
祇園での事故に続き、やるせない気持ちになった京都府亀岡市の暴走事故。
そんな中、続けてこんなニュースが。
「情報提供に遺族怒り 亀岡・暴走事故」
この報道をみて、私自身が経験したある1件を思い出しました。
数年前島根県に営業に回っていた時、偶然車と自転車との事故現場に遭遇しました。
事故の瞬間こそ目撃していませんが、「バーン」という接触音は今でも鮮明に覚えてます。
現場に駆け寄ると車のフロントガラスは粉々で、自転車はひしゃげて遥か彼方。
跳ね飛ばされた子供が道路に横たわり、全く動きません。
動転するドライバーをなだめ、二人で消防/警察に連絡。
救急車と警察が到着するまで、二人で必死に意識の無い子供に呼びかけました。
※私は「起きろ!」と松岡修造ばりに怒鳴ってました(・∀・;)
程なく到着した救急車で子供は病院に搬送され、ドライバーとは別に私は警察の聴取を受けました。
しかし当事者以外の「第一発見者」ではあったものの事故の瞬間の「目撃者」ではなかったので、警察官から「貴方もう帰っていいよ」と言われ事故現場を後にしました。
数日後、自宅に事故を起こしたドライバーから電話があり(私は留守でした)、更に数日後には手紙が届きました。
手紙には奇跡的に後遺症も無く普段通りの生活に戻った被害者の子供の事、不覚にも加害者になってしまった自分への自責の念、そして一緒に対処した私への感謝の気持ちが書き綴られてました。
子供が無事であった事は私も飛び上がる位に嬉しかったのですぐに手紙を返しましたが、この時「アレ?」と思ったのです。
なんで、俺の名前・住所・電話番号知ってるの?
この件で私の個人情報を伝えたのは、現場で自分を聴取した警察官だけです。
率直に感じたのは「警察って個人情報を簡単に第三者に教えるんだ」という事です。
あと・・・これは祇園の事故でも一部の人が似たような事を指摘してましたが、私も声を大にして言いたいです。
この事故の時、野次馬は沢山いましたが一緒に救護を手伝った人はほんの一握りでした。
警察官が「事故を目撃された方は申し出て下さい。」と言うと、走って立ち去る人までいました。
※私が現場に駆け寄った時、誰もいなかったので目撃者は本当にいなかったんですけどね。
そんなに事故は厄介事か?明日は我が身かも知れないんだぞ?
私はこんな思想が頭に根付いてるせいかこの後もやったら事故現場に遭遇し、頻繁に関わりまくってますが、それはまた別の話・・・
Posted at 2012/04/27 00:01:32 | |
トラックバック(0) | 日記