっていた知林ヶ島へと自らの足で渡ることができ、無事上陸です。







  でも時間の都合上、今回は長時間の滞在はかなわず、
  島の灯台とかにも全く行く余裕もないため周りを撮影していましたが、
  そうしているうちにうちに潮が満ち始めてきたので、速攻で薩摩半島側へと戻ります。


   (満潮になりかけ、砂州が徐々に消滅しかかっている知林ヶ島の砂のかけはし)



  最後の写真ですが右側に知林ヶ島、左側の沖に写っています高い山が桜島になります。


 なお、この日は天候が安定せず晴れたり曇ったりの不安定な天気のせいで、知林ヶ島の往復時の撮影写真の色相が合わず、ここへの掲載にあたって修正で極力合わせようとしたものの、それでもなお色がズレているのは、もう素人写真のせいだと思って下さいね。


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  これで、「鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島への砂州渡り」は終了です。
  次は、いよいよ鹿児島旅行の終盤
    「鹿児島の名勝散策(後編) 薩摩富士と呼ばれる開聞岳・牧聞神社・池田湖への訪問」です。


なお、下記関連情報URLには、指宿市役所 産業振興部 観光課のホームページ
       「砂州ってこんな感じだよ!」 をご案内しております。
また同ホームページ内には、砂州出現情報として
       潮の干潮時刻とともに渡島の適否と砂州出現予測時間も掲示しています。
Posted at 2012/07/29 23:51:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 九州・沖縄 | 旅行/地域
2012年07月29日 イイね!

鹿児島の名勝散策(前編) 桜島への訪問

鹿児島の名勝散策(前編) 桜島への訪問 
 2012年 5月のGW中に行きました鹿児島旅行、前々回は霧島神宮境内、前回は2部構成にて霧島の山々と池々を、写真と文章で不十分ながらもご紹介していきました。


 それもいよいよ第三弾目となりまして、今回は2012(H24).5.6の日に訪れた鹿児島の名所といえる桜島・知林ヶ島・牧聞神社・池田湖・開聞岳を、こちらも前中後の3部構成にてご紹介していきたいと思います。
 ちなみに冒頭写真はウィキペディアからのもので、わずかに噴煙をあげている桜島です。

 ただ桜島は地元の人の皆様にとっては、名所どころか厄介な土石流やら火山灰の発生源そのものなので、名所どころではないのかもしれません(ゴメンナサイ)。


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 まず始めにご紹介するのが高台から見えました桜島です。
 たまたま近道だからと走っていました鹿児島県道479号線ですが、このような看板が走行中に見えたので、行き過ぎたけど急遽Uターンです。


  (鹿児島県道479号線沿いにある中茶屋公園の展望所 : 2012.5.6筆者撮影)


 そしてこの展望所から見た桜島は、この日も日本晴れの美しいお天気と相まってとても美しい桜島を、そして生まれて初めてこの目で拝見いたしました。もちろんその時の写真も忘れずに撮ったのはいうまでもありません。

 下の掲載写真は噴煙をわずかにあげている桜島ですが、
 RAWデジタルデータを現像する際にちょっと幻想的な雰囲気に仕上げてみました。

     (中茶屋公園の日本百景展望所から見た桜島 : 2012.5.6筆者撮影)


 それから長いなが~い下り坂とS字カーブを下ると、佐多街道と呼ばれている国道220号線へと出ました。そして桜島へと入るべくR220号をひたすら南下していきます。
 道中には撮影スポットを表示している看板(撮影し忘れました)が、待避所とともに多数設置されていまして、そこで撮影した中から1枚写真を掲載したいと思います。


      (鹿児島県垂水市の錦江湾から撮影した桜島 : 2012.5.6筆者撮影)


 そうこうしながら国道を16~17km?ほど南下しますと、だんだん桜島も大きく見えてきたところで、「道の駅 たるみず」を発見、ちょっと立ち寄ってみました。そしてここはラドン温泉のようで、もちろんお風呂屋もとなりに併設されていました。


