目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
現代のほぼどの車も、エンジンは車体に直接固定されてはいなくて、こちらの写真のような、主にゴムや内部に振動減衰のためのオイルが挿入された、俗に言う「マウント」「ムービングコントロールロッド」と呼ばれる部品で、エンジン・ミッションは車体に添え付けられています。
もしエンジンを直接車体に取り付けると振動はそのまま伝わるし、フレームは走行により多少はたわむので、重いエンジン取り付け部のところで応力がかかり、フレームやエンジンが変形したり破損といったことも起こり得るかもしれません。
こちら掲載の純正部品は以下の3点です。
代替新 12305-B2210 (旧 -B2102)
エンジンマウントSUB-ASSY RH
代替新 12306-B2035
(旧 -B2032 又は -B2034)
エンジンマウントSUB-ASSY LH
12309-B2020
エンジン ムービングコントロールロッドSUB-ASSY
2
こちらの写真に写っています多数のボルト類とブラケットは、今回交換するすべての部品を写したものです。
まあ黒く塗装されたブラケットはそんなに錆びていなかったので再利用できたでしょうが、せっかくマウントをすべて新品にするのでついでということで同時に交換します。
ボルト・ナット類のネジの部分は我が車ではまず大丈夫でしょうが、熱と融雪剤で工具を掛ける頭の六角のところがかなり腐食気味なので、あえて再利用せずにすべて新品にしておきます。
残念ながらボルト1本だけはどうしても抜くことができなかったので、今回は再利用しました。
3
こちらの写真は運転席側のRマウント本体と、交換予定のボルト類です。
こちらはコンパクトなマウントですが、軽自動車は横幅が狭いので、大きなマウントは取り付けられないのでしょうね。
4
上写真の運転席側のマウントの裏側になります。
ここのゴムの膨らみには液体が入っていて(減衰用オイル?)、エンジン振動を効果的に減衰するようです。
こちらのマウントは取り付け場所が狭いので小型化せざろえず、それがオイルが入っている理由かもしれません。
5
この写真は、助手席側の左側のマウントの部品写真です。こちらは設置スペースが取れるのか単に円形のゴムになっております。
見た目には非常に頑丈そうですが、CVTミッションを支えていることから絶えずトルクを受けるせいか、完全にゴムが干し切れていました。そのまま放っておけばエンジンが脱落して危ないところだったです。
しかもこの部品、2回も品番変更されていることからトラブルも多かったのでしょうね。
6
こちらの部品は床下に設置されるもので、正確にはエンジン ムービングコントロールロッドSUB-ASSYという長ったらしい名前で、CVTミッションとクロスメンバーとを繋ぐ部品です。
こちらの部品も取り付けなければ、エンジンは上部2ヶ所だけで支えていることになり、試しにゆすってみるとグラグラと簡単に揺れてしまいます。
コンテの場合は、右・左・真下の3点支持でエンジンを支えています。
7
ということで、部品は2017年末にはすべてそろっていたものの、年末年始は忙しく翌年になった2018年 1月 7日の日に、ボンネット内の左右のマウントは交換。
床下のムービングロッドは、しばらく後の2018年 1月 26日に作業を完了しました。
その間はと言いますと、ウエザーストリップがへたっていたり、こちら掲載の写真のとおりヒンジドア内部のサービスホールカバーが劣化していて、特に今年は寒くすきま風が車内に侵入するのに耐えられず、こちらのリフレッシュを優先してやっていました。この作業も後日アップする予定です。
8
ちなみにこちら掲載の写真は、お天気のいいお昼に、透明シート(サービスホールカバー)の貼り替え作業を完了した写真の一枚です。
真冬時の作業なので極力暖かい昼間に作業をしました。今年の冬は寒すぎで、夕刻~夜間になると即氷点下の気温となるので夜間作業はつらく、できるだけ昼間にするようにしました。
ということで次項からは、簡単にマウント交換の様子をアップしていきます。
次へつづく
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