●ツール・ド・フランス 第9ステージ Bordeaux - Dax 170 km
O・フレイレ(ラボバンク)がゴールスプリントを制し、今季ツール2勝目!
ワインで有名なボルドーからダクスまでの170km。全コース、フラットな設定になっています。
このステージも先頭を逃げるグループを後ろから大集団が追う展開です。
明日からピレネー山岳ステージが始まるということで、平坦で活躍できる選手はステージ優勝を取りに行く最後のチャンス。
しばらくは、山岳ステージが続きます。
逃げる先頭は3人のグループを形成しています。
S・オージェ(コフィディス)、W・ベネトー(ブイグテレコム)、C・クネース(ミルラム)の3人です。
ゴールまで残り101km地点での先頭3人と後方の大集団との差は7分36秒。
かなり開いています。
逃げる3人は全員が均等にローテーションを組み、順に先頭交代をしています。
ゴールまで97.5km地点、パランティザン・ボルンのスプリントポイントを、ベネトー、クネース、オージェの順で通過。
おっ! TV画面には見覚えのある顔の男性が映っています。(^.^)
昨年引退した、M・チポッリーニです!
リクイガスのチームカーに乗り、イタリア国旗を外に出して“たなびかせ“ています。
サッカーワールドカップでイタリアが優勝したパフォーマンスでしょう。
久しぶりにイタリアの“伊達オトコ”を見ました。(^.^)
チポッリーニとイタリア国旗は
こちら。
レースはひたすら淡々と進みます。
先頭3人と大集団とのタイム差は縮まる傾向ですが、中だるみしている様子です。
ゴールまで92kmでは7分3秒差。
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ゴール手前80kmで、6分7秒差。
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ゴールまで70km地点では、5分37秒差。
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ゴールまであと62kmで、6分2秒差。(少し差が開きます。)
「土肥志穂さん」の現地レポートが入りました。
話題は、現在総合2位につけるF・ランディス(フォナック)に関することです。
フォナックが会見を開き、ランディスが大腿骨の付け根(大腿骨と骨盤をつなぐ関節部分)の血流が悪くなり、その部分の体内組織が壊死(えし)していく病気にかかっていることを明らかにしたそうです。w(゚o゚)w
チームとしては、この事態を楽観的に見ているようで、ランディスはツール終了後に手術を受ける予定とのこと。
現状、痛み止めを服用しながらレースを走っている模様です。
この会見が開かれた背景は、アメリカのメディアからランディスが病気になっている情報が漏れてしまったため・・・ということがあってのことらしいですね。
チームにとっても、ランディスにとっても不利になる情報ですが、要らぬ詮索をされないようにフォナックが先手を打って会見を開いたと想像しますけれど・・・。
加えて、クイック・ステップのチームの様子も伝えていました。
不調のT・ボーネンが未勝利のため、チームはピリピリムードになっているそうです。
選手がチームバスからなかなか出てこない状態が続いているそうですよ。
さて、レースはゴールまで残り50kmまで来ました。
先頭3人と大集団とのタイム差は、5分21秒。
ここから、大集団は本格的に追走に入りました。
ゴールまで41.5km地点。サン・ジロンのスプリントポイントをベネトー、クネース、オージェの順で通過します。
タイム差はどんどん縮まります。
ゴールまで38kmで3分52秒差。
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ゴール手前30kmでは、3分4秒差。
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ゴールまであと25kmで2分40秒差。
ゴールまで残り20kmを切り、19km地点でのタイム差は2分2秒になりました。
ゴールまで18km付近で、クネースがアタック!
ジリジリと詰め寄る大集団に焦ってアタックをかけたようです。
すぐに、オージェとベネトーが追い、クネースを捕らえます。
ゴールまで残り15km。逃げる3人と大集団とのタイム差は1分40秒です。
ゴールまで13km付近、大集団で落車が発生!
4人の選手が倒れています。
大集団は各チームが入り混じっての先頭交代・・・。
しかし、スピードは上がっています。
ゴール手前10kmでのタイム差は1分5秒差。
大集団が先頭の3人を射程圏内に捕らえました。
ゴールまで7kmでは33秒にまで迫ります。
・・・と、ここでまたクネースがアタック!