              (道の駅 たるみずさんのホームページより)


      (道の駅 たるみずにある全長60mもの長い足湯 : ウィキペディアより)


 ちなみに鹿児島県垂水市って「たるみ」とは呼ばずに、「たるみず」って呼ぶのも今回初めて知りました。
 兵庫県の神戸市内には「垂水」という地名(垂水区)がありJR西日本の山陽本線の駅もありますが、こちらは「たるみ」と呼ぶので、どうも兵庫県人は、「たるみず」も「たるみ」と読んじゃいそうです。


            (JR西日本 神戸線の垂水駅 : ウィキペディアより)


 「田原坂」とか「原田駅」とか「高原町」とかのように、“たばるざか” “はるだえき” “たかはるちょう” のごとく「原」の字を「はら」と呼ばないで、「はる」とか「ばる」と音読するのも九州独特のように思えます。


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 そうこうするうちに、大隅半島(おおすみはんとう)から桜島への入口となる牛根大橋へと入ります。


     (大正大噴火で埋もる以前は海峡だった、桜島と大隅半島との接合部)


 せっかく来たので今回は桜島を1周することにしまして、「溶岩道路」と呼ばれている桜島内の国道224号を走らず、牛根大橋を渡ってすぐに右折して鹿児島県道26号線へと入りました。

 ずっと県道をひたすら西へ走り続けていると黒髪地区あたり?で、このような看板を発見、コンテ号を停めて看板を立ち読みしていたところ 「ドーン」 というすごい音がしました。




 (1946年、終戦の翌年の昭和21年に黒神と有村地区を襲った溶岩流の説明看板)



   ( 「ドーン」 という音とともに噴煙をあげた御岳中腹? : 2012.5.6筆者撮影)


        (車を停めた近くで見た、火山灰に覆われてしまっている大地)



    (大正の大噴火により2mもの降り積もった火山灰に埋もれた鳥居)

 こちらの写真はウィキペディアに掲載されていました写真ですが、これは1914年(大正3年)1月12日に噴火が始まって、その後約1ヶ月間にわたって頻繁に爆発が繰り返され多量の溶岩が流出したため、黒神地区の神社の鳥居がすっぽりと2mもの火山灰で埋めつくされた様子を表しています。

 この大正の大噴火により、それまで海峡(距離最大400mかつ最深部で100m)で隔てられていて島だった桜島が、流れ出した大量の溶岩により大隅半島とつながり陸続きになったようです。
 ちなみにこの時に流出した溶岩を含めた噴出物総量は約32億トン、東京ドームの約1600杯分にも達したそうです。

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 それから鹿児島県道26号線から、溶岩道路と呼ばれている国道224号線に入って、桜島入口の牛根大橋手前まで行きまして、結局島の周囲約55kmもある桜島を1周しました。


           (野尻川付近から見た桜島 : 2012.5.6筆者撮影)




        (吹き飛んできたらしい岩石や火山灰 : 2012.5.6筆者撮影)


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 結局、桜島を1周し牛根大橋の手前でUターンして、来た道を戻って袴腰交差点から桜島フェリー乗り場へと入りました。

 大隅半島に戻ってぐるっと半周して薩摩半島に出るより、軽四なら1070円也を支払ってデータイム時間なら10~15分ごとに発車する桜島フェリーで、鹿児島の街中に出たほうが、時間も費用もはるかに安く済みそうなのでこちらを選択しました。
   桜島フェリーのサイトはこちらです→http://www.sakurajima-ferry.jp/




            (桜島フェリーの料金所 : 2012.5.6筆者撮影)


            (桜島フェリーの料金表 : 2012.5.6筆者撮影)






         (桜島港 : 上 2012.5.6筆者撮影,下 ウィキペディアより)






     (私の乗船した第五櫻島丸の銘板と船の仕様 : 2012.5.6筆者撮影)





        (第五櫻島丸の後部から写した桜島 : 2012.5.6筆者撮影)





            (鹿児島の街の写真 2枚 : 2012.5.6筆者撮影)


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  これで、「鹿児島の名勝散策(前編) 桜島への訪問」は終了です。
  次は、砂州出現で有名らしい 「鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島への訪問」です。
 
関連情報URL : http://eki-tarumizu.com/
Posted at 2012/07/29 02:42:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 九州・沖縄 | 旅行/地域
2012年07月27日 イイね!

宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策(後半)

宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策(後半)    《プロローグ》
 2012(H24).5.3未明から~5.6までのGW中の4連休に、所用も兼ねていましたが人生初の鹿児島訪問をいたしまして、その旅行の模様を自分が忘れないうちにブログにしようと思いました。
 
 そしてその第一弾として、「坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝」 をすでにアップいたしましたが、第二弾目としまして、「宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策」 の後半をアップしたいと思います。



 ひと汗もふた汗もかきながら、六観音御池(ろくかんのん みいけ)と白紫池(びゃくし いけ)をめぐり歩くだけで往復2時間、滞在時間も含めると3時間はたっぷりと費やしながら、我がコンテ号を停めていた不動池(ふどう いけ)へと戻ってきました。

 そして目の前には霧島連峰最高峰の韓国岳(からくに だけ)とのご対面が待っていました。


               (2012.5.5 晴天に恵まれた韓国岳)


       (2012.5.3夕刻 残念ながらもやに包まれていた韓国岳付近)


 若き日の松田聖子さんも登ったとかいう標高1700mジャストの韓国岳ですが、今回は所用の合間を縫っての散策のため残念ながら韓国岳も、頂上に逆矛があり坂本龍馬夫婦も登ったという高千穂峰(たかちほ の みね)も、どちらも時間の都合で今回は登ることができなかったです。

 韓国岳は標高1700m、不動池の水面標高は1228mですので、標高差はおおよそ450mですので、もやがなく天候がよければ韓国岳登山はできそうですね。次回ここに来るときには、真夏を避けたっぷりと時間を取って登ることといたしましょう。


 その前に富士登山にいくかもしれません → この旅行後の2012年の8月の末、念願の人生初の富士登山を果たしました。『2012年 夏の旅行』 のタイトルで13連投にも渡るブログも作成しました。


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 その後、韓国岳の写真の右側に写っているえびのスカイラインをそのまま走って、宮崎県道30号線との分岐点を左折して、そのまま県道1号線を走りますと鹿児島県へと入っていきます。
 
 このあたりから大波池へといく登山路が県道沿いから出ているのですが、新燃岳の噴火により私がここを訪問したときには、韓国岳・大浪池と高千穂峰は登山禁止ということで、よって撮影写真はございません。最新の情報によりますと、2012.7.15からはいちおう登山道は再開されたとのことです。


 ネットで検索すると美しい大浪池の写真を見かけましたが、ここに掲載するにはいろいろと問題もあるので、ちと寂しいですがウィキペディアからの古い航空写真を貼り付けておくだけにしておきます。


          (大浪池の航空写真 : 1976年撮影・ウィキペディアより)

 この火山湖の山の標高は1412m、湖面標高は1241mらしいので標高差171m。富士山ほどではないにしても結構火口との落差がありますね。ちなみにここが日本で一番標高の高いところにある湖だそうですよ。
 


 またここの見どころの高千穂河原方面へ抜ける鹿児島県道104号線沿線ですが、2011(H23)年 1月に新燃岳(しんもえだけ)が大規模な噴火を起こした影響で道路自体が封鎖され、ここは通行できなくなりなした。

 この鹿児島県道104号線は、新燃岳や高千穂峰の沿線を通るので美しい景色が堪能でき写真にも収めることができたのに、と思うと非常に残念ですが、自然が相手なのでこればかりは致し方ないですね (2012.7.15から通行規制は解除された…とのことです)。


 よって残念ながらこの付近の撮影写真は一枚もなく、掲載に差し支えないフリー百科事典のウィキペディアに掲載されていました写真にて代用したいと思います。


   (韓国岳山頂より見た新燃岳と高千穂峰 : ウィキペディアより 1998.12.31撮影)


