
私、自動車の免許を取得して今年で20年目を迎えます。
幸運にも、この間大きな事故を起こす事はありませんでした。

思い起こせば免許センターで試験を受け合格した後、免許センターの怖そうなオッチャンが開口一番
「お前ら合格したけど、ここ最近では平均点が一番低いぞオーコラァ」
と、ダメ出しされた事を今でも覚えてます。
オッチャンは続けて

事故で大型トラックのダブルタイヤに巻き込まれた小学生の遺体がどういう状態になるか。
速度超過で事故した運転手の体にどんな後遺症が残るか。
なんて話を延々と話し出しました。
恐らく、今はしてないでしょう。
トラウマ必至な内容なんで。
でも、事故の悲惨さは伝わりました。
それが大袈裟でなかったのを数年後、身をもって体験しました。

2003年、当時私は岡山市の会社に勤務してました。
週末の夕方、職場の女性が原付で会社を後にしました。
「お疲れさ~ん」
偶然玄関付近にいた私は声をかけましたが、これが最後になるなんて夢にも思いませんでした。
当然、本人も自分の人生が今日で終わるなど知る由もなかったでしょう。
翌朝、交通事故で死んだ事を先輩から電話で聞かされました。
事故の全容はこうです。
夜遅く原付を運転してた同僚の前に、泥酔した男性が歩道から急に車道に倒れこみました。
同僚はかわせず男性の頭部を前輪ではね転倒。
そして後方を走っていた軽自動車に頭部を轢かれてしまったのです。
同僚は即死。
事故の発端である男性も、翌朝息を引き取ったそうです。
同僚を轢いた軽自動車のドライバーは、免許を取得して間もない19歳の少年でした。
通夜に参列した際、同僚のお母さんから
「これで最後です。どうか皆さん顔をみてやってください。」
と言われるも、何人かの職場の人は拒否しました。
でも、私はしっかり見ました。
本当、言葉が出なかったです。
私は大きな事故を起こさず、20年目を迎える事が出来ました。
本当、偶然なんです。
いくら注意してても、不幸に事故に巻き込まれ命を落とす人も現実いるのです。
私はその偶然に感謝し、今後も運転していきたいです。
なんつって、実はブログ書き出してこの一件を思い出しました。
人間って薄情だなぁ・・・
ブギー-THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
Posted at 2016/08/21 02:23:11 | |
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