しかし、ベネトー、オージェが追いつき再び3人に。
ゴールまで残り5km。タイム差は23秒。
後ろには大集団が見えています。
ベネトーが最後のアタックをかけますが、その努力も実らず・・・ゴール前3.5kmで先頭の3人は吸収されてしまいました。
大集団は一団となりゴールのダクス市街へ入ります。
右へ左へとコーナーが連続するテクニカルなコース。
速度が高く、集団は一列棒状になっています。
CSCの選手がアタック!
S・オグレディーです!
大集団がすぐ後方に迫り、オグレディーの逃げも失敗・・・。
いよいよ、ゴールまで残り1kmを大集団が通過。
先頭はクイック・ステップのアシスト3人。その後ろにボーネン。
その横からリクイガスの3人が強力な加速で先頭に!
さらに、後ろからクレディ・アグリコルのアシストが先頭に出てきた!
チームメイトに引かれたT・ハスホフトが2番手にいます。
ゴール前500m。クレディ・アグリコルのアシストが退き、ハスホフトが先頭!
・・・と、クイック・ステップのアシストに引かれたボーネンがハスホフトの横に出現。
ゴール前300m。ボーネンがスプリント発進!
すぐ後ろにE・ツァーベル(ミルラム)が付いています。
さらにその後ろにフレイレが続く!
あっ! フレイレ来た!
フレイレ先頭か!?
フレイレの横からR・マキュアン(ダヴィタモン・ロット)も強烈な加速!
ボーネン、ツァーベル、フレイレ、マキュアンが並ぶようにしてゴール!
若干、フレイレとマキュアンが先にゴールしたでしょうか?
ゴールシーンは
こちら。
上空からのリプレイでは、先頭からボーネン、ツァーベル、フレイレ、マキュアンの順でスプリントしています。
フレイレが進行方向左側からボーネンを抜きに出て先頭へ!
さらにその左側からマキュアンがすばらしいスピードの延びを見せて、フレイレとマキュアンがほぼ同時にゴール・・・。
・・・いや! 同時ゴールではないですね。
タッチの差でフレイレが早くゴールしています。
ゴール判定の写真は
こちら。ほんの僅かの差です。
ゴール直後、フレイレとマキュアンが接触しそうになりますが、落車には至りませんでした。
マキュアンがフレイレのヘルメットをポンポンと叩いて「悪かったね(?)!」のリアクション。
マキュアンは“接触”するのが好きなようです・・・(^.^;
総合成績では順位、タイム差共に変動はありませんでした。
マイヨ・ジョーヌはS・ゴンチャール(T-モバイル)。2位、ランディス。3位、M・ロジャース(T-モバイル)でした。
マイヨ・ヴェールとマイヨ・グランペールも変わりなく、マキュアンとJ・ピノー(ブイグテレコム)がキープ。
さて、今日の第10ステージから待ちに待ったピレネー山岳ステージです。
↑第10ステージのコースプロファイルです。
カンボ・レ・バンからポーまでの190.5km。
注目はコース中盤にあるカテゴリー超級の「コル・ド・スデ(標高1540m)」とカテゴリー1級の「コル・ド・マリーブランク(標高1035m)」の上りですね。
スデ峠、マリーブランク峠はツールではお馴染みの峠です。
頂上ゴールではないので、総合優勝争いでは大きなタイム差はつかないと思いますが、総合成績上位の選手の間で振るい落としの動きがあると思います。
山岳を走れない選手は脱落し、山岳が得意な選手が先頭でゴールするでしょう。
山岳スペシャリストが総合上位へジャンプアップしてくるのではないでしょうか?
この第10ステージは、総合を狙う選手間では模様眺め&調子の良さの探り合いで終わり、ステージ優勝orマイヨ・グランペールを狙う一発屋の選手が積極的に動いてくると思います。
ランディス、ロジャース、A・クレーデン(T-モバイル)、C・エヴァンス(ダヴィタモン・ロット)、P・サボルデッリ(ディスカバリー・チャンネル)、D・メンショフ(ラボバンク)、C・サストレ(CSC)あたりの選手間でのタイム差はほとんど変わらないと予想しますが、どうでしょう・・・?(^.^)
逆に、G・シモーニ(サウニエ・デュバル)は総合順位を上げてくるでしょう。
山岳スペシャリストの活躍に期待ですね。
本当の勝負は、次の第11ステージだと感じますね。
いずれにせよ、楽しみなピレネーでの戦いが始まります!(^.^)