            (新燃岳 : ウィキペディアより 2008.7.7撮影)


        (噴煙をあげる新燃岳 : ウィキペディアより 2011.1.27撮影)



         (道沿いの展望所に建てられていた、山々の案内板)



      (道の駅霧島の店内で貼られていた、ジオパークのポスター写真)


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通行止なのはどうしょうもないので、さらに宮崎&鹿児島県道1号線を鹿児島側へ下っていきますと、ここの下の写真のようになにやら臭い強烈な匂いとともに白い煙がもくもくと道路に立ち込めていました。しかも山肌の中から白い煙がもくもくと上がっています。

(鹿児島県道1号線 硫黄谷付近の沸き立つ湯気 : 2012.5.3筆者撮影 以下4枚も)



そして車を停めて近づいてみると強烈な硫黄の匂いとともに、このような危なかしい湯気が。









匂いはもちろん硫黄の強烈な匂いでしたので泉源だとは理解できましたが、さすが霧島連峰は生きている活火山、普通の温泉地とは一味も二味も違うようです。




初日2012.5.3の日は、この硫黄谷にしばし立ち寄ってから国道223号線へと入り、霧島神宮へと向かいました。


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           (霧島神宮の大鳥居 : 2012.5.3筆者撮影)
 






         (2012.5.3 霧島神宮展望所から見た日没直前の夕日)


ここの詳しいお話のブログは、2012.7.3にすでにアップしました 「坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝」にてアップしています。


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 さて、日時は前後いたしますが、2012.5.5の端午の節句の日、出直しでまず最初に訪れたのが、同じ霧島連山内の都城(みやこのじょう)市内に位置する、こちらはただの「御池(みいけ)」です。

 そしてこの御池は水面標高はだいぶん低くなって305m、最大水深93mと、日本国内の火山湖の中では最も水深が深いそうです。また流入・流失する川もなく、そのためか透明度は3.1mなのであまり澄んでいるとはいえなさそうです。


            (御池と背後の高千穂峰 : 2012.5.5筆者撮影)


 今をさかのぼること2650年の昔、古事記に登場する日本国の建国の父、神武天皇が幼少の折、この池で水遊びをしたと伝えられている池ですね。
 そしてその御池ではカモたちが楽しそうに泳いでいましたので、思わずカメラでパシャ…と撮りました。


              (御池で泳ぐカモたち : 2012.5.5筆者撮影)



 韓国岳のところでも触れましたが、今回は登山禁止&時間不足のため、坂本龍馬と妻おりょうさんも登ったとされる高千穂峰(たかちほのみね)の登山は残念ながらかないませんでした。
 なお、2012.7.15より登山規制は解かれたので、現在は頂上までいけそうです。


        (道の駅 霧島から撮影した高千穂峰 : 2012.5.5筆者撮影)


      (高千穂牧場から望む高千穂峰 : ウィキペディア 2008年 7月撮影)



     (高千穂峰の頂上にある天逆鉾 : ウィキペディアより 2009.4.9撮影)


 よって今回は高千穂峰への登山はできずじまいだったので、私の撮影写真は残念ながらありませんが、ウィキペディアにはこの天の逆鉾(あまのさかほこ)の写真が掲載されていましたので、撮影画像はこちらからお借りして掲載しました。


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 そして順にご紹介してきた霧島連峰1周も終盤になりましたが、御池を見たあと霧島連峰を1周するべくぐるっと小林市のほうまで車を走らせました。

 国道223号線 霧島バードラインから、広域農道の「みやまきりしまロード」へと入りました。






(みやまきりしまロードの狭野付近の橋上から撮影した矢岳? : 2012.5.5筆者撮影)


                (上写真の撮影場所のカーナビ画面)



 それからさらに、「みやまきりしまロード」 を走っていきますと道中に白黒模様の牛、ホルスタインを発見、思わずカメラのシャッターを押しました。やはり日本で牛といえば、この白黒模様の牛がいちばん牛らしく見えますね。




