年末年始以降ずっと天気が続いて、休みになればどうしてもバイクに乗りたくなります。正月休みは時間の長短に関わらずPCXを動かしました。
特に二日の日は気温も暖かく電熱グローブも不要なほど暖かくバイク日和。
R127で東京湾の海岸線を流すのが定番。
実はちょっと前までは志駒渓谷の「もみじロード」を走っていたのですが、一部の他県ナンバーを含めたマナーの悪いライダーを見ていると全く楽しめなくなったんですね。
追い抜きもこちらが譲る前に、前を塞ぎ被さる様に抜かれることも何度も味わい、事故に巻き込まれるのも御免です。
やはり走るなら気持ちよく走りたいですからね。
そんな思いをしていた正月の二日の日。
やはり事故が遭ったようです。
千葉日報の記事を拝借しますが、
千葉県富津市山中の県道(通称・もみじロード)で2日午後4時半ごろ、男性のバイクが転倒した。40代とみられる男性は電柱にぶつかるなどして意識不明の重体。富津署は単独事故とみて、男性の身元や原因を調べている。
同署によると、現場は片側1車線の緩いカーブ。男性は1人でツーリング中だったとみて詳しく調べている。
事故発生の時間はちょうど日が暮れる頃で一番視認性が悪くなる時間です。
「もみじロード」は比較的走りやすいと思われますが、緩いカーブとありますがカーブが見た目よりもタイトになる場所も多く、アップダウンやグレイチングなど決して路面が良いとは言えません。
また、水飲み場と呼ばれる広場から保田方面に走ると、路面の端には細かい石も時々あるので、アウト側に寄り過ぎるとタイヤを取られます。
過去にはベテランも亡くなっていて、魔のカーブと呼ばれる場所もあります。
いくつものコーナーと渓谷沿いを走る景勝地ですが、あくまでも地元の生活道路なので無理は禁物ですしクルマも多く走る道です。
数年前からパトカーや白バイの巡回も始まり、実際に何度か事故現場に向かう、レスキューと救急車を目撃しました。
実はなぜこのようにバイクが増えてしまったかと言えばYouTube動画の影響によるもの。
2015年頃から少しずつ動画が紹介され、新たに走り込める場所として密かにバイクが増えていきます。
私もずっと走っていますが、それでも2016年まではそこそこバイクが走っている程度でした。それもクルマが多くなる前の朝の時間帯。
ところが2017年頃を境に急激に増えていった気がします。
そんな2017年6月4日に対向車線をはみ出したバイクが転倒、クルマと衝突して死亡しました。それまでは、転倒しても大きな事故は聞かなかった気がします。
この年は3件の事故が発生。
前年の2016年は14件の事故が発生していて、その中には仲間でツーリングに来て走りの動画を撮影中に事故を起こしたケースも含まれてます。
2016年以降は地元住民も規制強化の声を上げており、昨今の状況を踏まえると残念ながら歯止めも効かなくなっている気もします。
ハイカーやドライブに訪れる人からもネットでは、バイクに対する苦情が多いようです。
バイク乗りが増えるのは嬉しいことですが、総じて一部にはどうしてもルールを守れない人はいるものです。それが仲間や集団になると手が付けられません。
もちろん「もみじロード」は走るにはとても気持ち良いコースです。
自然を堪能しながらのんびり走るには本当に楽しい場所。
こういうのはかつてのバイクブームのように、時間が解決する問題なのかどうかわかりません。昔はよかったのに、今はダメなのかと思われるかも知れませんが、昔もダメだったわけで認められていません。
そんなことを考えながら、しばらくはのんびりトコトコ走れる場所を楽しく走ろうと思います。
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Posted at
2023/01/10 21:33:24