目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
こちらの運転席側のRマウントですが、23万kmの走行&雪国への遠征等による融雪剤、つまり塩カル等を被りしかも熱もかなりエンジンからもらっているので、マウント中央のボルトがすでに腐食でボロボロな状態になっています。
実は今回マウント交換するまで気が付きませんでしたが、L側のマウントゴムが完全にブッ切れていたんですけど、そんなことは部品を取り外すまで全く気付かず、単に部品代も無茶に高くないし、すでに20万km以上走行しているので、ここら辺りで一度交換しておこう …… という軽い気持ちから始めたマウント交換作業でした。
2
我がサンデーメカニックはマウント交換は今回初めてやるので、まずは見た目にも交換が簡単そうな運転席側の右マウントから交換開始です。
このダイハツ コンテのマウント、実は左右とも1ヵ所だけボルトが下から上へと向かって留められている個所があるので、(ここの作業場所は我が家ではありませんが) ピットやリフトなどない我が家では、床下から作業をするにはスロープ等が必須です。
また片側だけでもマウントを外せばエンジンは支えを失うので傾いてきます。それを防ぐためには、今回は空ブロックの上に手持ちのマサダの油圧ジャッキをかませてエンジンが落ちてくるのを防ぎます(写真)。
でも本当はスロープを使うと車体が斜めに傾くのであまり使いたくありませんが、とりあえずマウント中央部のボルトを仮に少しだけ緩めてから、マウントの下側から上向きに停めているボルト1本を、全長600mmの長いエクステンションバーを使って緩めて取り外します。
3
ここでの写真はすでにRマウントを取り外し、交換する新品のマウントと並べて撮影しています。
今回、詳しい作業手順は省略しておりますが、まずエンジン側のボルトから外していきますけれど、私はやっていますが基本的にDIYでするものではないし、トラブルを起こされても当方責任は取れませんので、整備書にはやり方が詳しく記載されてありますが、あえて詳しい手順は省略します。
それでも、と言われる方は、ディーラー等で整備書を見せてもらってください。
4
23万kmも使った我が車のRマウントゴムの断面を撮影。
やはりゴムに多数のヒビが入っていました。まだ切断まではしていませんでしたが、こちら側のマウントは動力伝達のためのミッションを留めているわけではなく、単にエンジンの熱と振動を受けるだけなので、左マウントみたいに切断してはなかったようです。分解して引きちぎれば割れるのかもしれませんが。
どちらにしても、もっともっと早くに交換しておくべきでした。
5
さてこちらは新品の右マウントとその固定に使う新品ボルトのすべてです。
当然新品なのでゴムはつややかだし、塗装はきれいで、ボルトもピカピカに光り輝いております。
なお右マウントは一度品番変更されているようです。詳しくは当コンテのパーツレビューに書きました。
6
新品Rマウントを真上から撮影。
またマウントの中心にあるボルトは、ストッパー交換時には最後に本締めいたします。そしてマウント内部のゴムの突起が、外側金属カバーの穴の位置に合うように調整してボルトをすべて締めていきます。もちろん1本は床下側から締めることになりますね。
7
新品マウントを車体に取付中に撮影した写真です。まずはボディ側の3本のボルトから締めていきます。
ボディ側のマウントのボルトを締め、次にエンジン側のボルト3本を締める直前で撮影したようです。
ここまでは写真を撮りながらでも1時間ほどで順調に済んだようです。
8
こちらの写真はだいぶん後日の2018.3.24に撮影したものです。
2018.1.7の日に新品マウントを取り付けてから、2月初旬に東北旅行へと行き、たくさんの融雪剤をかぶったせいで、まだ2か月しか経っていないのにすでにアルミ部分は色あせてしまい、ボルトの頭もだいぶんくすんできました。数年もすればもう腐食まみれでしょうね。
しかしこんなもので、軽自動車といえども何十kgもある重いエンジンを支えているのですから、マウントの負担は大きそうですね。
次へつづく
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