   (DP1xは広角単焦点カメラのため望遠は利かないので、トリミングで牛を拡大)


 宮崎県で牛といえば、先ごろ口蹄疫(こうていえき)で大変なことになっていたようですので、このように牛が飼育されているのを見ると安堵しますね。

 牛のほうもとてもおとなしくて、近寄ったりはしなかったけれど騒ぎ立てたりすることもなかったです。


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 それからは、白黒の牛に見とれたあとずっとこの広域農道を走り続け、お昼ごろに電柱と電線のないところでもう一度、前半のブログの冒頭に掲載した夷守岳のお昼の写真を撮りました。

 その後もう一度、小林インターの前からえびのスカイラインを登って不動池へ行き、そこで車を停めて六観音御池と白紫池を散策。
 その後、霧島神宮へ再度訪れてから、池めぐりで汗をかいたのでナビで風呂屋を探したところ、霧島町立の「神乃湯」が案内され、ここで汗を流した後用事を済ませるべく所用の場所へと戻りました。


           (霧島町立 神乃湯)




            (2012.5.5 鹿児島の夜に見た満月)



 最後に、私が霧島の美しい風景が紹介されている本がないかと道中ずっと探していたところ、霧島神宮の境内にある売店で見つけて買った本(¥2000)が下写真の本で、
 野間順一さんという方が撮影されて、どうやら自費出版された写真本のようです。書籍コードが記載されていないところを見ると全国に流通しておらず、現地本のようです。


   (私が買った霧島の山と池が紹介された写真本 : 野間順一さん「霧島連山」 )

   ネットで調べると出版元から販売されているようです。
   関連情報URLに載せておきます。


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  これで前半と後半の2部構成となってしまった
      「宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山と池とえびの高原の散策」は終了です。

  次回は第三弾としまして、残りの
      「鹿児島の名勝散策(前編) 桜島への訪問」
      「鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島の砂州渡り」
      「鹿児島の名勝散策(後編) 池田湖・牧聞神社・開聞岳への訪問」
                の3本のブログをアップする予定です。
 
Posted at 2012/07/27 00:34:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 九州・沖縄 | 旅行/地域
2012年07月24日 イイね!

宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策(前半)

宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策(前半) 
 だいぶん遅くからのアップではございますが、今年2012年のGW中に行った鹿児島旅行の第二弾として、えびの高原を撮影写真と共にご紹介したいと思います。


 なおここに掲載しました特に登山道や池の写真ですが、
 葉っぱとか白波とか小石とか細かな物がたくさん写っている写真は、画像圧縮しないRAWデータの場合はすべての画素を記録しているので問題ないものの、ここへ掲載するためには、すべての写真を画像圧縮の形式Jpegでの2MB以内に収まるように圧縮する必要があります。

 よって細かい部分がたくさん写っている撮影データの写真は同一部分が少なく圧縮しにくいことから、容量圧縮がやりにくいので圧縮率をいつもの2倍以上にせざろう得ず、残念ながら画質が大幅に劣化していますのをご理解いただけたらと思います……ワ~ン(泣)。
 


       《プロローグ》
 えびの高原は宮崎県と鹿児島県にまたがっていまして、ここのタイトル写真のように霧島連山と池々が連なっている日本でも屈指の景勝地でもあります。ちなみにここのタイトル写真はウィキペディアから借用したものですが、パソコンで閲覧されておられる方なら、写真をクリックしますと連山の名前が分かるようになっています。

 今回の所用を兼ねた鹿児島行きは2012.5.2の夜から出発したものの、疲労による睡魔に幾度も襲われ途中休憩(短時間の爆睡モード)を何度も取ったのと、九州道下り線の鳥栖前後でGWによる大渋滞に巻き込まれ、ここを抜けるのに2時間以上かかったせいで、えびの高原付近にたどり着いたのが夕方近くでした。

