
ちょっと嫁さんが体調崩したので投稿が減ります。
お互いに体のあちこちにガタ出ていますが、コロナワクチンの3回目接種からずっと体調を崩しているので心配です。
そんなわけですが、昔撮影していたネガを整理していると懐かしい写真が出てきます。1994年のデータとなっていますが、結構気に入っていたブルーバード。
これは設定ミスで撮影当時は当時1991年です。ちょうど27歳で購入したのでハッキリ覚えています。
5年落ちの中古でしたが、走行距離も少なく家族で乗るのにAE86では手狭だったので乗り換えました。
このブルーバードは先代910系までのFRと決別しブルーバード初のFFでした。
そのおかげで室内は広くなっていたものの、FR=硬派のイメージが強い時代だった80年代から90年代には、あまり人気が出なかったモデルでした。
ただ搭載されていたCA型エンジンは秀作エンジンで、その後の名機SR型エンジンを生むことになります。日産伝統のL型エンジンの発展形であり、排ガス対策のZ型エンジンを更に進化させたエンジンでした。
Z型エンジンは単純に排ガスをパス出来れば良いというコンセプトだったので、CAエンジン完成までの繋ぎでしかなかったわけです。
そんなわけでCA型の開発には盛りだくさんな要求がなされました。
軽量、コンパクト、高効率、高性能・・・相当に要求が高かったわけです。
軽量、コンパクトはFF搭載によるもの。
実用性能面と高出力、高トルクの両立は相当大変だったようです。
CA18ETは小径タービンを使い過給レスポンスの向上が図られたエンジンでした。
ちなみに前エンジンとなるZ18ET型は135psで、CA18ETも私のSOHCヘッドも135PSでした。コンピュータ解析を活用したエンジンは、Z18型エンジンと比べ35㎏軽量化されています。
明らかにコンパクトなフォルムは現在のエンジンに通じるデザインの合理性をかいま見ることができると思います。
電子制御方式のエンジン(日産・ECCS制御方式)はにPLASMA(プラズマ)の愛称も与えられました。
このブルーバードは当時流行だったメーカーチューン仕様で、ハンドル、サスペンション、ストラットタワーバーなどNISMOのパーツで奢られていました。
オーディオもカロッツェリアの2DINで、収納式ナビ用TVモニターも装着していました。
トランクにあるのはナビ用のGPS(当時はデカくて感度は最悪)を装着、トランクには6連CDチェンジャーもありました。
5MTのターボでしたがSOHCだったこともあり、燃費はそれほど悪くなく13.5km程だった気がします。
これで金沢まで年に何回か走ったのが家族の良い思い出になっています。
家族そのもののライフスタイルが変化したことで、セダンというクルマが淘汰されて久しいですが、当時の憧れはやはりセダンでした。
CAエンジンは軽量化のために樹脂パーツを多く使用していたので、長期間乗り続けるには厳しいかも知れません。大衆車として多くが廃車された今は、なかなか見かけることが無くなったクルマ。
そう、クルマそのものが消えてしまったのですね。
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Posted at
2022/06/22 22:59:12