 時間が許せば阿蘇の中岳の火口も見に行くつもりだったのだけど、残念ながら今回は見送りとなりました。


 よって時間の都合上、初日の2012年の5/3は九州道のえびのジャンクションから宮崎道に入って1つ目のインターである小林ICで下車、宮崎県道1号線 「えびのスカイライン」からえびの高原を半周して、霧島神宮まで行ったところで日没となりました。

  そして2日後の端午の節句の5/5の日にもう一度ここを訪れました。
  よってここでご紹介している写真等は、3日と5日に撮影したもの両方を掲載しています。


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 まず小林インターを下車すると目に飛び込んできたのが、下の2枚の写真の夷守岳(ひなもりだけ)です。掲載写真は初日5/3の夕刻のものと、5/5に再訪問した際のちょうどお昼に撮ったものと2つ掲載しました。

 そしてこの2012年の5月5日の日は、雲ひとつ見られないぐらいの日本晴れの晴天でした。こんな日本晴れの日でしたら端午の節句も生きるというものです。


       (小林市側から見た夷守岳 : 2012.5.3  16:59 筆者撮影)


       (小林市側から見た夷守岳 : 2012.5.5  12:09 筆者撮影)

 夷守岳は標高1344m、高低差 約780mほどだそうです。


 ここでわがコンテくんと夷守岳との写真も撮った後、宮崎県道1号線 通称 「えびのスカイライン」を、ターボを搭載した我がコンテ号でぐいぐいと登っていきます。 もちろん通行料無料の道路でございます。





   ぐねぐね道をひたすら登っていき標高1000mを過ぎ、
   さらに登り切りますと県道沿いにある不動池に到着です。




          (青々とした色を讃える不動池 : 2012.5.5 筆者撮影)

 不動池(ふどう いけ)は韓国岳(からくに だけ)の北東に位置し、直径約200m・最大水深9.0m・湖面標高1228m(時期により多少変動)の火山湖ですが、水質は阿蘇中岳(阿蘇中岳はpH=1以下!だが)と同じような性質の強酸性のpH=4.5だそうです。

 このような水質のせいなのか、生物も少ないそうなので透明度はすこぶる高いようです。


 なおここの不動池の写真は、シグマの広角のコンデジDP1xをもってしても、池全体が写っていなかったので、もっと上から写せばよかったと今更ながら反省しきりです。



 そして不動池の駐車場の脇に立っていた看板が↑写真で、ここに車を置き徒歩で小一時間ほど行けば、どうやら六観音御池(ろくかんのん みいけ)と白紫池(びゃくし いけ)にいけることが分かり、さっそく準備にとりかかり、カメラとカメラの予備電池とタオルと飲み物だけ小さなリュックに詰めてここを発ちました。 





 六観音御池への道中は多少アップダウンはあるものの、↑の写真のように整備された登山道?があるおかげで、道に迷うということもなく行きやすいと思われます。



 私がここを訪れたのは2012年 5月5日、少し暑いぐらいのいい気候でしたが多少の汗をかきながらこの道をゆっくりと歩いていくと、雅やかな鳥の歌声 「ぴょーぴょーぴょぴょぴょ」 とかが、ステレオで聞こえてくるのです。

 どうやら二羽の鳥がなにやら会話をしているのですが、何の鳥やら分からないでいると通りがかった人から、「あれはウグイスだよ」 と教えていただきました。


 そうか、ウグイスって 「ホーホケキョ」 以外にもいろいろと鳴いたりするんだ、とその時初めて知りました。本当に二羽(つがい? 恋人? 夫婦?)があまりにも楽しそうに会話していたので、私もそちらに気をとられていました。

 残念ながらICレコーダは持参していませんでしたが、モノラルだがカメラの録音機能を使って録音しておけば良かったですね。


         (雅やかな歌声を発するウグイスのオス : ウィキペディアより)


 
ユーチューブを探すとありました。
ウズイスが美しく鳴いている様子が撮影されていました。






美しいウグイスの声にも堪能し、そしてかなり汗もかきましたが、
そうこうしながら不動池の駐車場から約40分ほどで六観音御池に到着です。

                      (六観音御池の銘板)





                      (霧島の六観音御池)

 六観音御池、この名前の由来となった6つの観音様が祀られている小さなお堂もありますが、池の直径440m・最大水深14m・湖面標高1198mの、こちらも火山湖ですね。
 なお、上側の六観音御池の写真の背後には韓国岳も写っています。

 また、ここも不動池と同様に酸性湖なのだそうですが、酸性湖の特徴らしい美しいコバルトブルー色がとても綺麗ですね。強酸性のpH1以下の阿蘇山の中岳の湯だまりは、美しいエメラルドグリーン色でしたが。



 そして兵庫県からせっかくここまで来たので、それから奥にある白紫池(びゃくしいけ)にも行こうと思い、今度は長い上り坂を登っていきます。




 
 あと5分の看板が出現、本当に霧島の山中をたっぷり片道1時間歩きました。




                     (筆者撮影の白紫池)


               (白鳥山山頂と白紫池 : ウィキペディアより)

 白紫池は直径250m、湖面標高1272mもあり六観音御池との標高差74m、しかも水深は最大約1mと非常に浅く、大雨が降ると白紫池からあふれた水が六観音御池へと注がれるそうです。

 しかも水深が超浅いことから、冬場には湖面が分厚い氷に覆われるため、以前は天然のスケート場として使っていたとか。近年は温暖化の影響もあり近くに人工スケート場も出来たため、現在はスケート場として使われていないそうです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 
  ここのブログ、非常に長くなってしまったので前半と後半の2部構成に分けることにしました。
                                          後半へと続く
                                         
Posted at 2012/07/24 21:47:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行記 九州・沖縄 | 旅行/地域
2012年07月23日 イイね!

坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝

坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝  
 今年は古事記編纂1300年目に当たるとかで、
 各地で行事が行われたり、書店とかに行けば古事記に関する本が山積になっていたりします。
  
 その古事記の中に登場する瓊瓊杵命(ニニギノミコト)が天孫降臨(てんそんこうりん)をした地、古事記や日本書紀には以下のような表現で書かれています。

    「筑紫の日向(ひむか)の高千穂のくじふるたけに天降り…」  古事記より
    「日向の襲(そ)の高千穂の峰」  日本書紀より


 これらの神話から天孫降臨した場所にはいくつかの候補がありまして、そのうちの一つがこの鹿児島県にある霧島神宮のそばにそびえ立つ高千穂峰だと言われています。

 その天孫降臨の候補地のひとつである霧島・えびの高原などに、今年2012年のゴールデンウィーク中に、所用も兼ねて初めて九州の南の果てまで行ってまいりました。


 そしてその時の旅行記を、2009年の秋に行った青森ツーリングの時と同様に、自分自身が後々まで忘れないように6連投にて、はるばる行った記念としてここにアップしていきたいと思います。


   
       《プロローグ》
 まず6連投の一番最初にご案内しますのが鹿児島県霧島市にあります霧島神宮で、このあたりは日没がかなり遅いとはいえ、ここを訪れたのが2012.5.3の18:00も過ぎた日没の前でした。

 実は夜中から自宅を出発したものの、睡眠不足と疲労でSA内で幾度も睡眠休憩をたくさん取ったのと、九州道下り線の鳥栖付近で発生した大渋滞に巻き込まれまして、ここを抜けるのに3時間以上もかかってしまった関係上、宮崎道の小林インターを降りたのが16:30を過ぎていまして、そこからえびの高原を半周してから霧島神宮にも立ち寄りました。

 よって、これからご紹介いたします15枚の写真のうち、
 いくつかは後日の5/5に再訪問した際に撮ったのを使っていますが、この日はこどもの日だったため子連れの参拝客も多くて神社内も相当混雑していまして、人人人ばかりが写っているので、人がほとんどいなかった3日の夕方に撮影した写真をメインに、日没の夕日を撮影した写真以外は露出を大幅に修正したうえでの掲載です。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    まず最初に霧島神宮に到着いたしますと、
    下写真のような壮大な鳥居がお出迎えしてくださいます。

                     (霧島神宮の大鳥居)





 車をロータリーのところの駐車場において小さな橋を渡りますと、「霧島神宮」と書かれた大理石の大きな碑があり、何段あるかは残念ながら数えなかったけれど、長~い長~い階段を一段ずつ上っていきます。


    そして階段を登り切りますと
    今度は長~い長~い参道が続きます。


 何百mあったかは定かではありませんが、すれ違う人もほとんどいないなか、玉砂利を踏みしめながら両脇を並木に囲まれた参道をゆっくりと歩くうちに、この世の雑多な念は吹き飛んでゆき、古事記のお話ではありませんが神仙な世界へと引きずり込まれていきます。


    長い参道を抜けますと、広っぱのある展望台へと出ますが、
    まず最初に目に飛び込んできたのが、下の写真です。


 これは1866(慶応2)年、寺田屋事件で手傷を負ったが九死に一生を得た土佐藩出身の坂本龍馬が、療養を兼ねて妻おりょう(お龍)と日本初?となる新婚旅行の際ここに立ち寄ったらしく、その記念を兼ねて1996年当時の霧島町が立てた看板のようです。

 あの激動の時代、よく新婚旅行へ行けたものだと関心もしましたが、激動だからこそ行ったのかもしれません。もちろん薩摩藩との政治的な交渉もあったのでしょうが、けっこう粋な人だったんですね、坂本龍馬さんとおりょうさん。



  そしてこの坂本龍馬とおりょうさんの看板の奥を見上げるときれいな夕日が。
  うまくは撮れなかったが思わずカメラを夕日に向けパシャと撮影です。

          (2012.5.3 霧島神宮の境内展望所から見た夕日)


  しばし美しい夕日に見とれた後、
  右へ90度へ曲がると、本殿へ行く参道があります(下写真2枚)。




 ここを潜り抜けてようやく霧島神宮の本殿にたどり着きましたが、伊勢神宮の内宮ほど広大ではなくても、宇佐八幡宮といい、この霧島神宮といい、九州の神社はけっこう参道が長く神社の敷地も広いですね。









 上の写真3枚が霧島神宮の本殿の写真ですが、
 一番上の写真が入口にあるご由緒板を撮影したものです。そして次のが霧島神宮の朱塗りの本殿正面で、最後が本殿の奥まで撮影してみました。






 ここの2枚の写真は、日本晴れだった2012.5.5の端午の節句(たんごのせっく)の日に撮影したのですが、
 この日はこどもの日ということで、とにかく子供連れの参拝客が境内中にひしめいていて写真も撮ったのだけど、あまりにも人ばかりが写りこんでいるので (下の写真の本殿前に参拝客が長蛇の列を作っているのが少し写っています)、このブログには極力掲載するのは控えました。



 そして神宮境内にはご神木として坂本龍馬も眺めたという、樹齢800年、高さ37m、幹周り7.3mもある、超巨大なご神木の杉の木が祭られておりました。

 樹齢800年といえば、このご神木が芽生えたのが鎌倉初期の頃ですね。

 その頃といえば、ちょうど源氏と北条氏が日本初の武家政権である鎌倉幕府を開いた頃から、
 今までずっと倒れることもなく、枯れることもなく、雷が落ちて焼けることもなく、
   噴火によってつぶされることもなく、今日のこんにちまで暑い日も寒い日も、
   このご神木はずっと生き延びて参拝者を見つめてきたんですね。






    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 最初に投稿した場所から、鹿児島旅行のブログを連続してアップいるこの位置へと、このブログの場所を変更しました。最初に投稿した時にイイねを付けてくださった4人の皆様、マークは消えちゃいましたがどうもありがとうございました。
 
Posted at 2012/08/01 10:14:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 九州・沖縄 | 旅行/地域

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当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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